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2023.10.30

ビジネスでも使われる「建前」とはどんな意味?本音との違いや使い方も

 

空気を読むことを重んじる日本には「本音と建前を使い分ける」という文化があります。コミュニケーションを円滑にするために大切な「建前」ですが、上手に使い分けるのは難しいものです。本音との違いを把握し、正しい使い方をチェックしましょう。

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「建前」とは?

「建前」は日常会話でよく使われる、一般的な言葉です。当たり前のように使っている言葉ですが、本来はどういう意味を持つのか、詳しく解説します。

建前 とは 意味 使い方 類語 言い換え

(C)Shutterstock.com

表向きの意見を指す

「建前」は、「人とのコミュニケーションの中で相手の立場や気持ちを考え、不快にさせないために使う原則や基本となる方針、表向きの意見」のことです。仕事や友人との関係の中で、嫌な気持ちにさせないため、きれいな言葉に変換して伝えることはありませんか?それがまさに建前です。

建前をうまく使用すれば、トラブルが起きにくく、円滑に場を進めることが可能になります。日本の社会では常識として使われることも多いため、処世術としてうまく利用する人も多いでしょう。

日本特有の文化

日本には「自分の本音を秘め、相手の気持ちを大切にする」ことをよしとし、同時に「言葉や行動の裏側に隠された本音を読み取って行動する」ことを尊いとする独自の文化があります。

これらは多くの日本人にとって、コミュニケーションの基本のように感じられることですが、自分の考えや感情をストレートに表現することが素晴らしいとされる欧米の文化とは対照的です。

相手をだます意図はなくとも、本音を隠した言動をする「建前」は、日本特有の文化であるといえるでしょう。

建前と同じ意味の言葉

建前と似たような意味を持つ言葉は、いくつかあります。

中でも「実際はともかく表面上では」という意味を持つ「表向き」は、使いやすい類義語の一つです。「表」の裏側に「本音」が隠されていることをイメージすれば、この二つが持つニュアンスがとても近いことが分かりやすいでしょう。

ほかにも、「面目(めんぼく) 」「名目(めいもく)」「方針」「路線」「主義」など、本来の意思は別にして、原理原則に沿っているという意味を持つ言葉が類義語となります。

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「本音」との違い

「本音と建前」など、建前は本音とセットでよく使われます。改めて「本音」の意味を確認し、違いについても認識を深めておきましょう。

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