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2023.12.18

【ERP】ってどんな意味? 主な機能や導入するメリット・デメリットを解説

 

【ERP】とは、企業資源の有効活用を目的とした業務システムのことです。情報の一元管理に特化しており、入力作業や経営判断の効率化などに役立ちます。一方で、導入時にはいくつかの課題も存在します。ERPの機能やメリット・デメリットを正しく理解しておきましょう。

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ERPとは?機能やメリット・デメリット

ERP

ERPとは、「Enterprise Resource Planning」の略で、直訳すると「企業資源計画」となります。つまり、企業の人的資源や資産、情報といった資源を総合的に管理し、最適化するための経営手法のことです。またこのような考え方を実現するための業務システムのことを指し、「統合基幹業務システム」と呼ばれることもあります。

ERPを導入するとさまざまな効果が得られますが、デメリットがないわけではありません。ERPの基本的な機能や、しばしば混同される「基幹システム」との違い、メリット・デメリットを理解しておきましょう。

ERPの基本的な機能

ERPは情報の一元管理に特化したシステムです。以下のように、企業経営におけるさまざまな情報を集約でき、さらに各管理システムと連携することでスムーズに情報をやりとりできます。

・人事、給与管理
・生産管理
・販売管理
・購買管理
・顧客管理
・会計管理
・プロジェクト管理
・マーケティング管理 など

ERPで管理できる情報の種類は、ERPの開発元によって異なります。例えば、プロジェクト型業務に特化しているもの、生産管理を得意とするもの、といった具合です。搭載機能や得意とする分野は製品ごとに異なるため、自社に必要な機能が備わっているかをよく確認しましょう。

ERPと基幹システムの違い

ERPと混同されやすいツールとして、基幹システムが挙げられます。基幹システムは業務システムとも呼ばれ、主目的は企業経営における基幹業務のコンピューター管理です。一般的にはバックオフィス系を指し、主に以下の6つに分類されます。

1. 会計システム
2. 在庫管理システム
3. 人事システム
4. 生産管理システム
5. 販売管理システム
6. 購買管理システム

基幹システムは独立したシステムであり、他部署と情報をやりとりするためにはシステム間の連携が必須です。その点、ERPは情報を統合データベースで一元管理するため、シームレスなデータ連携が可能です。

基幹システムもERPも複数の情報を扱う点は共通していますが、各部署でのデータの連携を目的としているかどうかが異なります

ERPを導入するメリット

ERPを導入すると、社内の情報を統合データベースでまとめて管理できます。従来は業務ごとにデータ管理が分断されていたため、共通して使用するデータであっても、各部署で更新する必要がありました。

統合データベースで情報を管理することにより、ある業務処理が実行されると、その業務に紐づくデータも連動して変更されます。個別にデータを変更する必要がなく、部署間の連携がスムーズになるのがメリットです。

また、多くのERPには経営分析機能が搭載されており、集約された情報を表やグラフに可視化できます。最新の情報をリアルタイムで確認できるため、スピーディーな経営判断が可能となるでしょう。

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