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2022.09.17

「はじめまして、ミシン」【竹内由恵連載 vol.8】

タレント・竹内由恵さんによる、「はじめまして」に囲まれた日々を綴るエッセイ。今回は「買ってはみたが、実は数ヶ月箱を開けてなかった」ミシンのお話し。あるあるエピソードに共感!

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実は、手作りにハマるタイプなんです

みなさんこんにちは、竹内由恵です。今回は、「手作りあれやこれや」がテーマ。

小さい頃、おばあちゃんがミシンで縫ってくれたバックや袋が大好きで、自分もいずれ、子供ができたら作ってあげたいなと思っていました。

初めは“手縫い”からスタート

妊娠中は時間がたっぷりとあったので、バッグやおくるみをパッチワークで手縫いしていたのだけど… 息子が生まれてからは、育児に忙しく、その合間に自分の仕事をひねりこむのに精いっぱい。

しかし保育園に入園するタイミングで、再びトライしようと思えるチャンスをいただけました。というのもこの保育園では、子供たちの“お食事用スタイ”を、親の手作りでお願いしているというのです。

忙しかったら無理にというわけではなさそうでしたが、他の子のお食事用スタイをみると手作りのものばかりだったので、息子だけ市販のもので済まして寂しい想いをさせてはならない!という使命感半分、他の保護者の目を気にする見栄半分、まずは一枚、と手縫いしてみました。

思い立ってミシン購入!したものの開けたのは数ヶ月後(ミシンあるある?)

出産祝いでいただいて、息子が生まれてからずっと使っていたかわいいタオルを再利用!まあなんとか形にはなりましたが、手縫いだと縫い目がよれてしまったり、粗くなったりしてしまいます。そこで、「今後も子供が幼稚園、小学校にあがるにつれて作ってあげる機会も増えそうだし、この機会にミシン買っちゃおうかな」と思い立ち、ネットでおすすめミシンを調べてみました。

高価なミシンだと10万円以上するようだったのですが、基本的にケチな私は、一番安いミシンから見ていきます。結局もともとは10万円くらいだったけど、型落ちしている3万ちょっとくらいのミシンを購入しました。

勇んで買ったものの、ドデーンと存在感たっぷりのそのでっかいミシンの入った箱を開けたら最後、労力と時間を奪われるのは確実で、箱を開けることすらなく、自宅の物置の影に隠しました。それからしばらくはこのミシンの存在を気にしながらも気づかないふりをして過ごす日々。

▲購入したミシンはこちらです

初めてのミシンは“糸かけ”から苦戦!

数か月後、夫の帰りが遅くなる日に、息子が寝静まったあと、なんとか自分を奮い立たせ、えっちらほっちら重たいミシンをリビングへ。説明書を読むのも面倒くさく(最初から後ろ向き笑)、自己流で、わからないところだけ説明書を読んで、なんとかもう一枚のスタイを完成。こちらも出産祝いでいただいたタオルを再利用!

しかし、しっかり説明書を読んでいないからか、どうしても縫い目にほつれが目立ってしまいます。結局、説明書を何度も確認して、おそらく糸のかけ方が違うのではないかと原因究明し、最終的には完璧ではありませんが恥ずかしくないレベルには仕上がりました。

着なくなった洋服を再利用して“お家でSDGs”

ちなみにこちら(上画像)のボーダー生地は、着なくなった夫の服。生地を再利用するといいことをした気分。これぞSDGsねっ。自分の服を再利用してもらった夫も「私の服が受け継がれていくわけだな」と満足気。(元々高価な服ではないけれど、受け継ぐとか仰々しい表現をする夫が好きです笑)

これら(下画像)のお食事用スタイは、まだまだ食べるのが上手ではない息子によりぐっちょんぐっちょんになって保育園から帰ってくるので、ここで天寿を全うすることになります。

最初に作ったスタイなんて、よーく見るともう黒ずんでいますね。。。

いずれ息子の洋服を縫ってあげたい

ミシン作業をすると、息子が寝たあとの至福のテレビタイムだけでなく、貴重な睡眠時間も削ることになってしまうため、翌日に支障がでるのが、悩みどころです。それでも、今後はもう少しミシンを駆使できるように腕をあげていって、いずれ息子の洋服を縫ってあげたいなあ、と思っている母なのでした。

▶︎竹内由恵さん連載バックナンバー

タレント

竹内由恵

1986年、東京都生まれ。子ども時代に父の仕事でアメリカやスイスで海外生活を5年経験後、高校は日本の進学校で学び、慶應義塾大学に入学。2008年にテレビ朝日アナウンス部に入社。同年『ミュージックステーション』のサブ司会に抜擢され、『やべっちFC』や『世界水泳2011』などスポーツ番組のキャスターを経て、『スーパーJチャンネル』や『報道ステーション』などのニュース番組のキャスターとして活躍。33歳で結婚を機に退社し、夫の勤務地である静岡での暮らしをスタート。35歳で長男を出産。妊娠中からインスタグラムでマタニティライフや静岡での暮らしをイラストエッセイとして発信。その率直でユニークな内容が注目を集めている。趣味はカフェ巡り。大好きなコーヒーについて学ぶため、昨年UCCドリップマスター資格も取得。
インスタグラム:https://www.instagram.com/yoshie0takeuchi/

竹内由恵

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