「鬼灯」の花言葉とは?
昔から観賞用や薬用として親しまれてきた鬼灯には、さまざまな花言葉があります。いくつか見ていきましょう。
偽り・ごまかし
はっきりした由来は定かではありませんが、提灯のような朱色の萼の中が空洞で中身が詰まっていないことから、「偽り」や「ごまかし」という花言葉が付けられたとする説があります。
私を誘って
鬼灯の赤く膨らんだ萼を女性の頬にたとえ、頬を赤らめながら想いを打ち明ける様子を表しているとされています。
「鬼灯」は食べられる? 効能は?
食用の鬼灯の実をフルーツとして食べる国があります。ヨーロッパなどでは、ジャムやケーキのトッピングにするようですよ。食用鬼灯は、甘みと酸味が特徴とされ、トマトやマンゴー、パイナップルに近い味がするそうです。実は日本でも、各地で食用鬼灯が生産されています。
「鬼灯」を食べるなら?
日本では、“ほおずきトマト”や“フルーツほおずき”として販売されています。特に有名なのは秋田県産ブランドの「恋どろぼう」。長野県「太陽の子」や、愛知県「ストロベリートマト」などもよく知られているでしょう。
鬼灯は、そのまま食べる、あるいは料理のトッピングにするなど、料理のバリエーションが豊か。夏は、実を冷凍して食べます。また、アイスクリームやヨーグルトなどの乳製品と相性がいいので、トッピングとして楽しむのもおすすめです。
「鬼灯」の栄養素と健康への効能は?
食用鬼灯には、ビタミンA、ビタミンC、そして女性に不足しがちな鉄分、カルシウムなどが豊富に含まれています。ビタミンAとC、マグネシウムは、美容と健康にいいとされる成分。ビタミンAは、動脈硬化や心筋梗塞、がんの予防になるとされています。
鬼灯の栄養素で特筆すべきなのが、イノシトールの含有量。いちごの約2倍、ぶどうの約3倍の量が含まれています。イノシトールは脂肪肝予防や髪質改善、皮膚の健康維持などの効果があり、動脈硬化を避けたい人や、コレステロールが気になる人、髪や皮膚の状態を改善したい人にはうれしい成分といえるでしょう。
最近では、スーパーフードとして注目を浴びる鬼灯の収穫は、8月から10月ごろです。