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2023.10.23

「鬼灯」の花言葉とは? 読み方から意味、由来、食べられる実の効能、英語表現を紹介

 

赤い提灯のような植物である「鬼灯」ですが、花言葉を知っていますか? 今回は読み方から意味、由来、食べられる実の効能、英語表現までをご紹介していきます!

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「鬼灯」の意味や読み方とは?

赤い提灯のような見た目がユニークな「鬼灯」。庭先で見かけたり、中の赤い実をとって遊んだことのある方もいらっしゃるかもしれません。現在では観賞用としてのイメージが強いですが、古くから薬用として使用されていたり、海外ではフルーツとして食べる習慣があることは知っていますか? まずは「鬼灯」の言葉の由来や、特徴をみていきましょう。

【基礎知識】意味・由来
  1. 意味
  2. 由来や語源

意味

「鬼灯」は「ほおずき」と読みます。「鬼灯」は、ナス科のホオズキ属の多年草で、原産地は南アメリカ、東アジアなどです。その他ヨーロッパや西アジア、日本などに約100種類分布しています。

「鬼灯」は、5月から7月頃に小さな白い花を咲かせます。そして、花が咲いた後に、「萼(がく)」の部分が発達し、丸い実を包む袋状に変化します。オレンジ色に色付くのは8月から9月頃です。

鬼灯

お盆には、仏花として「鬼灯」を飾る地域が多いため、“夏の風物詩”という印象を持っている方も多いかもしれませんね。「鬼灯」はふっくらとした形と炎のような色味から、ご先祖様や死者を導く提灯に見立てられ、仏壇や精霊棚に飾る風習があります。ご先祖様はお盆の期間中、「鬼灯」の空洞の中に身を宿して過ごすともいわれています。

7月頃になると日本各地の寺社仏閣では「ほおずき市」が開かれます。中でも、東京都にある浅草寺の「ほおずき市」は有名で、江戸時代から続く伝統行事となっています。境内には120軒を超える露店が並び、色とりどりの風鈴とともに真っ赤に色づいた「鬼灯」が目に鮮やかです。

「鬼灯の実を丸呑みすれば病が治る」という民間信仰が起源となり、「鬼灯」が売られるようになったといわれています。

平安時代には薬用としても使用され、生薬としては全草を酸漿(さんしょう)、根茎を酸漿根といいます。咳、発熱、のどの痛み、むくみなどに効き目があるとされています。また、お盆飾りや薬用以外にも、赤い実をホオズキ人形にしたり、実を取り除き口に含んで音を鳴らしたり、萼を風船のように膨らませるなどの、子供の遊びにも使われていたそうですよ

由来や語源

「鬼灯」の名前の由来は諸説あるようです。まず、「ほおずき」と呼ばれるようになった由来ですが、「鬼灯」が赤く染まることから、頬をイメージさせるという説。また、実を包んでいる部分が、まるで火が付いて見えることから「火火着(ほほつき)」と呼ばれた。「ホホ」というカメムシが付きやすい植物であるため「ホホ付き(ほおずき)」となったという説などがあります。

また、「鬼灯」の漢字の由来に関しても諸説ありますが、実が赤く、見た目が提灯に似ていたことから「鬼灯」という漢字が当てはめられたとされています。

「鬼灯」の種類

鬼灯

「鬼灯」は、耐寒性が強いため初心者でも比較的育てやすい植物です。主な種類には、「サンズンホオズキ」「ヨウラクホオズキ」「丹羽大実ホオズキ」があります。

「サンズンホオズキ」は草丈15cm〜20cmと小型の品種なため、鉢植えに向いています。「ヨウラクホオズキ」は、薙刀(なぎなた)のような細い形の萼が特徴で、江戸時代にはすでに栽培されていたという古い品種です。また、「丹羽大実ホオズキ」は、特に実が大きく草丈も100cmほどにもなる大型品種。主に切り花として使用されるそうですよ。

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