【貧血予防】鉄
あずきには10種類以上のミネラルが含まれていますがその中でも最も多く含まれているのが鉄分。あずき100ｇで1日に必要な鉄分の78.6％が摂取できます。
血液を作るために欠かせない栄養素の鉄。鉄が不足すると、皮膚炎や二枚爪を引き起こす可能性が高まるそう。また鉄不足で貧血の人は、白髪や抜け毛が増えたり、寝起きが悪くなることもあるそうです。
日本人女性は鉄分が足りていない人が多く、普段から意識的に補う必要がある成分だといえます。
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【むくみ予防】カリウム
あずきの中で、2番目に多く含まれているミネラルが、カリウムです。
カリウムは過剰な塩分を排出し、むくみを防いでくれる栄養素で、高血圧を防ぐ役割があります。毎日デスクワークで足のむくみが気になる… という人は、意識的に摂りたい栄養素ですね。また、食事の塩分摂取量が増えており、カリウム不足である現代人が、意識して摂っていきたい栄養素だと言われています。
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あずきを毎日食べる注意点
甘いあんこの入ったスイーツなどはついつい頻繁に食べてしまいたくなるものですが、毎日たくさん食べるのは禁物です！ ここでは、あずきを毎日食べることのデメリットについて紹介します。
食べ過ぎると消化不良に
先ほどお話ししたように、あずきは食物繊維が豊富ですが、食べ過ぎると消化不良を起こす可能性があります。あずきに含まれる不溶性食物繊維は水に溶けない性質があり、胃腸が弱い人がたくさん食べると、胃腸に負担がかかることもあるので、食べ過ぎには注意したいですね。
糖分を摂り過ぎてしまう
つぶあんやこしあんに加工されたあんこには、砂糖が多く含まれています。そのため、「食物繊維やポリフェノールが入っているし、体にもいいよね」と言って食べ過ぎてしまうと、カロリーを摂り過ぎてしまい、糖尿病などの生活習慣病のリスクが高まることも！ 砂糖が多く入ったあんこは、ほどほどにしたいですね。
栄養が偏る
あずきには鉄やカリウムなどの栄養素が含まれていますが、そればかり摂っていると他の栄養素が不足してしまうこともあります。例えば、ビタミンCやビタミンD、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル豊富な食材も摂って、栄養バランスを整えるといいですね。
あずきの摂取は1日あたり100gが適量です。食事で納豆や豆腐などの大豆製品や他の豆類を食べた場合は、その分あずきを控えめにするようにしてください。
あずきを使った美味しいレシピ
あずきといえば、お菓子に使われているイメージがありますが、おかずとして使われることもあるんですよ。ここでは、忙しいワーママでも気軽に作れるあずきのレシピを紹介します。ほっこりとした甘さが、疲れた体を癒してくれるはずですよ。
かぼちゃのいとこ煮
(c)Adobe Stock
【材料】
かぼちゃ…約350～450g（1/4個）
ゆであずき（缶詰）…100～200g
砂糖…大さじ1/2～1
塩…小さじ約1/4
しょう油…小さじ1
水…150〜200ml
【作り方】
1. かぼちゃのわたと種を取り、一口大にカットする。
2. 鍋にかぼちゃと水を加えて、しょう油以外の調味料を入れる。
3. 強火で一煮立ちさせる。
4. 落しぶたをして一度弱火にしたあと、中火で柔らかくなるまで5～10分ほど煮る。
5. ゆであずきとしょう油を入れて混ぜる。
6. 弱火で約3分煮たら完成！
レシピ提供：『子どもに伝えたい 春夏秋冬 和の行事を楽しむ絵本』(永岡書店／三浦康子著)
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あずきとかぼちゃの鍋スイーツ
【作り方】
1. あずきの缶詰と水を鍋に入れる。
2. 1を沸騰させたら、餅・かぼちゃ・栗を入れる。
3. 2の火が通ったら完成！
最後に
あずきは和菓子としてなじみ深いだけではなく、栄養素も豊富で健康にいい食材なんですね。働いて疲れた時には、スナック菓子や洋菓子ではなく、あずきのスイーツに変えてみるなどして栄養を取り入れてみるといいですね。ただし、糖分の摂り過ぎにはご注意を！ 本記事で紹介したあずきのレシピも取り入れて、あずきをもっと身近に感じてもらえたら幸いです。
TOP画像／(c) Adobe Stock
監修
木村吏江（きむらりえ）
・デトックスアロマリンパマッサージ Lieru オーナーセラピスト
・オンラインスクール【Lieru式リンパセラピスト養成講座】講師
・ファスティングマイスター学院京都下鴨支部長
・プロフェッショナルファスティングマイスター
・健康美容食育指導士
・フランス式アロマライフスタイルテラピスト
・タカラジェンヌ、アスリートの施術やファスティングサポートも多数
HP：http://lieru39.com
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