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LIFESTYLE雑学

2021.12.18

【粉骨砕身】とはどんな意味?意味を知って正しい使い方をしよう!

「粉骨砕身」の意味は「身を粉にして精一杯努力すること」で、ビジネスシーンでもよく使われる言葉です。この記事では、「粉骨砕身」の使い方や例文、類語を解説します。正しい使い方を知り、ビジネスシーンやプライベートでの表現の幅を広げましょう。また由来もご紹介するので参考にしてください。

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「粉骨砕身」の意味と由来

「粉骨砕身」の意味は「身を粉にして精一杯努力すること」です。読み方は「ふんこつさいしん」です。

辞書にある意味は以下の通りです。

【粉骨砕身】
力の限り懸命に働くこと。

「粉骨砕身」は自分の持っている能力をフル活用して、一生懸命努力することを表します。「粉骨」は、骨を粉にするほど努力するという意味があり、「砕身」は身が砕けるほど苦労することという意味です。

「粉骨砕心」や「粉骨細心」と書き間違えることもあるようです。正しい漢字表記を覚えておきましょう。

由来は禅宗の経典『禅林類纂』

「粉骨砕身」は、中国の唐の時代に書かれた禅宗の経典である『禅林類纂(ぜんりんるいさん)』に由来します。「粉骨砕身も未だ酬ゆるに足らず、一句了然として百億を超う」という教えから生まれました。

この言葉は、「身を粉にして働いているけれども、まだお釈迦様の恩義に報いるまで達していない。お釈迦様の一句は、百億年の修行をしたのと同じくらいの価値があるのに」と訳されます。現代でも意味が通じるように言い換えると「他人の為に精一杯努力することは、難しくて尊い」ということを表しているのです。

この経典をもとにして、「粉骨砕身」という四字熟語が生まれました。

【例文付き】「粉骨砕身」の使い方

「粉骨砕身」は、全力を尽くして精一杯努力することを表明するときに使われることが多いです。ビジネスシーンで上司や取引先へ意気込みを表明するときによく使われます。もちろん、自分自身の努力に対して使うこともできますが、自己犠牲の意味がある言葉なので過度に使うのは控えた方がよいでしょう。

粉骨砕身

主な言い回しを以下に挙げてみます。

・粉骨砕身して
・粉骨砕身の思いで
・粉骨砕身の覚悟

これらの言い回しがどのように使われるのか、以下の例文を参考にしてください。

【例文】
売上1位を目指して【粉骨砕身の覚悟】で開発します。
・いままでとは気持ちを入れ替えて、【粉骨砕身の思いで】取り組みます。
・【粉骨砕身して】、業務に当たります。

「粉骨砕身」の類語2つ

ここからは、「粉骨砕身」の類語を2種類詳しく解説します。「粉骨砕身」の類語は以下のとおりです。

1.精一杯働くことを意味する「骨折り」
2.目的のために力を尽くす「尽力」

粉骨砕身

それぞれ、ビジネスシーンで使える言葉です。スピーチや決意表明のときに活用してみてください。以下でそれぞれの意味や活用例を解説していきます。ぜひ類語を覚えて使ってみてください。

【類語1】骨折り

「粉骨砕身」の類義語1つ目は、精一杯働くことを意味する「骨折り」です。読み方は「ほねおり」で、努力して頑張った様子を表す言葉として使われています。

辞書の意味は、以下のとおりです。

【骨折り】
苦労すること。精を出して働くこと。努力。

丁寧な表現をする場合には、「お骨折り」といい、部下や同僚に対しては「骨折り」を使いましょう。自分の努力を表現するときは「骨が折れた」で問題ありません。使うときは、以下の例文を参考にしてみてください。

【例文】
・【骨折り】の仕事のお礼に、食事を頂いた。
・目標達成のために、【お骨折りいただき】誠に感謝致します。

【類語2】尽力

「粉骨砕身」の類語の2つ目は、目的のために力を尽くすことを意味する「尽力」です。読み方は「じんりょく」で、自分ではなく他人の為に力を尽くすニュアンスが強い言葉と言えます。

辞書では、以下のように解説されています。

【尽力】
ある目的の実現のために、力を尽くすこと。

部下や同僚に対しては「尽力」を使いましょう。上司や取引先に使う場合は、敬意を表す「ご」を付けて「ご尽力」が適当です。使うときは、以下の例文を参考にしてみてください。

【例文】
・Aさんの【ご尽力】のおかげです。
・会社のために【尽力】する。

「粉骨砕身」と似ている四字熟語2つ

「粉骨砕身」と似ている四字熟語は2つあります。

粉骨砕身

1.全ての体力・精神力を注ぐ「全身全霊」
2.目的達成のために小さな努力をする「粒々辛苦」

それぞれの意味や使用例、辞書的な意味について解説します。これらの四字熟語もビジネスシーンやプライベートで十分活用できる言葉です。ぜひ覚えて、日常のシーンで使ってみましょう。

【四字熟語1】全身全霊

「粉骨砕身」と似ている四字熟語の1つ目は、全ての体力・精神力を注ぐ意味がある「全身全霊」です。読み方は「ぜんしんぜんれい」で、全身は「体力」、全霊は「精神力」を意味しています。

辞書では以下のように解説されています。

【全身全霊】
からだと心のすべて。体力と精神力のすべて。

全身全霊を捧げる」「全身全霊を打ち込む」という言い回しをよく耳にするかもしれません。使うときは、以下の例文を参考にしてみてください。

【例文】
・自分のプロジェクトには、【全身全霊】を捧げる。
・自分には、【全身全霊】を打ち込むことがない。

【四字熟語2】粒々辛苦

「粉骨砕身」に似ている四字熟語の2つ目は、目的達成のために小さな努力をするという意味がある「粒々辛苦」です。読み方は「りゅうりゅうしんく」で、粒々は「穀物の一粒」を表しており、辛苦とは「つらく苦しいこと」を表しています。

辞書では以下のように解説されています。

【粒粒辛苦】
穀物の一粒一粒は農民の辛苦の結晶であるということ。米を作る農民の苦労をいう。転じて、物事を成し遂げるために、こつこつと苦労を重ね、努力を積むこと。

言い回しとしては「粒々辛苦して」「粒々辛苦の姿勢」などの言い回しで活用されます。使うときは、以下の例文を参考にしてみてください。

〈例文〉
【粒々辛苦】して、貯金が100万円貯まった。
・【粒々辛苦】のすえ、やっと実を結んだ。
・どんなにつらくても【粒々辛苦】の姿勢で取り組みなさい。

「粉骨砕身」の意味を知って正しい使い方をしよう!

粉骨砕身」は、身を粉にして精一杯努力することで、禅宗の経典である『禅林類纂』にある教えに由来します。「粉骨砕身」はビジネスシーンでの意思表明などに使えるため、ぜひ活用してみてください。

粉骨砕身

類語には「骨折り」や「尽力」があります。上司に使う場合は、丁寧な表現にする必要があるため、注意しましょう。似ている四字熟語として「全身全霊」や「粒々辛苦」があるので、使ってみてください。「粉骨砕身」の正しい意味を知って、上手に使いましょう。

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(引用すべて〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

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