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2024.03.22

【雨垂れ石を穿つ】ってどんな意味? 基礎知識と類語・対義語をチェック!

 

「雨垂れ石を穿つ」の類語

「雨垂れ石を穿つ」の類語の例とその意味は以下のとおりです。

【塵も積もれば山となる(ちりもつもればやまとなる)】
ごくわずかのものでも、数多く積もり重なれば高大なものとなることのたとえ。

【石の上にも三年(いしのうえにもさんねん)】
冷たい石の上でも、三年もすわり続けていれば石が温まってくる。最初は辛くとも、三年も辛抱すれば報われることのたとえ。

なお、「塵も積もれば山となる」には「小さなことでも大事にしよう」という戒めの意味を含み、「雨垂れ石を穿つ」とは使い方が違います。言い換える際は、自分が伝えたいニュアンスになっているか考えてから使いましょう。

「雨垂れ石を穿つ」と同じ意味の四字熟語

「雨垂れ石を穿つ」と同じ意味の四字熟語は「点滴穿石」です。「点滴穿石」は「てんてきせんせき」と読み、「点滴(てんてき)石(いし)を穿(うが)つ」と表現する場合もあります。

点滴穿石」という四字熟語は「雨垂れ石を穿つ」の言い換え表現として、同じ意味として使うことができます。

「雨垂れ石を穿つ」の対義語

「雨垂れ石を穿つ」の対義語の例とその意味は以下のとおりです。

【焼け石に水(やけいしにみず)】
《焼け石に水を少しばかりかけてもすぐ蒸発してしまうことから》努力や援助が少なくて、何の役にも立たないことのたとえ。

「焼け石に水」とは、少しばかりの努力や援助では意味がなく無駄であることをたとえた言葉です。「雨垂れ石を穿つ」は小さな努力を積み重ねることの大切さを説いているため、反対の意味だといえるでしょう。

水面にしずくが落ちている

言葉の意味合いを理解して使い分けよう

「雨垂れ石を穿つ」とは、小さな努力でも継続させることが重要だと説いたことわざです。雨しずくの力は小さくても、何度も繰り返し落ちると石に穴をあけるほど大きな力になることを表しています。もともと「泰山の雨の滴りは石を穿つ」、漢文では「泰山之霤穿石」という言葉を由来としていますが、これらはコツコツ続ける大切さを説く現在の使い方とはニュアンスが異なります。

なお、ほかの言葉に言い換えたい場合には「点滴穿石」、「点滴石を穿つ」、「塵も積もれば山となる」、「石の上にも三年」などの類語を使って表現しましょう。反対の意味を表現する場合には、「焼け石に水」が使えます。

言葉が持っている意味や語源、使い方、類語などをしっかりとチェックして、さまざまな言葉を正しく使えるようになりましょう。

黒い石に雨水が勢いよく落ちていく

写真・イラスト/(C) Shutterstock.com
メイン・アイキャッチ画像/(C)Adobe Stock

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