継続は力なり
「継続は力なり」とは、座右の銘としてもよく聞く言葉のひとつではないでしょうか? 意味は、「何事も続けていれば成功につながる」。苦手なことや不慣れなことでも、くじけずに続けていると、目標を叶えられるというポジティブな意味を含んだ言葉です。
塵も積もれば山となる
「塵(ちり)も積もれば山となる」は、その言葉の通り、どんなに小さな塵でも、たくさん積もれば山にもなることから、小さな行動でも、コツコツ続けていれば大きな成果が得られるという意味の言葉です。まさに「石の上にも三年」と同じ意味の言葉といえるでしょう。
雨垂れ石を穿つ
すこし難しい言葉も紹介しましょう。「雨垂れ石を穿つ」とは、「あまだれいしをうがつ」と読みます。「雨垂れ」とは軒先などから滴り落ちる雨のこと、「穿つ」とは穴をあけること。つまり、わずかな滴であっても、それがずっと同じ場所に落ち続けていれば、硬い石にも穴をあけることのたとえ。小さな努力でも、続けていれば、成功するという意味の言葉になります。
英語表現とは?
ここでは、「石の上にも三年」を英語で伝えたい時の表現を紹介します。「石の上にも三年」の英語表現には「Perseverance prevails.」があります。「Perseverance」は忍耐、「prevail」は勝つという意味の英語です。これらを合わせて、「忍耐するものが勝つ」という意味に。
同じような表現に、「Patience wins the day.(忍耐力のある人が常に勝つ)」もあります。そのほか、「If you persevere, you will eventually succeed.」という慣用表現も。直訳すると、「もし辛抱してやり抜けば、最終的には勝つでしょう」になります。
最後に
我慢強く続けていれば、必ず報われるという意味の「石の上にも三年」。「何事も3年は辞めずに続けてみるべき」という意味で使っていた人も多かったのではないでしょうか。時代によって良いとされることは変わるため、すこし注意が必要ではありますが、もともとはポジティブな意味の言葉です。くじけそうになったら「石の上にも三年」を思い出して、自分を鼓舞してみてください。