敬語表現
ビジネスの場では、相手を尊重する表現が求められます。たとえば、敬語を使用して「ご相談いただければと存じます」や「ご相談を承ります」といった表現です。
これらの表現には「存じます」や「承ります」といった、謙譲語が含まれており、取引先やお客様へのメールや文書で敬意を示す際に利用できます。
日常表現
日常会話では、よりシンプルな表現が適しています。たとえば、「ご相談ください」などがあります。「要相談」は簡潔な表現であるため、相手に十分な情報が伝わらないケースがあるかもしれません。
そのため具体的な相談を希望する際には、直接的に「ご相談ください」や「ご相談いただければと思います」などに言い換えましょう。
相談するときに知っておきたいマナー
相談するという行為には、相手に自分の要望を叶えてもらうといったシチュエーションも多くあります。また相談するタイミングによっては、「なぜ今まで相談しなかったのだ」と言われてしまうかもしれません。
そこで本章では、相手に相談する際に、円滑に話しを進めるコツとして、2つのマナーを解説します。特に上司や先輩など目上の人に相談する際は、2点に注意しましょう。
早めに相談すること
何かを相談する際のマナーとして、まずは「早めに相談する」ことがポイントです。期限ギリギリになってから相談すると、相手が応じてくれない可能性があります。
また、相手との関係が悪化する恐れもあるでしょう。期限が迫っている場合、解決策の選択肢も限られてくるかもしれません。したがって相談が必要な場合は、できるだけ早めにおこなうように心がけてください。
要点をまとめておくこと
円滑に相談を進めるためには、相手に話を持ちかける前に「要点」をまとめておきましょう。話の中身が整理されていないと、無駄な時間が生じる可能性があります。
相手にわかりやすく伝えるためにも、相談前に要点を整理しておくことが大切です。わかりやすく相談することで、相手へ好印象を与えられる可能性もあるでしょう。
「要相談」を適切に使おう!
「要相談」という言葉について、解説しました。この表現は、相談に対応する意向を示す言葉です。略語の一例であり、目上の人へ向けた発言やメモ、メールなどでは使用できないものの、情報を簡潔に記載するには便利な表現です。
本記事で紹介した内容を考慮し、シチュエーションに応じて「適切に相談に応じる態度」を表現しましょう。
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