大福やあんぱんなど、日本のお菓子に欠かせないあずき。親しみのある食べ物ではありますが、どんな栄養素が含まれているのか案外知らないのではないでしょうか? 実は、免疫力を上げるサポニンやアンチエイジングにいいとされるポリフェノールなど、美と健康に嬉しい栄養素が含まれているんですよ!
本記事では、あずきの主な栄養素から、食べる際の注意点について、オンラインスクール【Lieru式リンパセラピスト養成講座】講師であり、プロフェッショナルファスティングマイスター・健康美容食育指導士の木村吏江(きむらりえ)さんに教えてもらいました。レシピも紹介しておりますので、ぜひチェックしてくださいね。
あずきとは
マメ科ササゲ属の一年草
あずきとはマメ科ササゲ属の一年草で、穀類のひとつとして知られています。日本ではつぶあんやこしあんなど、和菓子の原料としてなじみがありますよね。
また、古来よりあずきの赤い色は邪気を祓うとして、運気が好転する冬至にふさわしい食材とされているそう。
「冬至粥」など、あずきをベースにしたお粥を食べられることが多いようです。
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あずきの栄養素と効果効能
あずきはいつまでも若く、美しくありたい! と思う、ワーママに嬉しい栄養素が含まれているんですよ。それでは、あずきの栄養素とその効果について見ていきましょう。
あずきに含まれる栄養素
あずきには豆類全般に多い栄養素と、あずき特有の栄養素が含まれます。
【あずきの栄養素(100gあたり)】
・タンパク質…20.8g(1日の摂取量の目安は60g)
・食物繊維…24.8g(1日の摂取量の目安は20g)
・カリウム…1,300mg(1日の摂取量は2,500mg)
・ビタミンB類…B12以外は全て含まれています。
・ポリフェノール
・サポニン
・ミネラル…鉄・カリウム・マグネシウム・リン・カルシウム・亜鉛
【便秘改善】食物繊維
お通じ改善のサポートをしてくれる食物繊維は、大きく分けて「不溶性食物繊維」と「水溶性食物繊維」の2種類があります。あずきには「不溶性食物繊維」が多く含まれていると言われていますよ。
「不溶性食物繊維」は、水に溶けず胃や腸の中で水分を吸収して膨らみ、腸の動きを活発化してくれます。あずきを食べるときに、水分と共に摂ることで便通を良くしてくれるとか!「水溶性食物繊維」は、腸内で分解されることで善玉菌を増やし、整腸効果をもたらしてくれます。
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【免疫力アップ】サポニン
あずきには「サポニン」という成分も含まれています。サポニンはフィトケミカルの一種。エグ味の素で抗酸化作用があります。 サポニンには、以下のような働きがあるのでチェックしてみてください。
・抗酸化作用…コレステロールの蓄積を抑え動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞を予防
・免疫力アップ…インフルエンザ・風邪予防
・肥満予防
・血流改善…冷え対策
・肝機能アップ
・咳、痰を抑える
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【アンチエイジング】ポリフェノール
あずきの赤色は、ポリフェノールの一種であるアントシアニンの色です。
ポリフェノールには、食欲の抑制効果や脂肪燃焼効果、さらには脂肪分解効果があると言われており、ダイエット効果が期待できるのだそう。
また、活性酸素を除去し、美肌効果も期待できるそうで、ダイエットだけでなくアンチエイジングを目指したい人にもおすすめの成分と言えるでしょう。
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【美肌】ビタミンB群
あずきには、B12以外の全てのビタミンB群が含まれています。 ビタミンB群はお互いに作用しながら体内で働きます。ですので、ビタミンB群がほぼ含まれるあずきを適量摂取することにより、エネルギー代謝がアップし、美容、ダイエット効果が期待できますよ。
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