Domani

働く40代は、明日も楽しい!

 

LIFESTYLE雑学

2022.03.31

読めそうで読めない!難読漢字【狼藉】←なんと読む?

「狼藉」とは荒々しい振る舞いを指す言葉ですが、「狼藉日」など、使い方によって言葉の意味が異なります。今回は意味や語源、類語をご紹介します。さらに、使い方や同じ文字を使った四字熟語も解説しているため、正しく言葉を理解したい方はぜひ参考にしてください。

Tags:

「狼藉」の意味と類語をチェック

「狼藉」の読み方は「ろうぜき」です。場合によっては「ろうじゃく」と読むケースもありますが、この読み方をする場合は意味が異なります。

狼藉

「ろうぜき」と読む場合の意味は「荒々しい振る舞い」のことなどを指しています。はじめに、詳しい意味や語源、類語をしっかりと理解して、言葉を正しく使えるようになりましょう。

「狼藉」とは荒々しい振る舞いのこと

【狼藉(ろう‐ぜき)ラウ‐】
《「史記」滑稽伝による。狼(おおかみ)は寝るとき下草を藉(ふ)み荒らすところから》
(名)無法な荒々しい振る舞い。乱暴な行い。「―を働く」「乱暴―」
ト・タル(形動タリ)物が乱雑に取り散らかっているさま。「落花―たる公園」
「杯やお膳や三味線などの―としたなかにすわって」〈倉田・出家とその弟子〉

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

名詞として「狼藉」を使う場合は、「乱暴なおこない」や「荒々しい振る舞い」のことを指して使います。また、「狼藉」のうしろに「ーたる」をつけて形容動詞として使う場合は、「物が乱雑で整理されていないさま」を指します。そのほか、「秩序がなく乱れている状態」や「女性に暴力を振るう」という意味も持っている言葉です。

ろうじゃく」と読む場合は、「狼藉日」のことを省略して使う場合です。「狼藉日」についての詳しい意味は後述します。また、「狼藉」を使っている四字熟語がたくさんあります。「落花狼藉」として使うとまた違った意味になるため、あわせて確認しましょう。

「狼藉」の語源・由来

「狼藉」の語源となったものは、中国の通史である「史記」滑稽伝由来の漢語です。狼の草を踏み荒らした状態で寝る習性がもととなっており、さまざまなものが秩序なく散らかっているさまを「狼藉」と表現するようになったといわれます。

「狼」とは、「おおかみ」のほかに「乱れる」、「反する」、「背く」などの意味がある字です。もう一つの「藉」の字は「ふみにじる」、「乱雑なさま」、「ふみしだく」を表現しています。

「狼藉」の類語は「乱暴」など

「狼藉」の類語は「乱暴」や「暴行」、「非行」、「愚行」などです。それぞれの意味は、以下のとおりです。

【乱暴】
道理を無視した荒々しい振る舞いをすること。荒っぽく雑であること。

【暴行】
乱暴な行為のこと。

乱行】
乱暴なおこない。ふしだらなふるまい。

【非行】
道理や道徳からはずれた、正しくないおこないのこと。

愚行】
考えの足りないような、ばかげたおこないのこと。

このように、狼藉の言い換えができる表現はたくさんあります。「狼藉」とまとめて類語も理解して、自分ができる表現の仕方を増やしましょう。

「狼藉」という言葉の使い方と例文

「狼藉」という言葉がスムーズに使えるよう、例文で確認しながら使い方をチェックしましょう。「狼藉」の使い方の例は、以下のとおりです。

狼藉日
・狼藉を働く、狼藉者

「狼藉日」という言葉で使う場合は、先述したような「荒々しい振る舞い」などの意味の使い方ではありません。それでは、「狼藉」の使い方と例文を確認していきましょう。

狼藉日(ろうじゃくにち/ろうしゃくにち)

日をつけて「狼藉日」と使う場合には、「万事に凶であるという悪日」のことを指します。読み方は「ろうじゃくにち」もしくは「ろうしゃくにち」です。「狼藉」とだけ書き「ろうじゃく」と読んだ場合には、「狼藉日」のことを指して使われています。

陰陽道の呪術の考え方がもとになっており、大禍日や滅門日と同じく三悪日のうちの一日として知られています。「なにをするにしても向いていない悪い日」のため、結婚式をおこなう日としても避けられています。

狼藉を働く・狼藉者

「狼藉を働く」という表現では、「狼藉」を名詞として用いて「無法な荒々しい振る舞いをする様子」の意味で使われます。「狼藉を働く」を使った例文は、以下のとおりです。

【例文】
よからぬ目的のために集結して【狼藉を働く】なんて許せない。

狼藉者」と表現する場合には、「乱暴を働く者」という意味で使われます。また、「狼藉人」も同じ意味です。狼藉者を使った例文は、以下のとおりです。

【例文】
【狼藉者】に裁きを下す。
・時代劇では、よく悪人に対して「この【狼藉者】めが!」というセリフを言っている。

「狼藉」を使った四字熟語

ほかの使い方として、「狼藉」を使った四字熟語もあります。「狼藉」を使った四字熟語の例は、以下のとおりです。

・乱暴狼藉(らんぼうろうぜき)
・落花狼藉(らっかろうぜき)

狼藉

この2つ以外にも、「杯盤狼藉(はいばんろうぜき)」という四字熟語もあります。「杯盤狼藉」は「酒宴のときに杯や皿が散らかっていること」や「宴会の乱れたありさまのこと」という意味です。それでは、「乱暴狼藉」と「落花狼藉」の意味などをチェックしていきましょう。

【四字熟語1】乱暴狼藉(らんぼうろうぜき)

「乱暴狼藉」とは、「荒々しいおこないをして、秩序を乱すこと」や「考えもなく思いつくままに暴れること」という意味がある言葉です。そのほかにも、「粗野な言動をすること」という意味もあります。使い方は、「乱暴狼藉を働く」などと表現します。

「乱暴狼藉」のときの「狼藉」は、「荒々しく支離滅裂な振る舞いをする」という意味での使われ方です。「乱暴」も「荒々しい振る舞いをすること」のため、似た意味をさらに重ねている言葉だとわかります。

【四字熟語2】落花狼藉(らっかろうぜき)

「落花狼藉」には大きく分けて2種類の意味があります。1つ目の意味が「花がばらばらに散ること」、「物が乱雑に散らばっていること」で、2つ目の意味が「花を乱暴に散らすこと」、転じて「女性や子供に対して乱暴を働くこと」です。

「女性に乱暴を働くこと」という意味は、「花を散らす」という表現の花を女性に見立てたことでできたといわれています。使い方は「落花狼藉に及ぶ」などがあります。

まとめ

「狼藉」は、「荒々しい振る舞い」や「乱暴なおこない」、「物が乱雑で整理されていないさま」などを意味する言葉です。「狼藉」を「ろうぜき」と読む場合と「ろうじゃく」と読む場合とで意味する内容に違いが出るため、注意してください。「狼藉」を使った四字熟語もいくつかあり、一緒に覚えておきましょう。

狼藉

「狼藉」が持つ意味やその言葉ができた背景、類語、対義語などをまとめて確認し、正しく使えるようになりましょう。

こちらの記事もおすすめ

【100人に聞いた】威圧的な人にみられる特徴とは?上手な付き合い方についても紹介
「傍若無人」の意味とは? 漢文の由来、類語、使い方、性格の特徴を解説

写真・イラスト/(C) Shutterstock.com

Domaniオンラインサロンへのご入会はこちら

Read Moreおすすめの関連記事