取捨選択とは?
取捨選択とは、良いものを取り、悪いものを捨てて、選ぶことという意味の言葉です。ビジネス、日常会話、学問など、さまざまな場面で使われている言葉であるため、おおよその意味はわかっているという方が多いでしょう。
しかし、よく使われる言葉であるからこそ、正確な意味と使い方を知っておきたいところです。デジタル大辞泉では以下のように解説されています。
【取捨選択】
必要なものを選び取り、不要なものを捨てること。「情報を―する」
(引用〈小学館デジタル大辞泉〉より)
取捨選択の意味と読み方、由来をさらにくわしく説明します。
■取捨選択の意味と読み方
取捨選択とは、良いいものや必要なものを取り、悪いものや不必要なものを捨てて、選び出すという意味の四字熟語です。ただ選ぶだけではなく、取る作業と捨てる作業とがセットになっているところがポイントといえるでしょう。
取捨選択の読み方は「しゅしゃせんたく」です。また、取捨選択の「取捨」を「取舎」と表記する場合もあります。「取舎選択」も正しい表記であることに留意してください。
■取捨選択の由来
取捨選択は「取捨」と「選択」という2つの語句をつなげた四字熟語です。「取捨」には、取り上げて用いることと、捨てて用いないことという意味があります。「選択」とは、多くのものの中からより目的に合っているものを選ぶことという意味の言葉です。
取捨と選択という語句をつなげることで、言葉の意味がより明確になっているといえるでしょう。
取捨選択の例文
取捨選択はさまざまなシーンにおいて登場する言葉で、ビジネスでも多用されています。「取捨選択する」「取捨選択を行う」などの使い方が一般的です。