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2023.12.27

一昨日は何と読むのが正解? 語源や類義語、対義語、英語表現を紹介【教員監修】

 

一昨日とは現在から数えて二日前の日を指します。一昨日という言葉は、私たちの日常に深く根ざしていて、頻繁に使う言葉の一つですね。当記事では一昨日の言葉の由来や使い方、類義語、対義語、英語表現まで紹介します。

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一昨日とは

この言葉を耳にした時、あなたは何を思い浮かべますか? 忙しい日々を送る中で、私たちは時間に追われています。しかし、言葉一つで、時間を再発見することができるのです。今回は、日常生活の中でよく使われる「一昨日」という言葉について、深掘りしてみましょう。

一昨日の意味

「いっさくじつ」「おととい」「おとつい」と読みます。どの読み方をしても間違いではありません。一昨日とは、直近の昨日よりもさらに前の日、つまり現在から数えて二日前の日を指します。日常会話において頻繁に使用される言葉であり、過去を振り返る際に欠かせない表現です。

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言葉の由来

もともとは、「遠つ日」(をちつひ)が転じたと言われています。「遠(をつ・をち)」は遠いところを指す古語で、すでに過ぎた遠い日という意味です。「おとつい」という読み方はここからきていて、その後「一昨日」という字があてられるようになります。

「昨」には「一つ前」という意味があり、「昨日」は現在の前日を表す「さくじつ」「きのう」ですね。さらに「一」がつくことで昨日の一つ前の日、すなわち二日前を指すようになったのです。

ドラマや映画などで「おととい来い」「おととい来やがれ」などという表現を聞いたことがあるかもしれません。これは相手を追い返すときに、「二度と来るな」の意味で使われます。語源である「遠い日」まで来れるものなら来てみろ、という相手をののしるニュアンスが含まれています。

一昨日の使い方

言葉自体は、「おととい」でも「いっさくじつ」でもどちらも間違いではありませんが、一般的に「いっさくじつ」の方がより改まった印象を与えます。以下に例文をあげます。

1:一昨日(おととい)、友人と映画を見に行きました。
2:一昨日(おととい)もジムに行って体を鍛えてきました。
3:一昨日(いっさくじつ)のミーティングで話した内容を基に、計画を進めています。

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一昨日の類義語

一昨日には、どのような類義語があるのか見ていきましょう。

前々日(ぜんぜんじつ)

前々日という言葉は、辞書に出ているわけではありませんが、話し言葉としてよく使われています。直近の昨日よりも前の日、すなわち今日から数えて二日前の日を指す言葉です。この言葉は、日常会話や文書で、時間の流れを示す際に用いられます。以下に例文をあげます。

1:前々日、会議の準備を完了しました。
2:前々日、家族で近くの公園にピクニックに行きました。
3:前々日は私たちの結婚記念日でした。

先々日(せんせんじつ)

先々日も、前々日と同様に、辞書に出ているわけではありませんが、話し言葉としてよく使われています。今日から数えて二日前の日を指します。日常的な会話で、過去の日付を特定する際に使用されますね。

1:先々日、友人と久しぶりに映画を見に行きました。
2:先々日、新しいプロジェクトの打ち合わせがありました。
3:先々日、甥っ子の誕生日パーティーに参加しました。

これらの言葉は、日常的な会話や書き言葉で過去の日付を特定する際に使用されます。

一昨日の対義語

では、一昨日の対義語にはどんなものがあるのか一緒に見ていきましょう。

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明後日(あさって・みょうごにち)

明後日は明日(あした)の次の日、今日から数えて二日後を指します。以下に例文をあげます。

1:明後日、重要なクライアントとのミーティングがあります。
2:明後日は父の誕生日なので、家族でお祝いをするつもりです。
3:明後日、友達と一緒に新しいレストランに行く予定です。

翌々日(よくよくじつ)

翌々日も明後日と同様、翌日の翌日、次の次の日。今日から数えて二日後を指します。以下に例文をあげます。

1:翌々日、私たちの部署で新しいプロジェクトがスタートします。
2:翌々日、家族で旅行に出かける予定です。
3:翌々日、地元の文化祭に参加することになっています。

これらの言葉は、未来の特定の日付を表す際に使用され、日常会話や計画の立て方などにおいて頻繁に用いられます。

一昨日の英語表現

ここまで、日本語での一昨日の使い方や類義語、対義語について見てきましたが、一昨日の英語表現にはどのようなものがあるのか、紹介します。

The day before yesterday

このフレーズは、今日から数えて二日前の日を指し、日常会話や書き言葉で過去の特定の日付や出来事を参照する際に使われます。以下に例文をあげます。

1:The day before yesterday, I finished reading a novel I had started last week.
一昨日、先週読み始めた小説を読み終えました。

2:The day before yesterday, we had a team meeting to discuss the upcoming project.
一昨日、今後のプロジェクトについて話し合うためのチームミーティングがありました。

3:The day before yesterday, it was my sister’s birthday, so we went out for a special dinner.
一昨日は妹の誕生日だったので、特別なディナーに出かけました。

Two days ago

このフレーズは、The day before yesterdayと同様に、今日から数えて二日前の日を指します。以下に例文をあげます。

1:Two days ago, I received an important email from my manager.
一昨日、マネージャーから重要なメールを受け取りました。

2:Two days ago, we had a wonderful family picnic in the park.
一昨日、家族で公園で素晴らしいピクニックをしました。

3:Two days ago, I finished a painting I had been working on for weeks.
一昨日、数週間取り組んでいた絵を完成させました。

これらの表現は、具体的な過去の出来事や活動を説明する際に使われます。

まとめ

一昨日という言葉は、ビジネスシーンだけでなく日常よく使う言葉ですね。言葉の背景や使い方を理解し、日々のコミュニケーションに活用することで、より豊かな言葉の世界を楽しめることでしょう。

画像/(c)Adobe Stock

画像ALT

執筆

武田さゆり

国家資格キャリアコンサルタント。中学高校国語科教諭、学校図書館司書教諭。現役教員の傍ら、子どもたちが自分らしく生きるためのキャリア教育推進活動を行う。趣味はテニスと読書。

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