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2024.05.14

元の木阿弥とは、良くなった状態が元通りになること!意味や語源、使い方を解説

ビジネスシーンでの使い方

ビジネスシーンでは、苦労したことや手間がかかったことが無駄になった際に、「元の木阿弥」を使うことがあります。何かの努力が水の泡となった際は、「元の木阿弥」を使って表現してみましょう。

具体的な例文をご紹介します。

・クライアントから変更の連絡があり、時間をかけて準備した資料が【元の木阿弥】になりました
・社員みんなで賛成して決めましたが、上司が反対して【元の木阿弥】になりました。

「元の木阿弥」の類義語

「元の木阿弥」には、似た意味で使える類語がいくつかあります。

・水泡に帰す
・徒労に終わる
・白紙になる
・元の木椀

水泡に帰す」は努力や計画が無駄に終わることで、「水の泡になる」とも言い換えられます。また、「徒労に終わる」も同様の意味をもつ言葉です。よりストレートに表現するなら、「台無しになる」を使ってもよいでしょう。

白紙になる」は、最初の状態に戻ることを表します。なお、「元の木椀」は「元の木阿弥」の語源ともいわれ、朱塗りがはげて元の木の状態になることを意味する言葉です。きれいに見えていたお椀が元の見た目に戻ったという意味があることから、「元の木阿弥」と同じように使えます。

元の木阿弥

「元の木阿弥」を会話の中で使ってみよう

元の木阿弥」は、一度は良くなったもの・改善されたものが元の状態に戻ることを指します。戦国大名の身代わりだった人物を由来とする説や、長年の修行が無駄に終わった僧侶の話を由来とする説など、言葉の成り立ち方にはさまざまな説があります。

日常会話でもビジネスシーンでも用いられるため、意味を正しく覚えておくと安心でしょう。「元の木阿弥」の使い方などを理解し、ぜひ会話の中で使ってみてください。

 

写真・イラスト/(C) shutterstock.com

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