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2022.08.08

猛暑が続いてもうツラい!医師に聞く夏バテ予防の食材は?【夏バテ対策】

 

辛い夏バテをビタミン豊富な野菜や疲労回復に役立つお肉で予防!この夏、 毎日の食事に取り入れたい食材について、予防を含めた総合医療に詳しい、医師の佐藤 務先生に教えていただきました。

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keiko kido
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夏バテは暑さや温度差によるストレスからくる疲れ

「人間の体は恒常性を保つために、一定の体温になるように自律神経が調整しています。ところが今年は、梅雨の時期から猛暑日が頻繁に訪れ、体の調整機能がくずれて夏バテを起こしやすくなっています。真夏にはエアコンのきいた室内と屋外の猛暑との温度差によって、さらに夏バテが重くなる可能性が高まるでしょう」(佐藤 務先生 以下同)

自律神経を管理している脳も疲れる

夏バテによって疲れるのは体だけではありません。「夏は自律神経の調整機能が追いつかず、バランスが乱れてしまうことがあります。その自律神経に命令を出しているのは脳自律神経が乱れると脳も疲労してグッタリしてしまいます」

体と脳、両方の疲れを回復させる成分を毎日摂ることが大切

「夏バテ予防に意識して摂りたいのはタンパク質とビタミン、ミネラル。手軽にとれる肉類や魚介類に野菜、海藻を合わせれば効率よく摂ることができます」

夏バテ予防におすすめの食材

【1】夏野菜

「夏に旬を迎えるトマトやカボチャ、オクラ、モロヘイヤなどはビタミンが豊富。汗で失われる水溶性ビタミンを補給できます。カボチャは特に皮に多くビタミンAが含まれており、活性酸素を除去して疲れにくくしてくれますよ。ゴマやカレー、味噌、豆板醤、レモンなどで香りや辛味をプラスすれば、アツアツでも冷えた状態でもおいしく食べられます」

【2】鶏むね肉

「鶏むね肉に多く含まれるイミダゾールペプチドは脳の疲労回復にも効果的です。脳疲労を回復させるには、抗酸化作用の高い栄養素をとって、脳細胞の酸化ストレスを軽くする必要があります。鶏むね肉に含まれるイミダゾールペプチドには、その高い抗酸化作用があるのです。このイミダゾールペプチドは、2~4週間以上200~400mgを毎日継続して摂取すると効果が期待できます」

毎日200~400mgというと大変そうですが、鶏肉の中でも、徳島県が開発したブランド地鶏「阿波尾鶏」には、このイミダゾールペプチドが一般的な鶏肉の約2倍も含まれているそう。効率よく摂取したい方にはおすすめです。

【3】サバ缶

「さば缶には、タンパク質とかなりの量のビタミンやミネラルが含まれています。また、疲労回復成分のイミダペプチドのほか、血液をサラサラにして酸素を全身にめぐらせるEPA・DHAも豊富。疲労が蓄積すると鈍くなる自律神経の働きを助ける働きもあります」

おすすめの食べ合わせは?

「長ネギやにんにくのアリシンと肉や豆腐のビタミンB1の組み合わせは体力回復に効果的。大豆などに多く含まれるビタミンB1は、糖質の分解を助けてエネルギーを生み出し、乳酸などの疲労物質を溜まりにくくしてくれます。鶏むね肉に含まれるイミダゾールペプチドと、レモンなどに含まれるビタミンCの組み合わせもおすすめです」

スーパーで手に入る食材ばかりなので、毎日の食事に積極的に取り入れて、夏バテ予防に役立てましょう!

医師

佐藤 

稲毛病院整形外科・リハビリテーション科/健康支援科部長。1997年、臨床の現場にサプリメントの摂り方を指導するビタミン外来を新設。2000年には全国初の健康支援科を創設、8つの健康支援外来を新設。昭和大学医学部統合医学科講師に就任し、医学生にサプリメントや栄養の講義を開始。専門は整形外科・リハビリテーション科だが、予防を含めた総合医療を提唱。

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