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2022.11.07

【賽子】はすごろくなどに使う〇〇のこと!漢字の由来や賽子の種類を解説

 

「賽子」とは、すごろくや博打に用いる「サイコロ」の漢字表記です。すごろくを打つことを表す「簺(サイ)」に由来し、骰子(シャイツ)やダイスなどと呼ばれることもあります。今回は賽子の意味や漢字の由来、あわせて覚えておきたい難読漢字などをご紹介します。

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賽子の読み方とは?意味や由来も解説

賽子とは、すごろくなどのゲームに用いられる道具のことです。漢字が難しいため、読み方がわからない人は少なくないでしょう。ここでは、賽子の読み方や意味、由来などを解説します。

■賽子の読み方と意味

賽子の正しい読み方は「サイコロ」です。すごろくや博打などに使われる道具であり、形状は正方形の面で囲まれた立方体です。各面に1〜6の数字が記され、主に数字をランダムに表すために用いられます。

賽子を辞書で引くと、以下のように説明されています。

【賽子:さいころ】
「さい(采)1」に同じ。「―を振る」

上記の説明だけでは意味を把握できないため、「采」の意味も辞書で確認してみましょう。

【采:さい】
1.双六(すごろく)・ばくちなどで用いる小さな立方体の道具。六つの面に一から六までの目が記してあり、投げ転がして上面に出た数により勝負を決める。さいころ。一天地六(いってんちろく)。
2.「采配」の略。「―を振る」

■賽子の由来は漢字の「簺(サイ)」

そもそも「サイ」とは、すごろくを打つことやダイスを表す「簺(サイ)」の字音です。昔は「采(サイ)」と呼ばれていましたが、後に接尾語の「コロ」がつき、呼び方がサイコロへと変化しました。コロには、転がるものや小さいもの、丸いものなどの意味があります。

賽子は日本で用いられている表記であり、サイコロと同音であることから広まったとされています。ちなみに、中国でのサイコロの漢字表記は「骰子・色子(シャイツ)」です。

その他にも、サイコロには以下のような別名や類語が存在します。

・さい
・ころ
・ダイス
・一点地六(いってんちろく)
・六博(ろくはく)
・鹿の角(ししのつの)

■賽子の種類はさまざま

一般的な賽子は正六面体ですが、その他にもさまざまな種類があります。たとえば、おもちゃとして使われる賽子は球体で出来ていることが多いです。面の数にもバリエーションがあり、正四面体や正八面体などの多面ダイスがあります。

数字が記されているとは限らず、算術記号や十二支が書かれている賽子も存在します。また、占いや麻雀では専用の賽子を用いるのが一般的です。賽子はさまざまな場面で登場するため、形状や記されている文字に注目してみるといいでしょう。

賽子以外にも!身近な言葉を表す難読漢字4つ

身近な言葉を表す難読漢字は、賽子以外にもたくさんあります。ここでは、以下の4つの難読漢字について解説します。

1.百日紅
2.栗鼠
3.玉蜀黍
4.嚊天下

賽子とあわせて、それぞれの読み方や意味を理解しておきましょう。

1.百日紅

百日紅とは、夏から秋にかけて花を咲かせる樹木のことです。正しい読み方は「さるすべり」で、別名「ひゃくじつこう」とも読まれます。白やピンク、紫など、花の色のバリエーションが豊富であるのが特徴です。

名前の由来は諸説あり、朝鮮半島に伝わる悲恋物語に由来する説や、猿ですらもすべり落ちるようなツルツルとした幹に由来する説などがあります。江戸時代以前に中国から日本に伝わったとされており、現在では庭や公園などのさまざまな場所に植えられています。

【百日紅:ひゃくじつこう】
サルスベリの別名。《季夏》

2.栗鼠

栗鼠は小動物を表す難読漢字で、正しい読み方は「りす」や「くりねずみ」です。漢語の「リッス」「リッソ」に由来し、日本では促音の「ッ」を抜いて読まれるようになりました。栗鼠以外に、「木鼠(きねずみ)」や「松鼠(まつねずみ)」と呼ばれることもあります。

栗鼠は貯食する性質をもっており、餌が少ない時期に備えて餌を確保するのが特徴です。野生に生息するのが基本ですが、飼育環境を整えればペットとして飼うこともできます。

【栗鼠:りす】
《「りっす(栗鼠)」の音変化》
1.リス科の哺乳類。体長15〜22センチ、尾長13〜17センチ。冬毛では背が暗褐色か黄褐色で夏毛では淡黒褐色になり、毛はふさふさしている。樹上生で、果実・種子・芽などを主食とし、巣も樹上に作る。本州・四国に分布。日本りす。本土りす。
2.齧歯げっし目リス科の哺乳類のうち、樹上にすみ昼間活動するものの総称。日本にはニホンリスとエゾリスが生息し、タイワンリスが野生化している。尾は体長と同じくらい長くてふさふさし、動作はすばしこく、クリ・クルミなどの木の実を好む。広くは、リス科のうちムササビ類以外を総称し、シマリス、ジリスなども含まれる。きねずみ。くりねずみ。

3.玉蜀黍

玉蜀黍は「とうもろこし」の漢字表記です。アメリカ熱帯地方原産のイネ科植物で、16世紀にポルトガルから日本に伝わりました。それ以前に中国(唐)から伝わっていたモロコシという植物に似ていたことから、「唐のモロコシ=玉蜀黍」と呼ばれるようになったとされています。

モロコシは「唐黍」と表記されますが、「唐唐黍」や「唐蜀黍」では意味が重複するため、唐の代わりに玉が用いられました。玉蜀黍以外にも別名があり、「唐黍(とうきび)」や「南蛮黍(なんばんきび)」とも呼ばれます。

【玉蜀黍:とうもろこし】
イネ科の一年草。高さ2〜3メートル。茎は中に白い髄が詰まり、節に細長い葉が互生する。夏、茎頂に雄花穂を円錐状につけ、雌花穂は中ほどの葉の付け根につける。雌花は太い軸に多数規則正しく並び、数枚の苞(ほう)に包まれ、毛状の花柱を出している。種子は扁円形で、でんぷんに富み、食用および飼料にする。アメリカ熱帯地方の原産で、日本へは天正の初めに渡来。とうきび。まきび。南蛮きび。《季 秋 花=夏》

4.嚊天下

嚊天下の正しい読み方は「かかあでんか」です。家庭の中で夫よりも妻が権力をもっており、妻に対して夫は頭が上がらない状態を指します。亭主関白の対義語というとイメージしやすいでしょう。

本来は働き者の女性を表す言葉ですが、現在ではあまり良い意味では使われません。嚊天下を使う場合は、相手や状況を選ぶ必要があるでしょう。

【嚊天下:かかあでんか】
一家の中で妻が夫よりも強い権力を振るっていること。⇔亭主関白。

賽子の正しい読み方や意味を覚えておこう

賽子はすごろくなどのゲームに使われる道具のことで、正しい読み方は「サイコロ」です。元々は采(サイ)と呼ばれていましたが、後に接尾語の「コロ」がくっつきました。そして、日本では同音の賽子という漢字が用いられるようになったとされています。

正六面体の形状が一般的ですが、用途に合わせてさまざまな種類の賽子が存在します。教養のひとつとして、賽子の読み方や意味を正しく理解しておきましょう。

(引用はすべて〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

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