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WORK 挨拶・マナー

2025.12.27

「ご高覧」ってどういう意味?由来や使い方、「ご査収」との違いは?

ビジネスシーンでよく耳にする「ご高覧」というフレーズを、自在に使いこなせたらかっこいいですよね。今回は意味を始め、由来、使い方、「ご査収」との違いまでをご紹介していきます。

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Summary

  • 「ご高覧」(ごこうらん)とは、「ご覧ください」をより丁寧にして敬意を込めた言葉
  • 目上でも直属の上司などの身近な人には使わず、主に書き言葉で使用する
  • よく調べて受け取る「ご査収」と、見ることを意味する「ご高覧」の違いに注意

「ご高覧」とはどういう意味?

ビジネスの場面でよく見かける「ご高覧」という言葉、読み方は「ごこうらん」です。スムーズに使えたらかっこいいですよね。ここでは、正しい意味について解説していきます。

ご高覧
(c)Adobe Stock

「ご高覧」は「ご覧ください」をより丁寧にした言葉

「高覧」とは、目上の人に見てもらうことに対して敬意を示す言葉です。この言葉に、さらに尊敬の意味を表す「ご」をつけているため、より丁寧にかつ最大級に相手を敬っていることがわかります。

「ご覧ください」の「ご覧」は見ることの尊敬語を意味します。また、「ご覧ください」の「ください」は、補助動詞として付属的な意味を添えているだけです。

このことから考えると、敬う意味が二重に込められた「高覧」は「ご覧ください」よりも丁寧だということがわかります。

働く女性

「高覧」は「ご覧ください」よりも丁寧な言葉です。

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余談:三国志と関係がある?

三国志の武将に「高覧」という人物がいましたが、今回は関係がありません。この言葉の由来になっているというわけではないので、誤解しないようにしましょう。

ちなみに、高覧という人物は中国後漢時代末期の武将で、一騎打ちをするなど、強くて勇気のある武将だったようです。

「ご高覧」をビジネスで使うときの注意点

目を通していただきたいものがある場合にとても便利な「ご高覧」。しかし、ビジネスの場面で誰に対しても使えるというわけではありません。以下に注意点を挙げていきます。

「ご高覧」は同僚や部下には使わない

「ご高覧」は、とても丁寧に相手を敬う言葉です。そのため、同じ会社の同僚や部下には使用しません。大切なお客様や上司など、目上の方に使用する言葉なので注意しましょう。

「ご高覧」は目上の人であっても、身近な人には使わない

直属の上司など、自分より目上であっても身近な存在の人に「ご高覧」を使用すると、不自然で硬い表現になってしまいます。自分と相手の関係をよく考えて使用しましょう。

働く女性

身近な目上の人に「ご高覧」は使わず「ご覧ください」を使用する方が自然です。

「ご高覧」の後は、「賜る」「いただく」「供する」

「ご高覧」は名詞です。そのため、単独では使用せず他の言葉と組み合わせて使用します。頻繁に使用されるのは「賜る」「いただく」「供する」です。二重敬語には当たらないのでご安心ください。

【実際のエピソード】「ご高覧」に関する成功談・失敗談

「ご高覧」という言葉に関する体験談には、どのようなものがあるのでしょうか? ビジネスシーンにおいて、何か気づきや学びを得た実際のエピソードを紹介していきます。

【episode1】重要な提案書提出時の最上級の敬意表現

ショートカット女性のシルエット

Yさん(管理職、37)

若手時代、役員や大手クライアントに提出する「最終決定を求める」非常に重要な提案書の送付メールを上司が作成しているのを見た時のことです。上司は結びの言葉で「ぜひ、ご高覧いただけますと幸いです」と記していました。当時、私は「ご覧ください」の丁寧語である「ご査収ください」や「ご確認をお願いします」を使っていたので、気になって聞いてみたのです。すると上司は「役員や社長といった相手に、『時間を使って細部まで目を通し、判断していただく』ことを願う際には、『ご高覧』が最も敬意を伝えられる」と教えてくれました。この経験から、私にとって「ご高覧」は、目上の人への最上級の依頼として定着しました。

【episode2】依頼文書における「ご査収」との混同

ショートカット女性のシルエット

Kさん(管理職、40)

私が若手だった頃、クライアントに契約書と同時に単なる参考資料をメールで送付した際、何も考えずに「別紙資料をご高覧ください」と書いてしまいました。後日、上司から「『高覧』は目を通して内容を検討してもらう時に使う。契約書などの『受け取って確認するだけ』の文書には、中身を細かく検討する必要がない『ご査収』や『ご確認』を使うべきだ」と注意を受けました。以来、「ご高覧」は〝内容の検討や判断を求める重要な資料〟に限定して使うよう徹底しています。

「ご高覧」を使った例文

「ご高覧」は、主に書き言葉で使用します。口頭で使うことはほとんどなく、書面やメールなどの文書での使用が基本です。以下に例文をご紹介します。

ご高覧
(c)Adobe Stock

「資料を同封いたしますので、ご高覧ください」

目を通していただきたいものをメールや文書で送る場面などにおいて、上記の文章を使用します。資料や招待状などはもちろん、履歴書を送る際にも使える表現です。就職活動や転職活動にも活用していきましょう。

「こちらの文書をご高覧に供するとともに、活用いただければ幸いです」

「ご高覧に供する」は定型句的な表現で、頻繁に使用されるので覚えておいて損はないでしょう。「供する」とは、身分の高い人などに、差し上げるという意味の動詞です。

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