「新店舗をご高覧くださった皆様には、特別な特典があります」
例文は、自分の見て欲しいものを見てくださった方に敬意を込めた表現です。感謝や別の案内を伝える際に使用しましょう。
「ご高覧」と似ている言葉に要注意
「ご高覧」と同じ意味の言葉として、「ご清覧(せいらん)」や「賢覧(けんらん)」が挙げられます。「ご査収(さしゅう)」はとても似ていますが、少し使う場面が違うので注意してください。
類語「ご清覧」
「ご清覧(せいらん)」は「ご高覧」と同じ意味の言葉です。相手が見ることを敬う言葉で、主に文章で使用するところも同様です。
例文:「御清覧いただければ幸いです」
類語「賢覧」
「賢覧(けんらん)」は「ご高覧」と同じ意味の言葉です。相手が見ることを敬う言葉で、主に文章で使用するところも同様です。
例文:「こちらのサンプルを賢覧に呈します」
似ているけど少し意味が違う「ご査収(さしゅう)」
一般的に、「ご高覧」は既に完成している文書や作品をお知らせする際に使用します。中身をじっくり確認して欲しい時には使用しません。そんな時には「ご査収」を使用します。「ご査収」はよく調べて受け取るという意味です。便利な表現なので覚えておきましょう。
例文:「添付している資料の5ページ目をご査収ください」
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「ご高覧」の対義語
「ご高覧」は相手に見てもらうことを敬って表現した言葉でした。では、自分が「見た」ということを伝えたい時はどういう表現を使用すればいいのでしょうか?「ご高覧」の反対語も紹介します。
「拝見」
自分自身が「見た」ということを丁寧に相手に伝えたい時には「拝見」などを使用しましょう。「拝見」は謹んで見る、という意味です。
例文:「企画書を拝見しましたので、ご連絡いたしました」
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「拝読」
視覚的に見たということではなく、文章を読んだことを強調したい場合は「拝読」を使用しましょう。
例文:「手紙を拝読して、感じるものがあり、涙がこぼれました」
最後に
「ご高覧」は何かを見ていただきたい相手を敬う表現です。 ビジネスシーンでは、資料や商品などを色々な人に見てもらいたいと思う機会がたくさんあります。適切な表現を使用することで、相手を尊重しながらしっかりとお願いできるようにしましょう。
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