ゲームやアニメのキャラに対して使う
ゲームやアニメのキャラの設定として「朴念仁」が使われることもあります。キャラの性格を表す際は、自分への好意に気づかなくて恋愛に疎い性格という意味をもつことが多いです。
特に恋愛もののゲームやアニメの主人公の設定では、上記の使い方がよく見られます。これは、初期の段階で主人公が誰かと結ばれてしまうと今後の展開につなげにくいからだと考えられます。
ゲームやアニメのキャラに対して使う際の例文は、以下を参考にしてください。
【例文】
・【朴念仁】の主人公に振り回されるキャラがいじらしくて、思わず応援してしまう。
・この作品では、主人公は【朴念仁】という設定になっている。
・いくらアニメとはいえ、こんなにも【朴念仁】な主人公がなぜモテるのだろうか。
「朴念仁」の3つの言い換え表現
「朴念仁」を別の言葉で表したいときは、以下の3つの言い換え表現が使えます。
「朴念仁」を使うと、相手によってはマイナスなイメージで受け取られてしまうことがあります。悪口と思われるのを避けたいなら、言い換え表現を使ってポジティブな意味合いとして伝えましょう。
ただし、「唐変木」はネガティブな印象が強いため、使い方には注意が必要です。ここでは「朴念仁」の言い換え表現について解説します。
唐変木
「唐変木」には以下のような意味があります。
・気が利かない
・物分かりが悪い
・頑固である
・偏屈である
「朴念仁」よりもネガティブな印象があり、悪口という意味合いが強いのが特徴です。不用意に使ってしまうと、トラブルに発展する可能性があるので注意しましょう。「分からず屋」や「でくのぼう」と言い換えることも可能です。
落ち着いている
「朴念仁」をポジティブに言い換えたいときは、「落ち着いている」を使うのが適切といえます。無口な人というと、人によってはネガティブな言葉と思われることがありますが、落ち着いている人といえば角が立たないでしょう。
その他にも、「朴念仁」は「無愛想な人」や「媚びない人」と言い換えられます。頑固な性格をポジティブに表したいなら、「意志が強い人」や「信念を持っている人」と言い換えましょう。
鈍感
恋愛面で疎い性格を表す際は、「朴念仁」の代わりに「鈍感」が使えます。対象の性別を限定しないため「朴念仁」と違って女性に使うことも可能です。
なお、「鈍感」は感覚や感じ方が鈍いことを意味するため、恋愛面に限らず使うことができる言葉です。相手に「鈍感」と伝えたとき、場合によっては恋愛の話題と伝わらない可能性があるため、恋愛面でのことだとわかるように補足するのが無難です。
「朴念仁」にならないように気をつけよう
「朴念仁」は主に男性の性格を表す言葉で、無口な人や無愛想な人、頑固な人に対して使います。恋愛面においては異なる意味をもち、自分に向けられた好意に気づきにくい性格を指します。
人によっては悪口と受け取られることがあるため、ポジティブに伝えたい場合は言い換え表現を使うとよいでしょう。
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