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LIFESTYLE暮らし

2022.02.13

「人生の選択」【竹内由恵連載vol.6】

タレント・竹内由恵さんによる、「はじめまして」に囲まれた日々を綴るエッセイ。今回は、今まで経験してきた「人生の選択」について。私という人間の頭の中のお話です。

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私がしてきた「人生の選択」あれやこれや、のお話。

みなさん、こんにちは。竹内由恵です。これまで子育ての話が続きましたので、今回は少し趣を変えて、懐かしい大学時代の写真とともに自分自身の頭の中のお話を。

「東京の仕事を辞めて、静岡に移り住んで、後悔していませんか?」の問いに…

出産時から時系列で書きすすめてきたこのエッセイですが、ちょっと話をうつして、人生の選択についての話をしてみたいなあと思います。最近「東京の仕事を辞めて、静岡に住んで、後悔していないですか?」という質問をされ、改めて自分がどう思っているのか書いてみたくなったからです。

基本的に自分のした選択に後悔したことはこれまでの人生で一度もありません。といっても私はクレバーな分析ができるタイプではなく、ベストな選択だったと断言できるほどの根拠もないのですが。いつも本能の赴くままに、「これ面白いかも」と思うことに突き進んできました。大学でなんとなく入ったテニサーを半年で辞め、ジャズギターを一から始めてみたいとジャズ研究会に入り、しばらくジャズギターをかついでキャンパスに通っていたこともありました。ギターを購入するのをケチり、他の部員から借りていたことから、自分自身辞める予感がしていたのでしょう。結局半年で辞めてしまい、その後自分の居場所を探しさまよっていた大学2年のある日、たまたまスポ根青春漫画を読んでいて、「あ!マネージャーやりたい!」と思い付き、丁度マネージャーを募集していた(というかマネージャーが一人もいなかったので入る余地があった)体育会ボクシング部に入ったのです。

人のお世話をするのはあまり得意ではないので、部員にはたくさん迷惑をかけてしまいましたが、格闘技は好きでしたし、部活動は楽しくて、残りの大学生活はボクシング部に安住することができました。(こちらの写真はその当時、マネージャー業に勤しむ私です)

そんな大学時代からさほど変わっておらず、今も私は基本的に本能で動いています。夫から静岡にいくと聞いてついていったのも、そうです。当時の私は、結婚をして、子供がほしかった。ようやく心から好きになれる人と出会えて、相手も結婚を望んでくれているのに、それを先延ばしにするようなことは考えられませんでした。これは私が20代だったら違ったかもしれません。だから結婚はタイミング、というのは本当にそのとおりだと思います。さらに、私の背中を押してくれたこととしては、当時の自分は会社で目標が見つからなくなっていて、環境そのものを変えたい気持ちになっていたというのもありました。だから夫から静岡に移住することになった、という話をきいたとき、「それだ!」と思ったのです。

突然新しい道が目の前に開け、見えない未来にワクワクしました。会社に迷惑をかけてしまうことを思うと頭を悩ませましたが、私のとる行動は最初から決まっていたのだろうなと思います。

今は静岡から新幹線で通いながら、主に東京で仕事をしています。東京にいたほうが仕事はしやすかったのですが、縁もゆかりもない土地で暮らし、新幹線で通勤している、という日々が、「自分の人生を生きている」感じがして、楽しいです。戸惑いや不安もありますが、概ね良好です。個人的に気に入っている言葉があります。「どの道を選んだとしても、後からそれを正解にしていけばいい」。著名な名言とかではなく、ある時ふと浮かんだ自分の言葉です(笑)。静岡にきて、子供が産まれ、芸能の仕事を再開した私ですが、いまだに仕事でなにをしたいのか、明確な目標はできていません。近しい人からは「やみくもに仕事するのではなく、目標をみつけることが大事だよ」なんて言われたりしました。そりゃあ私だって「自分はこれを成し遂げたいからこうしてます!強い想いがあります!」と言いたいです!でもまだないのだから、しょうがない。

だから今は、いただいた仕事に全力を注ぎたいと思っています。以前からやってみたかったエッセイやラジオ、さらにテレビではトークバラエティで発言したり、心霊スポットにいったり、クイズ番組に出たり、再現ドラマに出たり…。フリーの立場で仕事をいただけることが嬉しいし、もっともっといろんなことに挑戦したい。そのうち、「あ!これだ!」と目指すべき道が思いつくかもしれません。長い人生なんだからそういう時期があったっていいじゃない。焦らず、のんびり、楽しく、そして常にちょっと悩みながら、やっていきたいと思います。はい、そう自分に言い聞かせています。

タレント

竹内由恵

1986年、東京都生まれ。子ども時代に父の仕事でアメリカやスイスで海外生活を5年経験後、高校は日本の進学校で学び、慶應義塾大学に入学。2008年にテレビ朝日アナウンス部に入社。同年『ミュージックステーション』のサブ司会に抜擢され、『やべっちFC』や『世界水泳2011』などスポーツ番組のキャスターを経て、『スーパーJチャンネル』や『報道ステーション』などのニュース番組のキャスターとして活躍。33歳で結婚を機に退社し、夫の勤務地である静岡での暮らしをスタート。35歳で長男を出産。妊娠中からインスタグラムでマタニティライフや静岡での暮らしをイラストエッセイとして発信。その率直でユニークな内容が注目を集めている。趣味はカフェ巡り。大好きなコーヒーについて学ぶため、昨年UCCドリップマスター資格も取得。
インスタグラム:https://www.instagram.com/yoshie0takeuchi/

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