「葉鶏頭」、なんと読む?
「葉鶏頭」は「ハゲイトウ」と読みます。ヒユ科に属する一年草(一年しか花を咲かせない植物)で、色鮮やかな葉色が特徴です。
名前の由来とは?
「葉鶏頭」という名前は、葉が鶏の頭に似た赤色であることに由来しているといわれ、雁来紅(ガンライコウ)とも呼ばれています。「葉鶏頭」の見頃を迎えるのが、鳥の雁が渡ってくる秋ごろであることから、この名前がついたとされています。
「葉鶏頭」って、どんな植物?
「葉鶏頭」の原産地は、熱帯アジア。「葉鶏頭」は、スーパーフードとして知られる「アマランサス」の仲間で、見頃は8月から11月とされています。草丈は100センチ程度で、暑さに強く寒さに弱いという特徴を持ちます。
「葉鶏頭」の葉色が鮮やかで美しいことから、その葉色に魅力を感じる人が多く、特に秋の風景に映える植物として高い人気を誇ります。
「葉鶏頭」は葉色に注目が集まりがちですが、実は花も咲きます。「葉鶏頭」の花は小さく、葉の根元に固まって咲くため、葉に隠れてしまい、目立たないことがほとんど。
「葉鶏頭」にはさまざまな種類がありますが、美しい紅桃色で色の変化が楽しめる「イルミネーション」や、赤・黄・緑のコントラストが特徴的な「トリカラー」、鮮やかな緋赤色を持つ「アーリー・スプレンダー」などが人気なのだそう。
「葉鶏頭」の花言葉や季語とは?
葉色が人気の「葉鶏頭」にも、花言葉があります。季語と併せて見ていきましょう。
「葉鶏頭」の花言葉
「葉鶏頭」の花言葉としてよく紹介されているのが、「不老不死」「情愛」です。鮮やかな葉色が長く楽しめることにちなんで、この花言葉になったといわれます。一方で、「見栄坊」「気取り屋」「絶望」など、あまりポジティブではないイメージの花言葉も。
「葉鶏頭」の季語
「葉鶏頭」は、秋の季語として知られています。月ごとの分類では、8月から10月に該当。「葉鶏頭」は秋が見頃の植物、長く楽しめることから、「三秋の季語」としても分類されています。
「葉鶏頭」の育て方とは
夏から秋の花壇を彩り、長く観賞できる「葉鶏頭」の育て方と楽しみ方をチェックしていきましょう。「葉鶏頭」は育てやすいので、ぜひ花壇に植えてみてください。
「葉鶏頭」を育てるのに適している環境とは
「葉鶏頭」は熱帯地帯の植物であることから、暑さに強いことで知られています。日当たりが良いところを好むため、西日の当たる場所でもしっかりと育ちます。
「葉鶏頭」が苦手なのは、多湿と寒さ。多湿の状態が長く続くと、根腐れを起こしやすくなります。また、霜が降りるほどの寒さになると枯れてしまうことがほとんどです。
「葉鶏頭」の水やりや肥料って?
水はけのよい場所を好む「葉鶏頭」の水やりは、庭植えの場合はほとんど必要ないと考えてよいでしょう。天候にまかせておくという感覚でOKです。それよりは多湿の状態が続かないよう、梅雨時などは注意してください。ただし降水量の少ない真夏は、時折土の状態をチェックし、必要があれば夕方に水やりをしましょう。
鉢植えの場合は、土が乾いていたら水を与えましょう。水やりをする際は、鉢の下から水が出るまでしっかりと水やりをします。