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2022.02.06

使い方に気をつけたい!【十把一絡げ】の正しい意味は?

「十把一絡げ」は多様なものをひとまとめにして扱うことです。個々の価値を見出さず、同じように扱うというネガティブなニュアンスがあります。 本記事では「十把一絡げ」の語源について説明し、使い方や例文、類語、対義語についてご紹介します。

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「十把一絡げ」の意味とは?

「十把一絡げ」は「じっぱひとからげ」と読みます。さまざまな種類のものを区別することなくひとまとめにすることです。「十把」とは束が十あるという意味で、それを一つにまとめることを表しています。

十把一絡げ

【十把一絡げ】
いろいろな種類のものを、区別なしにひとまとめにして扱うこと。また、一つ一つ取り上げるほどの価値がないものとしてひとまとめに扱うこと。「十把一絡げにして考える」

(引用〈小学舘 デジタル大辞泉〉より)

それぞれに意味があり個別に扱うべきであるにも関わらず、すべて同じように扱うというネガティブな意味合いがある言葉です。

ここでは、「十把一絡げ」の言葉の由来についてご紹介します。

「十把一絡げ」の語源

把 」とは、たばねたものを数えるのに用いる言葉で、十把とは十束あるという意味です。「一絡げ」の「絡げ(からげ)」とは「たばねてくくる」「 巻きつける」という意味があり、「十把一絡げ」は十束をひとつにまとめるという意味になります。

これを例えにして、束のそれぞれに差異があってもまとめて取り扱うという内容で使われる言葉です。

ネガティブなニュアンスがある

「十把一絡げ」は本来であれば個別に扱うべきものを一括りにしているという、ネガティブなニュアンスがあります。それぞれに異なる価値があるのに、それらには目を向けないということです。そのような行為を批判する意味合いで使われることが多い言葉といえるでしょう。

そのため、単に「まとめる」という意味で使用しても、相手は何か批判されたと感じる可能性があります。使う場面には十分に注意しましょう。

「十把一絡げ」の例文

「十把一絡げ」の例文をいくつかご紹介します。どのような場面で使われる言葉なのか確認し、理解を深める参考にしてみてください。

十把一絡げ

・会議ではさまざまな意見が飛び交ったにも関わらず、【十把一絡げ】に扱われてしまった。
・同じ20代でもいろいろなタイプがいるのに、【十把一絡げ】に捉えて批判するのはよくないね。
・あの人は出身地が同じというだけで、【十把一絡げ】に人を見る傾向がある。
現代の若者を【十把一絡げ】に見るのは間違いだ。さまざまな考えを持っていることを理解しなければならない。
・彼女はセールになるとよく吟味もせず、【十把一絡げ】にカゴに入れてしまう。
係長は新入社員を【十把一絡げ】に見ているが、各自の個性にもっと着目すべきだ。
・彼は間違った行動もするが、良いことをする場合もある。【十把一絡げ】に評価するのはよくない。

「十把一絡げ」の類義語

「十把一絡げ」にはいくつかの類語があります。類語を知っておくことで、場面に応じてより適切な言葉を使い分けることが可能です。

十把一絡げ

ごちゃまぜ」や「一緒くた」などは、「十把一絡げ」と同じくまとめて扱うことを批判する言葉といえるでしょう。「一括」も「十把一絡げ」の類語ですが、単にまとめることを指すだけのニュートラルな言葉です。

「十把一絡げ」の類語について、見ていきましょう。

【類語1】ごちゃまぜ

「ごちゃまぜ」とは、いろいろなものが無秩序に混ざり合っている様子です。ものを区別することなく扱うという意味で、「十把一絡げ」と似たニュアンスの言葉といえるでしょう。

【例文】
大事な契約書を他の書類と【ごちゃまぜ】にしていたために、どこにあるかわからなくなってしまった。
・いろいろな材料が【ごちゃまぜ】になった料理で、複雑な味だ。

【類語2】一緒くた

一緒くた(いっしょくた)」は、さまざまな物事が秩序なくひとつになっていることです。「十把一絡げ」や「ごちゃまぜ」とほぼ同じ意味合いで、「一緒くた」はよりくだけた表現といえるでしょう。

【例文】
子供を【一緒くた】に扱うのではなく、個性を大事にして育てることが大切だ
・テーブルを拭くフキンと雑巾を【一緒くた】に置いてはいけない

【類語3】一括(いっかつ)

一括」とは、多くの物事をひとつにまとめることです。「十把一絡げ」のような「本来はこうあるべき」という批判的なニュアンスはありません。

ただ単に、物事をまとめる様子を表しています。ただまとめることを表現する場合は「十把一絡げ」を使わず、「一括」を使うとよいでしょう。

【例文】
この内容は次回の会議で【一括】してとりあげようと考えている
・多くの意見が寄せられたが、【一括】して次のイベントに反映させたいと検討している

「十把一絡げ」の対義語

「十把一絡げ」には「多元的」や「個別」など、正反対の言葉もあります。「多元的」は物事の要素などが多くあることを示し、「個別」は全体を切り離してそれぞれについて考えることです。

十把一絡げ

どちらも、多様にある物事のそれぞれに注目しています。対義語を知っておくことで、「十把一絡げ」のニュアンスもより深く理解できるでしょう。

「十把一絡げ」の対義語をご紹介します。

【対義語1】多元的(たげんてき)

多元的」とは、 物事を形成する根本的なものが多くある様子です。さまざまな角度から見ること、考えることを表しています。多様なものをすべて考慮するという意味で、「十把一絡げ」とは反対の言葉です。

【例文】
【多元的】なアプローチで、この問題を解決していきたい
・多くの意見を【多元的】に取り入れていけば、よりよいアイデアが生まれるだろう

【対義語2】個別(こべつ)

個別」とは、全体を構成しているものを切り離したひとつひとつという意味です。「個別扱い」や、「個別対応」といった使い方をします。個別にすることに善悪のニュアンスはなく、中立的な言葉です。

【例文】
会議で出たさまざまなアイデアや意見は「十把一絡げ」に扱うのではなく、【個別】に吟味していくべきだ
・数多く寄せられた批判の言葉はしっかり受け止め、【個別】に対応していきたい

「十把一絡げ」は使うシーンに気をつけよう

十把一絡げ」は、それぞれ個性を持つものをひとまとめに扱うことです。本来は個別に見るべきものに目を向けず、すべてまとめている様子を表現しています。そのような扱いが間違っていることを暗に批判するニュアンスも込められている言葉です。単にまとめるという意味で使うと、誤解を受ける可能性もあるため注意しましょう。

まとめることを表現したい場合は、ほかの言葉で表現したほうがいいかもしれません。例文や類語、対義語も参考に、「十把一絡げ」を正しく把握してください。

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