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2023.10.19

ビストロとは? ブラッスリーなど、飲食店の種類とその違いを徹底解説

 

「ビストロ」とは、フランス語で「小レストランや居酒屋」という意味です。気軽に利用できる飲食店として日本でも親しまれています。本記事では、ビストロやブラッスリーの意味と違いなどについて詳しく見ていきましょう。

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ビストロってどんなお店?

友人や恋人とちょっとおしゃれな外食をしたいとき、どんなお店へ行きますか? 落ち着いた和食の創作料理店や、アメリカンダイナー、異世界に飛び込んだかのようなエスニックな料理店など、さまざまな選択肢がありますが、ビストロなんていかがでしょう?

創作料理店やダイナーなどはイメージしやすいですが、ビストロやブラッスリーなどはちょっとイメージしにくいかもしれません。

そこで、本記事ではビストロなど馴染みがあまりない飲食店について、詳しく解説します。これまで行ったことがないという方も、この機会にぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

料理をする人

「ビストロ」の意味

「ビストロ」とは、「気軽に利用できる小レストランや居酒屋」という意味のフランス語です。日本では小レストランはあまり聞きませんが、居酒屋というとイメージしやすいでしょう。ちなみに、「bistro」と表記します。

ビストロはフランスの家庭料理を楽しめるお店

では、ビストロではどんな料理を楽しむことができるのか紹介します。フランス料理というと、大きめのお皿に美しく盛り付けられた料理を想像する方が多いのではないでしょうか? いわゆるフレンチと呼ばれ、格式高く、マナーが難しかったり価格帯も高めに設定されていたりする場合が多いので、ハードルが高く感じがち。

しかし、ビストロはフランスの伝統的で家庭的な料理を楽しむ飲食店。カジュアルな雰囲気で食事を楽しむことができるため、友人や恋人、家族と和やかに食事することができるでしょう。

フランスの地方によって郷土料理が異なり、それもビストロの楽しみ方の一つです。ここでは、いくつかの地方の郷土料理を紹介します。

1:ピペラード

フランスのバスク地方の郷土料理「ピペラード」。「ピペラード」とはバスク語で「唐辛子」を意味します。パプリカ、トマト、玉ねぎ、唐辛子を入れて煮込んだ料理です。卵とじにしたり、生ハムに添えたりと、地域や家庭によって様々なアレンジがあります。

定番メニューはもちろん、こういった「ザ・郷土料理」を求めてビストロ探しをするのも面白いかもしれません。

ピペラード

2:パテ・ド・カンパーニュ

多くのビストロにある定番料理といえば、パテ・ド・カンパーニュ。フランス語では、「pâté de campagne」と表記します。

パテ・ド・カンパーニュは、パイ生地でひき肉などを包んだ料理や、豚肉ミンチやレバーペーストを混ぜ合わせ、型に入れて焼き上げる料理のことです。略して「パテ」とも呼ばれ、フランス全土で食べられている料理です。

お店によって混ぜ込まれる肉の種類や材料が異なっているのも、ファンが多い理由のよう。そのため、食べるパテに合わせてワインやパンを決めるお店やツウが多いのだとか。

肉料理

3:テリーヌ

パテと似た料理でテリーヌという料理もあります。「テリーヌ」のもともとの意味は「容器」なのですが、そこから転じて「すりつぶした魚や肉、野菜を陶製の器に入れて蒸し焼きにした料理」を指すようになりました。

蒸し焼きにした後、器から出して薄切りにします。前菜として食べられることが多い料理です。

白いお皿に盛り付けられた豚肉のテリーヌ

4:オニオングラタンスープ

薄切りの玉ねぎを炒めたものにスープを注ぎ、フランスパンの薄切りとチーズをのせてオーブンで焼いた料理「オニオングラタンスープ」も人気メニュー。お店によって、さまざまな調理法やアレンジがあります。オーブンでぐつぐつするまで焼いたオニオングラタンは絶品です!

5:カヌレ

おやつとしても、食後のデザートとしても人気なのが、カヌレです。最近では、日本でもカヌレ専門店ができるなど、大人気のフランス菓子になりました。

正式名称は、「カヌレ・ド・ボルドー」です。もともと「カヌレ」は、「縦溝をつけた」という意味があります。そして、フランスのボルドー地方伝統の焼き菓子であることから、この名前が付きました。

王冠のような、コロンとした愛らしいフォルムが特徴的。外側はカリカリ、内側はしっとりもちもちの甘い焼き菓子です。

フランス料理店の種類を紹介

日本では、ビストロと並んでブラッスリーと呼ばれる飲食店もよく目にします。ブラッスリーもフランスの飲食店なのですが、その違いやほかのフランス料理店の名称について、紹介します。ぜひ、お店選びの参考にしてください。

お皿に盛られたクロワッサン

1:ブラッスリー

「ブラッスリー」もビストロと同じように「居酒屋」という意味合いで、ビストロよりもカジュアルなニュアンスのお店のこと。「ビールの醸造」「ビール醸造所」という意味もあり、もともとは「食事もできるビアホール」を指していました。

2:グランメゾン

「グランメゾン」は、フランス料理店のなかで、もっとも格式高い最高級のフランス料理店を指します。

3:カフェ

お酒を楽しむ居酒屋的な役割がビストロやブラッスリー、食事を楽しむ格式高めな料理店がグランメゾンやレストランです。カフェは、日本でいうところのコーヒー店や喫茶店のような場になります。コーヒーや軽食、スイーツなどを手軽に味わえるお店です。

最後に

「ビストロ」とは、「小レストランや居酒屋」という意味のフランス料理店のこと。日本では、フランスの伝統料理や郷土料理をおいしいお酒とともに楽しむことができます。

本記事では、ビストロのほかにブラッスリーやグランメゾンなどのフランス料理店の名称についても紹介しました。フランス料理を食べたいときは、相手や場合に応じてビストロやブラッスリーにするのか、レストランやグランメゾン、はたまたカフェにするのかを選び分けるのがおすすめです。ぜひ、そんなときの参考にしてみてください。

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