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LIFESTYLE 雑学

2023.12.20

「妥協」はどんな意味の言葉?読み方・由来・使う場面と使い方・類義語などを解説

 

妥協の例文

妥協はさまざまな場面で使われる言葉です。ネガティブな印象を与える場合があることを考慮したうえで、使うようにしてください。

【例文】

・彼が将棋で八大タイトルを独占したのは、妥協することなく、将棋と対峙してきたからでしょう。

・今回の交渉で妥協点を探すのは簡単ではありませんが、だからこそ、やりがいがあるのだと彼は語っていました。

・長年続いている紛争を解決するためには、それぞれ大幅に妥協することが不可欠です。

・彼が政治の世界で成功したのは、妥協すべき時とそうではない時の見極めが優れていたからだと思います。

 

妥協の類義語・類似表現4つ

妥協にはいくつかの類義語・類似表現があります。おもなものは以下の4つです。

数人の人間がさまざまな意見を出し合う様子 イラスト

(C)Adobe Stock

それぞれの語句のくわしい意味や例文を解説します。

妥協の類義語・類似表現4つ
  1. 譲歩
  2. 歩み寄る
  3. 折り合う
  4. 折衷

譲歩

譲歩とは、自分の意見を押さえて、相手の主張に従ったり妥協したりすることという意味の語句で、読み方は「じょうほ」です。もともと、他の人に道を譲ることから、生まれた言葉とされています。

【例文】

・離婚調停で争っている夫婦は、どちらも「これ以上の譲歩はできない」と主張しているため、解決までの道のりは長くなりそうです。

・プロジェクトを成功させるためには、取引先の企業の希望に添うように、譲歩することも必要でしょう。

 

歩み寄る

歩み寄るとは、意見や主張の違う者同士が、条件面などで譲り合うことという意味です。もっと直接的な意味として、近寄っていく、互いの距離を縮めるという意味もあります。読み方は「あゆみよる」です。

妥協と違って、ネガティブな響きがないため、使いやすい言葉といえるでしょう。

【例文】

・両国の首脳が歩み寄りを見せたのは、単なるパフォーマンスに過ぎないと、辛口で有名な政治ジャーナリストがコメントしていました。

・親戚関係を修復したほうがいいと周囲の人間が説得しても、歩み寄るのは難しいとして、兄は和解案を突っぱねました。

 

折り合う

折り合うとは、双方の意見が対立した場合に、譲り合って解決することという意味の語句で、読み方は「おりあう」です。「折合う」とも表記します。

【例文】

・彼とは対立した状態が続いていますが、話し合う機会を設けて、折り合うための最善の条件を見つけたいと考えています。

・ケンカをしているのではなく、議論をしているのだから、折り合うためには、どちらももっと冷静になる必要があるのではないでしょうか。

 

折衷

折衷とは、いくつかの異なる考え方の良いところを取り入れて、1つにまとめることという意味の語句で、読み方は「せっちゅう」です。「折衷案」や「和洋折衷」などの熟語として使われることもあります。

【例文】

・この人型ロボットは、人間の特徴と機械の特徴とを折衷することで生まれました。

・我が社のアイデアと御社のアイデアを折衷することによって、より優れた製品を開発することに成功しました。

・複雑な問題を解決するためには、異なる立場の意見を折衷することが重要です。

 

妥協の意味を知って正しい使い方をしよう

妥協案 イメージ

(C)Adobe Stock

妥協とは、互いの主張が対立している時に、それぞれが譲り合っておだやかに解決するという意味の語句です。妥協は日常生活からビジネスまで、さまざまな場面で使われる言葉ですが、ネガティブな印象を持たれる可能性のある言葉であることに留意してください。

妥協には「譲歩」「歩み寄る」「折り合う」「折衷」など、類義語・類似表現がいくつかあるため、場合によっては言い換えることも必要でしょう。妥協の意味を知って、正しい使い方をしてください。

メイン・アイキャッチ画像:(C)Adobe Stock

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