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2023.09.08

「クッション言葉」とは? 使用するメリットや使い方を場面別に紹介

 

「クッション言葉」とは、優しい伝え方をする際に使う言葉のことです。言い方を変えるだけで、相手の受け取り方は全く異なってきます。本記事では、「クッション言葉」を使用するメリットや使い方について紹介します。

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「クッション言葉」とは?

「コミュニケーションをとる」と一口に言っても、案外難しいもの。自分の意見をしっかり伝えたつもりが、間違った捉え方をされていたり、どのように伝えるべきか分からなくなってしまったり…。伝え方一つで、相手を不快な思いにさせてしまうなんてこともあるかもしれません。

相手と良好な関係を築くためにも、「クッション言葉」を添えることは非常に大切です。本記事では、場面別の「クッション言葉」の使い方や、使用するメリットについて紹介します。日常会話やビジネスシーンで、クッション言葉を上手に取り入れてみてください。

スムーズな会話

「クッション言葉」とは、そのまま伝えてしまうと相手を不快にさせる恐れがあることを、オブラートに包んで優しく伝える際に使うことができる言葉のことです。日常生活からビジネスシーンに至るまで、誰かに相談や質問をしたい際に、どのように伝えるべきか分からなくなってしまったという経験は、誰にでもあるのではないでしょうか?

相手に悪印象を与えてしまうことを恐れて、結局自分の気持ちを伝えることができなかったというケースもあるかもしれません。丁寧な伝え方になる「クッション言葉」をいくつか知っておくことで、相手とのコミュニケーションを円滑にすることに期待ができます。

日常会話はもちろん、電話対応やメールの文面などにも使うことができるため、覚えておいて損はないでしょう。ただし、クッション言葉を多用しすぎると、どうしても定型文のようになるため、気持ちが込められていないと感じられてしまうかもしれません。

相手に対する心遣いとして使われる「クッション言葉」ですが、多用すると回りくどい言い方になってしまいがち。そうなると、伝えたかったことがしっかり伝わらなかったということもあるため、使用する際には注意が必要です。

「クッション言葉」を使うメリット

「いちいち前置きするのは面倒くさい…」「自分の気持ちをストレートに伝えたい」と感じる方も多いかもしれません。しかし、クッション言葉を使うことには様々なメリットが挙げられます。ここでは、「クッション言葉」を使うメリットについて紹介します。

一緒にお辞儀をするスーツを着た男性と女性

1:相手に好印象を与えることができる

クッション言葉を使用する最大のメリットとして、相手に好印象を与えることができるという点が挙げられます。例えば、「この資料を期日までにまとめておいてもらえますか?」とお願いされるより、「お手数をおかけしますが、この資料を期日までにまとめてもらえますか?」とお願いされた方が、受け取る側の印象はよくなるでしょう。

伝えている内容は同じでも、クッション言葉を添えるだけで、相手が受ける印象は大きく変わります。同じように、日常会話においても、クッション言葉を使うことで相手に柔らかい印象を与えることができるのです。

親しい友人や家族なら、自分の意見をストレートに伝えても構わないと思いがちかもしれません。しかし、伝え方を工夫するだけで、余計な喧嘩をして疲れてしまうことも少なくなりますよ。相手が誰であっても、配慮の行き届いた伝え方を心がけたいですね。

2:頼み事を聞き入れてもらいやすくなる

先述の通り、同じ頼み事でも「お手数をおかけしますが」「お忙しいところ恐縮ですが」などのクッション言葉を添えることで、相手が受ける印象はよくなります。人間には感情があるため、心遣いが感じられる伝え方をされると嫌な気持ちはしないでしょう

たとえ無理のあるお願いだったとしても、「そこまで言うなら…」と聞き入れてもらえるかもしれません。何かとコミュニケーションをとることが多いビジネスシーンでは特に、クッション言葉を使用することは重要であるといえるでしょう。

「クッション言葉」の使い方

同じクッション言葉でも、場面別に様々な表現があります。クッション言葉を複数覚えておくことで、相手との会話をスムーズに進めることができるでしょう。ここでは、「クッション言葉」の使い方について、場面別に紹介します。

会話している男女のイラスト

1:頼み事をしたいとき

相手に何か依頼したいことがあるときには、「お手数をおかけしますが」「恐れ入りますが」「差し支えなければ」などのクッション言葉を使用します。これらのクッション言葉を添えることで、相手に不快感を与えることなく、依頼の内容を伝えることができるのです。

「あなたが忙しいことは十分理解していますが、その上でお願いがあります」という、相手を気遣うニュアンスを含むため、相手に依頼を聞き入れてもらえる可能性も高くなるかもしれません。

2:質問したいとき

相手に対して何か尋ねたいことがある場合は、「お尋ねしてもよろしいでしょうか?」「差し支えなければ」「失礼ですが」などのクッション言葉が便利です。前置きすることなく質問すると、相手を困惑させてしまうということも考えられます。

これらのクッション言葉には、相手を気遣う気持ちが含まれます。同時に、「教えを乞いたい」という姿勢もしっかり伝えることができるのです。

3:反論したいとき

相手と会話しているとき、どうしても納得できないことが出てくるかもしれません。しかし、「それは間違っていると思います」とストレートに伝えてしまうと、口論に発展したり相手との関係が悪化したりする恐れがあります。

「申し上げにくいのですが」「差し出がましいようですが」などのクッション言葉を使って、相手の気分をできるだけ害さないようにする必要があるでしょう。腹が立ったとしても、まずは落ち着いて対応することが大切です。

4:断りたいとき

都合がつかず、相手の誘いや提案を断らなければならないというときは、なかなか言い出しづらいもの。そのような場合は、「申し訳ございませんが」「あいにくですが」「お気持ちはありがたいのですが」などのクッション言葉を添えることで、残念に思っているという気持ちを相手に伝えることができます。

そのまま断ると、「せっかく誘ったのに」と相手をがっかりさせてしまうかもしれません。これらのクッション言葉には、「次回は参加したい」「断ることを申し訳なく思っている」というニュアンスが含まれるため、相手を不快にさせることなく自分の意思を伝えることができるでしょう。

口を抑える女性のイラスト

最後に

今回は、「クッション言葉」の意味や使うメリット、使い方について場面別に紹介しました。相手との関係を良好に保つためにも、配慮の行き届いた言動を心がけることが大切です。クッション言葉を心得ておくことで、コミュニケーションスキルも格段にアップできるのではないでしょうか。

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