Domani

働く40代は、明日も楽しい!

 

LIFESTYLE 漢字クイズ

2023.12.07

【中庸(ちゅうよう)】ってどういう意味? 使い方や例文、類義語についても解説

 

度を越さない程度に慎む「節制」

「中庸」の類義語1つ目は、度を越さない程度に慎む意味がある「節制(せっせい)」です。辞書では以下のような解説がされています。

【節制】
度を越さないよう控えめにすること。ほどよくすること。

「中庸」にも同様に適度に慎む意味が含まれているため、類語と判断できます。ただし、「節制」は欲望に対して慎むことが要求されていますが、「中庸」では求められません。微妙なニュアンスの違いを覚えておきましょう。

以下で例文を紹介するので、参考にしてみてください。

【例文】
100万円貯金するため、お金をあまり使わないように【節制】する

一方に偏らない「中道」

「中庸」の2つ目の類義語は、一方に偏らない意味がある「中道(ちゅうどう)」です。辞書では、以下のように解説されています。

【中道】
一方にかたよらない穏当な考え方・やり方。中正な道。

(引用すべて〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

「中道」は、仏教用語とされています。一方に偏らない意味で「中庸」と似ていますが、「中道」は政治的立場を示す際に使われます。さらに「中道」は中間的な意味ではなく、ベストな選択をするという意味もあるのです。

以下で例文を紹介するので、参考にしてみてください。

【例文】
・【中道】左派は、社会民主主義的な考え方を持っている。

【目次】

まとめ

「中庸」とは、「偏りがなく中立的である」ことを指します。孔子が考えた教えが由来です。その後儒学では、「中庸」の考え方は重要とされてきました。

中庸

また「中庸」にはアリストテレスの考え方も存在します。アリストテレスは、中間を示すと説いています。アリストテレスの教えでは、過剰と不足の中間の状態がバランスの良く、好ましいとされているのです。

「中庸」の使い方は、名詞・形容詞で微妙に違うため注意しましょう。さらに「中庸」には「節制」と「中道」という類語もありますが、どちらも中庸とは違ったニュアンスを含んでいるため、使う際には十分注意してください。「中庸」の教えを知って日常生活に活かしましょう。

写真・イラスト/(C) Shutterstock.com

1 2
Domaniオンラインサロンへのご入会はこちら


Read Moreおすすめの関連記事







スマートフォンプレビュー

【登録無料】
Domaniメルマガ会員募集中

管理職世代の通勤コーデ、明日は何を着る?子供の受験や習い事、
どうする?人気モデル、ハイセンスなDomani読者モデル、教育のプロたちから
発信されるタイムリーなテーマをピックアップしてお届けします。
プレゼント企画やイベント参加のスペシャルなお知らせも!