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EDUCATION 子供の習い事

2022.11.01

プログラミングで伸びるのはITスキルだけじゃない!幼少期に始めるメリットとは【子供の習い事】

子供の習い事として注目を集めているプログラミング。でも、親世代が未経験な場合が多いため「気になるけれど踏み込めない」という方も。そこで、『プログラミング教育 HALLO』を運営する、株式会社YPスイッチ取締役 鳥海 最さんに、気になる疑問にお答えいただきました!

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keiko kido
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プログラミング教育で得られるスキルはさまざまな職業で役立つ

プログラミングというと、IT関係の仕事で使うスキルというイメージがありますが、実はさまざまな分野で役立つそうです。たとえば、医療の世界でもAIを駆使して遺伝子情報や病名の解説など、データから病気の判断や予測を行う時代に。さらに、一見、無関係のように思えるスポーツ業界でも、高いパフォーマンスを実現するために、相手チームの情報や自分の体をデータ化し解析することがあるよう。そんな、今後ますます需要が増えていくであろうプログラミング教育について、『プログラミング教育 HALLO』を運営する、株式会社YPスイッチ取締役 鳥海 最さんにお話をうかがいました。

プログラミングを習う子供

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プログラミング教育は年長から始めるのがひとつの目安

「キーボードを打つ必要があるため、小さな子供には難しいのでは?」とも思えますが、何歳くらいから始めるのが理想的なのでしょうか?

「『きっかけがあれば早ければ早いほうがよいですよ』と保護者の方にはお伝えしています。ただ、プログラミング教材では文字を読む必要があるため、年長から始めるのが目安になると思います。

プログラミングの基礎を学ぶことで、プログラミングそのものの知識はもちろん、物事の考え方、考える力や考える姿勢を養えると言われています。学齢が高くなりさまざまな興味をもって他の習い事に没頭したり、中学校受験の準備等が本格化する前に、考える力を養う、テクノロジーに触れて身近に感じてもらう、好きになってもらうということが小さなお子さまにも非常に価値があると考えています」(鳥海 最さん 以下同)

5、6歳だと、まだパソコンを使えない子供が多いと思いますが、そのレベルからでも始められるのですか?

「教室により内容が異なるため一概には言えませんが、お子さま向けのプログラミング教室のほとんどはパソコンが使えないことを前提としたエントリーコースを用意している印象です。やる気スイッチグループとPreferred Networksの共同事業として展開している『プログラミング教育 HALLO』(以下、HALLO)には、初心者のお子さまも安心して楽しくお通いいただいています。

まるでゲームのステージをクリアしていくように段階的にプログラミングを学べるカリキュラムになっていますので、『ゲームで遊んでいるみたい』『夢中になって取り組んでいます』といったお声をよくいただきます。お子さまが夢中になる仕掛けをたくさん組み込み、学業・仕事で使用するタイピング技術から実用レベルのコーディングまでシームレスに身につけられるように設計していますし、HALLOではiPadを使用しているため、パソコンに苦手意識をお持ちの方にも取り組みやすいようです」

親のパソコンスキルは関係なし! 経験がなくても問題なく始められる

「PC関連が苦手で、自分が教えてあげられないから不安」という方も多いようですが…。

プログラミングを習う子供

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「保護者の方が苦手でも、まったく問題ありません。国語や算数など保護者の方が自分も学んできた科目とは異なり、ほとんどの方が習ったことがない科目なので当然です。保護者の方に知識・経験がないことよりも、今後社会が激動していく中でお子さまにプログラミングを習わせよう、少しでも触れさせてあげようとする考えが重要だと思います」

知識だけでなく「プログラミング的思考」を養うことができる

では、プログラミングを習うとどのような能力が身につくのでしょうか?

「知識そのものだけではなく『プログラミング的思考』を養うことができます。『プログラミング的思考』とは、プログラミングに必須な『手順を考える』『分解して考える』『条件を整理する』などを通じて身につく能力。これは、新学習指導要領に盛り込まれている3つの柱『思考力・判断力・表現力』にも密接に関わるものです。教科の学習や入学試験等での重要性も増していくと言われていますし、どんな職業でも求められる能力です。日常生活で役立つものでもありますよね。

具体的なプログラミングのスキルは、各スクールのカリキュラムによるところが大きいため一例となってしまいますが、 HALLOでは、『プログラミング的思考』『プログラミングスキル』に留まらず『コンピュータ・サイエンス』(統計や数学の知識からインターネットの仕組みなど必修科目になった「情報Ⅰ」で取り扱う領域)まで総合的に習得することができます。その他、プログラミングを学ぶことで課題の発見から解決力、自分の作品をつくる過程で鍛えられる創造力や試行錯誤する力、そして作品をお友だちの前で発表することで鍛えられるプレゼンテーション力まで、日々子供たちの能力が高まっています」

    プログラミング学習自体に向き・不向きはない

    習い事を選ぶとき、「自分の子供に向いているかどうか」が気になりますが、プログラミング教育はどんな子供に向いていますか?

    「エンジニアという仕事そのものに向き不向きはあると思いますが、ことプログラミング学習自体に向き・不向きはないと感じています。実際にHALLOにお通いの生徒さんは、やる気スイッチグループのスポーツ教室『忍者ナイン』が終わってから汗だくで教室に来て、一生懸命プログラミングを解いているお子さまもいれば、運動や他の科目があまり好きではないお子さまもいます。強いて言うなら『工作などつくることが好き』『ゲームが好き』なお子さまが比較的多いように感じます。

    「プログラミングが得意になったことで学校での過ごし方が変わった!」とお話しいただいたこともあります。内気で交友関係も積極的にできなかったお子さまが、お友だちに教えられる得意分野ができ変化が見られたそうです。プログラミングを早めに始めることで得意科目にでき、お子さまが自信をつけることにもつなげられます。

    そして、確実に言えることは、学校の勉強・課題提出、多くの職業でPCやタブレットを活用するようになった今、プログラミング教育、ITリテラシーの習得は子供にとって身近な課題であるということ。つまり、向き不向きで判断すべきではない領域になってきているのが現状かと思います」

    プログラミングの概念に触れるだけでも将来の選択肢が広がる

    キーボードを打つ段階から勉強を始めると、プログラミングスキルが身につくまでに時間がかかりそうですが、何年くらい習うのが理想的ですか?

    「ここまでできたらゴール」という指標がないので、終期の設定は難しいですね。エンジニアとして働いている方でも日々勉強が仕事だと言われていることがわかりやすい例です。

    もちろんしっかりと極めるために、何年もお通いいただくこともためになりますし、1、2年でも小さいときにプログラミングの概念に触れる、思考力を鍛える経験は非常に有益だと私は考えています。それだけでも、学業への好影響や職業をはじめ将来の選択肢が広がると思います。

    プログラミング教育は一昨年度から小学校、昨年度から中学校で必修化されました。また、今年度から新たに高校の共通必履修科目となった「情報I」にもプログラミングが含まれています。さらに大学入学共通テストでは2025年から出題科目に「情報Ⅰ(プログラミングなど)」が追加されることが決まりました。お子さまがナレッジやスキルを習得し、各ステージでの履修内容に適応できるようにすることはもちろん、高校・大学進学等を目指す場合には、保護者さまが情報収集する場としても、プログラミング教室はお役にたてるのではと感じています」

    教室選びのポイントは子供が「夢中になれるか」と保護者の「何を身につけてもらいたいか」

      プログラミングと言ってもいろいろな教室があるので、子供に合った教室を選ぶのも難しいところです。

      「教室選びのポイントは、大きく3つあると思います。子供目線では『楽しい!通いたい』と気に入ったところ、コーチとの相性がよいところ、そして保護者目線では『何を身につけてもらいたいか』です。

      ひと口に『プログラミング教室』と言っても、ロボットを使う教室・使わない教室、個別または少人数の教室・集団レッスンの教室などさまざま。たとえば、ロボット教室はプログラミングすることによりロボットという具体物を動かせる楽しさがあり、プログラミングの導入としてはよいと言われていますね。形のあるものを扱うため、プログラミングそのものよりもロボットの組み立てに時間を要する、という一面も。お子さまの個性や性格、レベルや興味にあった先を見つけられるとよいですね」

      「ちゃんとできた」「やってよかった」と喜びを感じられる経験が何より大切

      「子供に挑戦させてみたいけれど、長続きするか心配」という方も多そうです。

      「先ほどお伝えした通り、お子さまが『夢中になれる』プログラミングとの出合いが大切だと思います。そのうえで、指導者や保護者さまがお子さまの『やる気スイッチ』が入るようにサポートできるとよいですね。そのポイント、続けるコツをやる気スイッチグループの個別指導メソッドからご紹介します※。

      まず、お子さま自身が『ちゃんとできた』『やってよかった』という成功体験を積む必要があります。成功体験を積み重ねることで、お子さまは『もっとやりたい!』という気持ちが強くなり、やる気スイッチが入ってプログラミングに自分から積極的に取り組めるようになります。

      そこでぜひ、お子さまのやる気スイッチが入るように、ご家庭でもお子さまを褒めてあげてください。保護者さまがプログラミングを完全に理解する必要はありません。お子さまが教室でどのようにプログラミングに取り組み、どのような成長が見られたのかを踏まえて、その頑張りを褒めれば大丈夫です。できれば、保護者さまも具体的にお子さまの頑張りを承認し、褒められるように教室と情報を共有することをおすすめします。そうした密な連携が取れるかどうかを教室選びのひとつにするのもよいかと思います」

      今後、必要になってくるスキルを小さいうちにゲーム感覚で身につけられるのは、大きな魅力。子供がPC関連に苦手意識をもつ前に始めてみるのもよさそうですね!

      ※プログラミング教育 HALLOは、株式会社やる気スイッチグループと人工知能(AI)技術の研究開発で日本を代表する株式会社Preferred Networksの合弁会社、株式会社YPスイッチが運営しています。

      プログラミング教育 HALLO

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