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LIFESTYLE雑学

2022.06.28

【蛙の子は蛙】の正しい意味は? 使えるシーンを確認しよう



「蛙の子は蛙」は、子どもの性質や能力がその親に似通ってしまうことを指す言葉です。ネガティブなニュアンスを含むため、褒め言葉としては使えない点は注意をしておく必要があるでしょう。「蛙の子は蛙」の意味や由来、使い方のポイントを分かりやすく解説します。

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「蛙の子は蛙」の意味と由来

「蛙の子は蛙」とは、子どもの能力や性質が親に似るということです。

蛙の子は蛙

蛙から生まれた子は蛙でしかない、つまり平凡な親から生まれた子もまた平凡であるという若干ネガティブなニュアンスが含まれています。

言葉の由来は、文字通り蛙とその子どもであるオタマジャクシです。「蛙の子は蛙」の正しい意味と、言葉の成り立ちについてご紹介します。

意味は子の能力や性質が親に似てしまうこと

「蛙の子は蛙」には、大きく分けて次の2つの意味があります。

・子どもの能力や性質は結局親に似るものだ
・平凡な親から生まれた子もまた平凡だ

デジタル大辞泉での解説もご紹介しておきます。

【蛙の子は蛙】かえるのこはかえる
子は親のたどった道を歩むものだ、また、凡人の子は凡人にしかなれないものだ、の意。

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

このように「蛙の子は蛙」は、平凡な親子を指して使われる言葉であるため、目上の人に向けて使うのは失礼にあたります。

使用するシーンには気を付ける必要があるでしょう。

由来は成長する蛙の姿

言葉の由来には、成長に伴って大きく見た目や性質が変わる蛙の生態が関係しています。蛙の子はオタマジャクシで、蛙とは似ても似つかない姿をしているのが特徴です。

しかし、オタマジャクシはやがて成長して足や手が生え、結局は親と同じように蛙の姿になります。

このことから、どんなに子どもの頃に親と違うように思えても子は親と同じ道を辿ることになるという意味になりました。

「蛙の子は蛙」はネガティブな意味を含む言葉

「蛙の子は蛙」がネガティブなニュアンスを含んでいる言葉だという点は、しっかり押さえておく必要があるでしょう。

蛙の子は蛙

言葉の成り立ちだけを見れば、子は親と同じ道を辿る運命だという意味ですが、一方で凡人の子もまた凡人だという意味をもっています。

「蛙の子は蛙」を使いこなすために、言葉に含まれるニュアンスを知っておきましょう。

「凡人の子は凡人」という意味をもっている

「蛙の子は蛙」には、子が親に似ているという意味の他に、凡人の子は凡人という意味が含まれています。

子どもが成長して親と似た性質が出てきた際にも使える言葉ですが、一方で「親に似て子も凡人に育った」とも受け取られてしまいます。

何の気なしに似たもの親子を指して使ってしまうと、誤解を招く可能性があるので気を付けましょう。詳しい使い方のポイントは後ほどご紹介します。

「蛙の子は蛙」の類義語と対義語

「蛙の子は蛙」の言い換えとしても使える表現は多くありますが、今回は次の3つの表現をご紹介します。

蛙の子は蛙

【蛙の子は蛙の類義語】
「瓜(うり)の蔓(つる)に茄子(なすび)はならぬ」 
「鳩(はと)の卵が鵯(ひよどり)にはならぬ」
「この親にしてこの子あり」

反対に、「蛙の子は蛙」の対義語には次のような表現が挙げられます。

【蛙の子は蛙の対義語】
「鳶(とび)が鷹(たか)を生む」
「烏(からす)の白糞(しろくそ)」
「竹の子(たけのこ)の親勝(まさ)り」

類義語と対義語を確認して、表現力の幅を広げてみましょう。

類義語は「瓜の蔓に茄子はならぬ」など

3つの類義語と意味は次の通りです。

瓜の蔓に茄子はならぬ:子は親に似るものだ、平凡な親から非凡な子は生まれない
鳩の卵が鵯にはならぬ:平凡な親から非凡な子は生まれない
この親にしてこの子あり:良くも悪くも子は親に似るものだ

上の2つは、「蛙の子は蛙」とほぼ同意で凡人の子は凡人でしかないという意味で使われます。ただし、「この親にしてこの子あり」は、子どもが親の良い性質や才能を受け継いだ場合にも使える表現です。

「蛙の子は蛙」には、他にも多くの類義語が存在します。微妙なニュアンスの違いを把握しておきましょう。

対義語は「鳶が鷹を生む」「烏の白糞」など

次に、対義語とその意味をご紹介します。

鳶が鷹を生む(とんびがたかをうむ):平凡な親が優秀な子を生むこと
烏の白糞(からすのしろくそ):平凡な親が優秀な子を生むこと
竹の子の親勝り(たけのこのおやまさり):子が親よりも優れていること

どのことわざも、子が親より優秀だったり美しかったりすることを意味しています。

しかし、親を平凡と例えているのは変わりないため、相手を不快にさせないように利用シーンには気を付けましょう。

「蛙の子は蛙」の使い方と例文

「蛙の子は蛙」には、ネガティブなニュアンスが含まれていることをご紹介しました。会話の中で利用する際には、決して褒め言葉として使えないことを覚えておきましょう。

蛙の子は蛙

言葉の正しい意味を理解して初めて、正しく言葉を使いこなすことができます。「蛙の子は蛙」の使い方のポイントと、活用のヒントになる例文をご紹介します。

褒め言葉としては使わない

「蛙の子は蛙」は、能力の高さや才能を褒める際には使えません

例えば、ステキで優秀な親子に出会ったとしましょう。あなたが褒めたつもりで「蛙の子は蛙ですね」と言ってしまうと、相手の方にとって大変失礼な発言になってしまいます。この場合は「この親にしてこの子ありですね」という発言が適しているでしょう。

誤用をされることも多い表現である分、使い方のポイントをしっかりと理解してから使うようにしましょう。

「蛙の子は蛙」を使った例文

「蛙の子は蛙」は、マイナスなニュアンスが含まれる言葉です。では、どんな時に使えばいいのか例文を確認してみましょう。

【例文】
・自分と全く同じ所で勉強につまずいている娘を見て、やっぱり【蛙の子は蛙】だと感じた。
【蛙の子は蛙】、子ども達には難しい夢を追うより現実的な仕事をして安定した生活を送って欲しいと思ってしまう。
【蛙の子は蛙】というが、努力で将来は変えられると信じて頑張ろう!
・うちの家族は全員ひどい猫舌で、【蛙の子は蛙】なのだと思い知らされる。

まとめ

「蛙の子は蛙」とは、子どもの性質や能力が親に似ること、または凡人の子は凡人だという意味です。成長過程で大きく姿や性質が変わる蛙とオタマジャクシに由来する言葉で、他にも多くの類似表現があります。

蛙の子は蛙

褒め言葉として使うことはできないため、利用シーンには注意するようにしましょう。

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