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2022.06.19

「海栗」←なんと読む? 正しい意味・「海胆」や「雲丹」との違いとは

「海栗」の意味はわかりますか? ヒントはお寿司のネタにもある海の幸のこと。「雲丹」と書くとわかる人もいるのでは? 今回は「海栗」の正しい意味などについて説明します。

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海栗の読み方や意味とは?

「海」の「栗」と書いて「海栗」。その姿を文字の通りに想像すると、その正体にピン! とくる人もいるのでは? 早速、「海栗」の読み方と意味を一緒に見てみましょう。

海栗読み方雲丹海胆違いとは

読み方と意味

「海栗」は「うに」と読みます。「海栗」を辞書で調べると、

1 ウニ綱の棘皮(きょくひ)動物の総称。 2 ウニの生殖巣。生で食べるほか、練りうになどにもする。 (<小学館デジタル大辞泉>より)

とあります。海の生き物「ウニ」のことです。また、辞書には「海栗」とともに「海胆」という漢字表記もあります。さらに、2の意味では(「雲丹」とも書く)との説明も。

「海栗」の由来は?

「海栗」と表されるのは、ウニの表面が栗のいが状のとげに覆われていることが由来。そして、「海栗」は生きているウニのことを指します。

「海栗」の使い方は?

では、「海栗」の使い方を例文で見てみましょう。生きているウニの殻に覆われた姿を思い浮かべてください。

海栗

1:海藻を食べて生きている海栗には、うま味が凝縮されている

生きている「海栗」は、昆布などの海藻を食べています。まさに、海の幸のおいしさが詰まっているといえるでしょう。

2:近所のスーパーでは、新鮮な海栗がいつも手頃な値段で手に入る

漁港から直送された殻付きの「海栗」が、鮮魚コーナーで並んでいるのを見かけることがあります。新鮮さが伝わる一文です。

3:日本で一番、海栗の漁獲量が多いのは北海道だ

「海栗」は生きているウニのことなので、漁獲されるウニを漢字で表記すると「海栗」となります。

「海栗」の種類は?

次に「海栗」の特徴と種類をチェック。日本にはどんな「海栗」がいるのでしょうか。

特徴と種類は?

「海栗」の特徴と種類を辞書で調べてみると、以下の通りです。

殻は半球形・円錐形・円盤形などで、表面は栗のいが状のとげに覆われ、とげの間から細い糸状の管足を出して運動する。口器は下面中央にあり、「アリストテレスの提灯(ちょうちん)」とよばれ、肛門は背面中央にある。すべて海産で、生殖巣を食用にするものにアカウニ・バフンウニ・ムラサキウニなどがある。 (<小学館デジタル大辞泉>より)

日本では、アカウニ・バフンウニ・ムラサキウニが主に食されています。「海栗」の一大産地として知られる北海道では、エゾバフンウニが有名。「海栗」は雑食なので、北海道の良質な昆布を食べて育つエゾバフンウニは、濃厚な味わいで絶品と評判です。一方、ムラサキウニはあっさりめの風味。

新鮮な寿司ネタやウニ丼で味わう「海栗」を好む人もいるのでは。ウニを食べる時、種類による味の違いをぜひ堪能してみてください。

海栗海栗読み方雲丹海胆違いとは

「海胆」「雲丹」との違い

「ウニ」は、漢字表記される時、「海栗」「海胆」「雲丹」の3つが使い分けられていることに気がついていましたか? 意外と正しい意味を知っている人は少ないかもしれません。その違いを説明します。また同じ「海」の文字が入る言葉で「海月」もよく見かけます。この「海月」は「クラゲ」のことで、「海栗」とは関係ないので、ご注意を。

1:「海胆」とは?

海栗読み方雲丹海胆違いとは海栗

「海栗」と同じ、生のウニを指しますが、殻から取り出した中身(生殖巣)を指すのが一般的。「海胆」の「肝」の表記からわかるように、「海栗」の中身のもっちり、プルプルとした生殖巣が動物の「肝」のように見えることが由来です。「胆」の字は、「肝(肝臓)」を表しています。

2:「雲丹」とは?

海栗読み方雲丹海胆違いとは

「雲丹」は、主に食品用に加熱や加工されたウニのこと。「雲丹」の「雲」は空に浮かぶ水滴の塊で「丹」は「赤い」という意味。「赤い雲」とは、ウニの食用となる部分が、赤色をした雲のように見えることが由来です。日本では、古くからウニを保存食として塩で加工して「塩雲丹」といって用いられてきました。

「海栗」と「海胆」は、生物としてのウニを指していますが「雲丹」は加工品のこと。しかし、最近は「海栗」の中身を取り出した「海胆」について「雲丹」と表記されている場合も。しかし本来の使い分け方を知っていると、実際に選ぶ時に参考になるので、覚えておいて損はないでしょう。

「海胆」と「雲丹」と「海栗」の使い分けは必要?

本来の意味での「海胆」と「雲丹」と「海栗」の使い分け方を説明しましたが、実際のところは、混在して使われているようです。例文で確認してみましょう。

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1:故郷の海で潜ると、海栗を簡単に見つけることができる

きれいな海に潜ると、海底で生息しているトゲのあるウニは見つけやすくて、捕まえやすい生き物の一つ。海で、栗のような殻の付いた「海栗」を見つけると、テンションが上がりますね。

2:日本で獲れる食用の海胆の種類は限られている

本来の意味だと「海胆」は、食用部分の「海栗」の中身のこと。しかし、生きている状態の「海栗」とあわせて「海胆」の漢字が広い意味で使われる場合も。使われ方に応じて読み解くとよいでしょう。

3:父は行きつけの寿司屋では、大好物の雲丹の軍艦巻きを何個も注文する

「雲丹」は、加工されたウニのこと。しかしながら、スーパーやお寿司屋さんでは、生のウニの「海胆」のことを「雲丹」と表記されるケースも見かけます。実際に「雲丹」と表記された方が、ウニだとわかりやすい人もいるのかもしれません。本来の意味とは使われ方が変わってきているといえそうです。

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「海栗」の英語表現は?

世界中の海で「海栗」は生息していますが、食用として愛好される地域とそうではない地域があります。ウニの英語表現は「Urchin」「Sea urchin」「Uni」が一般的。最も一般的なのは「Sea urichin」です。「海栗」「海胆」「雲丹」の英語表記を説明します。

1:I ordered the fresh sea urchin rice bowl.(私は、うに丼を注文した)

生のウニを表す「海胆」を英語で表記すると、生ウニ「fresh sea urchin」「raw sea urchin」となります。「うに丼」は「the fresh sea urchin rice bowl」。

2:She likes canned sea urchin.(彼女は雲丹の缶詰が好きです)

加工された「雲丹」の缶詰は「canned sea urchin」で伝わります。「canned」は「缶詰」です。

3:I made pasta with frozen sea urchin yesterday.(私は昨日、冷凍のウニでパスタを作った)

生鮮品はおいしさを保存するために缶詰「canned」に加工されたり、冷凍「frozen」されて、使われます。「冷凍された雲丹」は「frozen sea urchin」です。

最後に

ウニには、「海栗」「海胆」「雲丹」の3つの表記があって、それぞれ使い分けられています。日常生活で身近な食べ物の漢字表記が違うことは、なんとなく気づいているものの、正しい意味は案外知らないことも。

そして、本来の意味とは違う使われ方をするのも、生きた言葉の特徴といえるでしょう。本来の意味がわかると、日常生活で言葉が果たす役割に気づきやすくなります。スーパーや料理店にあるウニの表記一つから、言葉の深さを発見する楽しみを感じてみてください。

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