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2021.12.31

使いこなせたらすごい!【君子、危うきに近寄らず】の意味とは?

「君子、危うきに近寄らず」とは、賢い人はいつも慎んだ行動をし、危険はおかさないという意味です。教訓にされることが多く、行動を慎むよう注意をする場合にも使われます。今回は、「君子、危うきに近寄らず」の意味について説明し、例文やよく似た言葉、対義語も紹介します。

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「君子、危うきに近寄らず」とは行動を慎むこと

「君子、危うきに近寄らず」は「くんし、あやうきにちかよらず」と読みます。自分から危ない場所には近づかず、行動に気をつけるという意味です。

【君子(くんし)は危うきに近寄らず】
君子はいつも身を慎んでおり、危険なことはおかさない。

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

君子、危うきに近寄らず

慎重に行動するべきという教訓として使われることが多く、危険な場所には近づかないようにという注意喚起にも使われます。自分が苦手なことを避けるために、冗談のように使われる場合もあるのが特徴です。

ここでは、「君子、危うきに近寄らず」の意味について紹介します。

正確な出典は不明

「君子、危うきに近寄らず」の正確な出典は不明です。「君子」とは古代中国の言葉で、学識・人格ともに優れた者とされています。

「君子、危うきに近寄らず」の言葉はこの「君子」に着目する必要があり、徳のある優れた人物であれば危険な場所に近づいたり、自分の身が危険になる行動に出たりしないということを伝える言葉です。「君子」が持つべき態度や行動はどのようなものか、説明するものともいえるでしょう。

苦手なことを避けるときにも使われる

「君子、危うきに近寄らず」は「危険な場所に近づかない」という意味を特に強調し、冗談のように使われる場合もあります。自分に都合の悪いこと、苦手なことがあるとき、それらを避ける口実として使うような場合です。

例えば、次のように使われます。

経営陣とのランチ会はパスすることにした。【君子、危うきに近寄らず】だよ

「君子、危うきに近寄らず」の例文

「君子、危うきに近寄らず」を使った例文で、どのような場面で使うのか確認しておきましょう。

君子危うきに近寄らず 意味 類語 対義語

・台風の日に出かけようとしたら【君子、危うきに近寄らず】と注意された
小さい頃から父に【君子、危うきに近寄らず】と言われてきたため、慎重に行動する習慣がある
・口の悪い人には近づかないほうがいい。【君子、危うきに近寄らず】というからね
【君子、危うきに近寄らず】で、条件が良すぎる話には乗らないほうが良い

「君子、危うきに近寄らず」の類語

「君子、危うきに近寄らず」にはよく似た言葉がいくつかあります、言葉の意味をよく理解するには、これらの類語をチェックしてみるとよいでしょう。

君子、危うきに近寄らず

危険なことは避けるべきという「触らぬ神に祟りなし」や、誤解を受ける行動は慎むべきという「李下に冠を正さず」などが挙げられます。ここでは「君子、危うきに近寄らず」の類語と、その意味について見ていきましょう。

【類語1】触らぬ神に祟りなし(さわらぬかみにたたりなし)

「触らぬ神に祟りなし」は、関わらなければ問題は起きず、余計な災いを招くことはないという意味です。「君子、危うきに近寄らず」と同じく、教訓や注意喚起として使われます。

「神」は世の中を支配する神様のことではなく、現世に不満を持って亡くなった「祟り神」のことです。祟り神は、触ることさえなえれば祟られることはないということを表します。

危険なことに関わらなければ問題は起きないという意味の「君子、危うきに近寄らず」とはよく似ている言葉といえるでしょう。

【類語2】李下に冠を正さず(りかにかんむりをたださず)

「李下に冠を正さず」とは、誤解を受ける行動はするべきではないという意味です。

「李下」とはすももの木の下を指し、そこで冠をかぶり直していると、すももを盗んでいるように見えることを表しています。疑いをかけられるような行動は慎むべきという教えです。このような教えは「君子、危うきに近寄らず」と通じるものがあります。

【類語3】瓜田に履を納れず(かでんにくつをいれず)

「瓜田に履を納れず」とは、人に疑われるような行動は慎むべきというたとえです。

「瓜田」とは瓜の畑、「履」は履きものを指します。「瓜田に履を納れる」とは瓜畑で靴を履き替えるという意味合いで、「瓜田に履を納れず」はそのような行動をすると瓜を盗んでいるように見られるため、慎むようにすべきという意味です。

慎重に行動するべきという「君子、危うきに近寄らず」と同じような教訓を持つ言葉といえるでしょう。

「君子、危うきに近寄らず」の対義語

「君子、危うきに近寄らず」には対義語もあります。危険な行動を促す内容で、「虎穴に入らずんば虎子を得ず」や「危ない橋も一度は渡れ」が代表的です。

君子、危うきに近寄らず

「君子、危うきに近寄らず」とは一見、正反対に思える言葉ですが、それぞれに教訓となる内容が込められています。ここでは、「君子、危うきに近寄らず」の対義語となる言葉の意味を見ていきましょう。

【対義語1】虎穴に入らずんば虎子を得ず(こけつにいらずんばこじをえず)

「虎穴に入らずんば虎子を得ず」とは、大きな成果を得るためには危険をおかすことも必要だという意味です。

ここでは「虎子」がいることが前提で、「虎子」という成果を得るためには、虎穴に入る危険をおかす価値があることを伝えています。ただ、危険をおかすことを推奨しているわけではありません。大きな利益を得るためには、ときに危険を冒す勇気も必要だと教える言葉です。

【対義語2】危ない橋も一度は渡れ(​​あぶないはしもいちどはわたれ)

「危ない橋も一度は渡れ」とは、危ないとわかっていることでも一度は挑戦してみるべきという意味です。安全な方法ばかりとっていたのでは成功は難しく、時には挑戦することも大切だということを示しています。

「虎穴に入らずんば虎子を得ず」と同じく、危険な行動を勧めているわけではありません。保身に走らず、チャレンジ精神も持つべきことを諭している言葉です。

「君子、危うきに近寄らず」は教訓にされる言葉

「君子、危うきに近寄らず」は、賢い人であれば慎重に行動するという意味で、災いを招く言動や行動は慎むべきという教えです。教訓とされることが多い言葉で、軽はずみな行動をとることを諫めています。

君子、危うきに近寄らず

類語も多くあるため、あわせて覚えておくとよいでしょう。対義語もありますが、それぞれに教えとなる意味合いがあります。こちらも一緒に確認しておくことをおすすめします。

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