焼け石に水とは努力不足で役に立たないことを表すことわざ!意味や例文を解説 | Domani

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2021.12.23

【焼け石に水】とはどんな場合に使える言葉?類語や対義語を覚えて語彙を増やそう!

ことわざの一つである「焼け石に水」は、努力や援助が不足していて役に立たないことを意味します。「石」や「水」を使ったことわざはいくつかあるため、混同しないように正しく理解しておきましょう。「焼け石に水」の正しい意味や使い方、関連する表現などを解説します。

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「焼け石に水」の意味と由来

「焼け石に水」は役に立たないことを意味することわざです。焼けている石に水をかけたときの様子が由来とされています。

「焼け石に水」には語感が似ている言葉がいくつかあり、例えば「立て板に水」や「寝耳に水」などが挙げられます。同じ水という漢字を使っていても意味は全く異なるため、混同しないように注意しましょう。

焼け石に水

ここでは、「焼け石に水」の由来や混同しやすい言葉について解説します。

努力や援助が不足していて役に立たないこと

【焼け石に水:やけいしにみず】
《焼け石に水を少しばかりかけてもすぐ蒸発してしまうことから》努力や援助が少なくて、何の役にも立たないことのたとえ。

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

「焼け石に水」は「やけいしにみず」と読み、努力や援助が不足していて役に立たないことを意味します。例えば何かが起こった際に、わずかなサポートや努力では事態が好転しないことがあるでしょう。

そういった場面において「焼け石に水」を使うと、簡単には好転しない段階まで事態が深刻化しており、少しの働きかけでは変化が生じないことを伝えられます。

由来は焼け石に水をかけたときの反応

「焼け石に水」の由来は、焼け石(=火で熱して焼いた熱い石)に水をかけたときの反応です。高温になっている焼け石に少量の水をかけても、かすかな音がするだけで簡単に熱は下がりません。

焼け石にかけた少量の水がすぐに蒸発して石が冷えないという様子から、わずかな努力や頑張り、サポートが役に立たないという意味として使われるようになりました。この場合、焼け石は物事や起こったこと、少量の水は努力やサポートなどを指します。

「焼け石に水」と混同しやすい言葉

「焼け石に水」のように「水」や「石」を含む言葉として以下3つが挙げられます。

1.立て板に水
2.寝耳に水
3.石の上にも三年

「立て板に水」の意味は、話がスムーズで話し上手であることです。立てた板に水を流したとき、途中で止まらずに流れる様子に由来しています。

「寝耳に水」は、想定外の出来事が起こって驚くことを意味する言葉です。就寝中に洪水を知らせる水の音が聞こえて驚く様子や、寝ていて無防備なときに耳に水が入って驚くことなど、いくつかの由来があります。

石の上にも三年」は、辛いことでも辛抱して耐えれば成功することを表します。古代インドの修行者が石の上で3年間休まずに座禅を組んだ様子などが由来です。

【例文付き】焼け石に水の使い方2つ

「焼け石に水」の使い方は主に2つあります。日常会話はもちろん、ビジネスシーンでも使えるため、正しい使い方を理解しておきましょう。

焼け石に水

1.大きな効果が見込めないとき
2.努力や援助の効果がなかったとき

このように、今後起こり得ることに対して使うこともあれば、過ぎたことに対して使うケースもあります。ここでは、それぞれの使い方を例文とともに解説します。

1.大きな効果が見込めないとき

「焼け石に水」は、すでに事態が悪化していて少しの働きかけでは大きな効果が見込めないときに使える言葉です。効果がないと決めつけるのではなく、効果が出る望みが低いというニュアンスです。

基本的にはネガティブな意味で使いますが、「焼け石に水と知りながら」のように「何もしないよりはましである」という意味で使うこともあります。

具体的な使い方は以下の例文を参考にしてください。

・借金返済のために今から必死にお金を貯めても、【焼け石に水】だ。
・散々ミスをしておいて二度としないと誓っても、【焼け石に水】である。
・試験まであと2日しかないのに、今さら慌てて勉強を始めても【焼け石に水】だ。

2.努力や援助の効果がなかったとき

焼け石に水」は、物事に対して努力や援助をしたにもかかわらず、大きな効果が得られなかったことを表す際にも使えます。今後起こることではなく、すでに失敗に終わったことに対して使うのが特徴です。

努力や援助が不足して効果がなかったときの例文は以下を参考にしてください。

・重大なミスを犯して取引先に謝罪したが、【焼け石に水】だった。

「焼け石に水」の類義語と反対語

「焼け石に水」の類義語と反対語を理解しておくと、一気にさまざまな語彙を増やすことができます。ここでは、「焼け石に水」の類義語と反対語について解説します。

焼け石に水

「焼け石に水」の類義語

・二階から目薬
・徒労(とろう)
・無意味
・付け焼き刃

二階から目薬」は高い場所から目薬を差す様子に由来しており、物事が思い通りに進まないことを意味します。「徒労」は努力して頑張っても報われないこと、「無意味」は無駄になることを表す言葉です。

付け焼き刃」は、一見すると立派な刃物でも実は切れ味が悪い様子を指します。そこからその場しのぎというニュアンスにつながり、効果が少ないという意味で使われています。

焼け石に水の反対語

・塵(ちり)も積もれば山となる
・火に油を注ぐ
・助長する
・煽り(あおり)立てる

「塵も積もれば山となる」は、小さなことでもコツコツ積み重ねていくことで素晴らしい結果が得られるという意味です。努力に対して効果が得られない「焼け石に水」とは反対の意味であることがわかるでしょう。

「火に油を注ぐ」の意味は、すでに勢いがあるものに対してさらに勢いを加えることです。「助長する」は物事が成功するように手助けすること、ある傾向をより著しくさせることを表します。

「煽り(あおり)立てる」には誘導するという意味があり、ある行いをするように促す様子を表す際に使います。

「焼け石に水」は役に立たないことに対して使う!

「焼け石に水」は、努力や援助が足りなくて役に立たない様子を表す際に使えることわざです。行動に対して大きな効果が見込めないときや、努力や援助の効果が得られなかったときに使います。

焼け石に水

「焼け石に水」を別の言葉に言い換えたいときは、「二階から目薬」や「徒労」などが適しています。反対の意味をもつ言葉は「火に油を注ぐ」や「助長する」などです。

「立て板に水」や「寝耳に水」などの似ている言葉がありますが、それぞれ意味が異なるため注意しましょう。「焼け石に水」の意味や使い方を理解し、会話の中で使ってみてください。

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