英語表現は?
「鬼灯」は英語で、「Chinese lantern plant」と呼ばれています。提灯=lanternに似ていることから、海外でも「Chinese lantern plant」と呼ばれているのはおもしろいですね。
鬼灯の育て方
ここからは鬼灯の育て方について、必要なポイントを説明します。
必要なもの
鬼灯は丈が高くなる植物。それをふまえ、次のものを用意してください。
・種もしくは苗
鬼灯の種を蒔くと、実をつけるのは翌年です。早く実を見たい人は、4〜5月頃に流通する苗を購入するといいでしょう。
・植木鉢もしくはプランター(鉢植えの場合)
鬼灯は丈が高くなるだけでなく、根や株も大きくなります。そのため、鉢なら直径20cm以上のもの、プランターは幅が大きな60cm以上あるものがいいでしょう。
・培養土(草花用)
小粒赤玉土7、腐葉土3の割合で配合するといいですよ。
・肥料
自分で土を配合するなら、元肥用の緩効性化成肥料を混ぜ込みます。植えつけ後は、有機または化成の固形肥料(置くタイプ)もしくは液体肥料を使うといいですね。
・支柱もしくはフラワーネット
鬼灯の丈が高くなった際に、株が倒れないように支柱やフラワーネットを使います。
育て方のポイント
鬼灯は乾燥を嫌います。そのため、水を切らさないように注意してください。また、地下茎が増えますので、鉢やプランターを使うなら毎年植え替えを行います。日当たりのいい場所を好み、水はけのいい肥えた土が適しています。
肥料や病気、害虫対策は?
花が咲くまでは、液体肥料であれば2週間に1度、固形肥料なら1か月半に1度与えます。肥料のやりすぎにはご注意を!
高温と雨が続くと、白絹(しらきぬ)病が発生することがあります。水はけに注意し、発症したら周りの土ごと取り除き、廃棄します。
アブラムシやオオニジュウヤホシテントウが発生しやすいため、4月から8月にかけて、よく観察するようにしてください。発生したら、防除または捕殺します。
最後に
「鬼灯」の意味や特徴を解説しました。お盆の仏花のイメージがある鬼灯ですが、昔は子供の遊びに使われるなど、人々の生活になじみのある植物だったようです。鬼灯のことを知ると、鬼灯により親しみがわきそうですね。
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