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2023.10.04

「阿吽の呼吸」の正しい意味は? 使い方、類語をご紹介

 

「阿吽の呼吸」の類語は「以心伝心」など

まずは「阿吽の呼吸」の類義語を解説していきます。

「阿吽の呼吸」の類義語
  1. 「以心伝心」
  2. 「暗黙の了解」
  3. 「シンクロ」

「以心伝心」

「以心伝心」は仏教用語に由来する表現で、言葉がなくても心を通わせていることを表します。心の状態にフォーカスした言葉のため、「阿吽の呼吸」のように行動やタイミングの一致については使えません。

「暗黙の了解」

暗黙の了解」は、はっきりと言葉にしなくても、当事者同士が納得しているという意味です。2人の行動に対して使うことが多い「阿吽の呼吸」に対し、「暗黙の了解」は大勢の人に対しても使えます。

「シンクロ」

シンクロ」は「シンクロナイズ」を省略したもので、同時に起こるという意味の言葉です。「シンクロする」といった使い方が基本で、同じタイミングで同じ行動をとることを表します。

「阿吽の呼吸」の対義語は「同床異夢」など

次に「阿吽の呼吸」の対義語を解説していきます。

「同床異夢(どうしょういむ)」

「同床異夢(どうしょういむ)」は、立場は同じでも考え方が違うことを意味します。言葉の由来は、同じ寝床(=同床)にいながら違う夢(=異夢)を見ることです。「阿吽の呼吸」は行動などが一致する状態のため、正反対の意味だといえるでしょう。

「隔靴掻痒(かっかそうよう)」

「隔靴掻痒(かっかそうよう)」はもどかしさや焦りを表す言葉です。靴を履いているときに足のかゆみを感じ、思い通りに掻けなくてもどかしいという状態に由来します。呼吸が合うことを指す「阿吽の呼吸」に対し、「隔靴掻痒」は歯がゆさを感じる点が相違しています。

「阿吽の呼吸」の意味を覚えておこう

「阿吽の呼吸」とは、2人以上の人が息の合った行動をしている様子を表す慣用句です。サンスクリット語や仏教用語に由来し、「対となるもの」という意味が転じて現在の使い方が定着しました。

日常会話やビジネスシーンで使われることが多く、息の合った2人のことを第三者が表現する際に用いるのが基本です。「阿吽の呼吸」の意味や使い方を理解し、会話の中で使ってみてください。

阿吽の呼吸

写真・イラスト/(C)Shutterstock.com

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