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2024.09.09

「楽観的な人」ってどんな人?言葉の意味、例文・言い換え表現も解説

「楽観的な人」とは一体どのような人を指すのでしょうか。言葉が持つ意味や、楽観的と称される人の性格・特徴について例文を交えながら紹介します。あわせて言い換え表現も解説しますので、語彙や表現力を広げて日常生活で役立てましょう。

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「楽観的」の意味と特徴を解説

怒る顔文字から経顔に変化していく顔文字が並ぶ中、いちばん笑顔の顔文字をルーペで拡大している写真

(c)Adobe Stock

会話の中でよく聞く「楽観的」という言葉ですが、どのような意味で使われているのでしょうか。「楽観的な人」といわれる人の特徴とともに解説します。

物事を明るく捉える考え方のこと

楽観的とは、物事を明るく前向きに捉える考え方のことを指します。起こったことをポジティブに捉える「楽観」に「~的」を組み合わせた言葉で、形容動詞として使われるのが特徴です。

「楽観的」には、あまり先のことを心配しないといったニュアンスも含まれています。

らっかん‐てき〔ラククワン‐〕【楽観的】
[形動]物事をうまくゆくものと考えて心配しないさま。「—な見通し」「—に考える」⇔悲観的。
小学館 『デジタル大辞泉』より引用

対義語に「悲観的」という言葉があり、こちらは物事をネガティブに見る考え方を表しています。また、「楽観する」という言い方もあるため、あわせて覚えておくとよいでしょう。

楽観的とはどのような性格?

楽観的という言葉は「楽観的な性格」などのように、主に人物に対して使われています。楽観的な性格とは、物事の明るい面に目を向け、前向きな姿勢で生きる人に当てはまる評価です。

楽観的な人の特徴として、まず挑戦する勇気を持っていることが挙げられます。失敗を恐れず、たとえうまくいかなくても、そこから学びを得て次につなげられるでしょう。

また、ストレスや不測の事態に強い傾向も見られます。物事を楽観的に捉えていれば、何か問題が起きた際にも「きっとなんとかなる」と考えられるともいえます。

楽観的の使い方・例文と注意点を知ろう

サムズアップしている手の上に星が5つ並んでいる写真

(c)Adobe Stock

ここまで、言葉の持つ明るい面を紹介してきましたが、「楽観的」は使い方によっては褒め言葉とならないケースもあります。誤解を生まないよう、例文とともに使い方をチェックしましょう。注意点もあわせて解説します。

楽観的の使い方・例文と注意点
  1. 楽観的を使った例文
  2. 実際に使う上での注意点

楽観的を使った例文

一般的に「あの人は楽観的だ」「楽観的な考え方」などの使い方をします。

たとえば「彼女はいつも楽観的で、どんな困難な状況でも前向きに考えている」といえば、楽観的な人のポジティブさを表現できます。

一方で、楽観的な人に対して否定的な見方をすることもあります。その際は、「彼は楽観的すぎるところがあるので、もう少し先のことを考えてほしい」のように使います。

実際に使う上での注意点

楽観的という表現を人に向けて使う際は、注意すべき点があります。

基本的にはポジティブな考え方をする人に対して使う「楽観的」ですが、反面、リスクを軽視している様子や考えなしの行動を批判する際にも使われます。

前向きな姿勢を称賛するだけでなく、皮肉としても使われる言葉のため注意が必要です。

自分は褒めているつもりでも、相手は「楽観的(危機感に欠ける)」と嫌味を言われたと勘違いすることがあるかもしれません。トラブルを避けるためにも、使い方には気をつけることが大切です。

楽観的の言い換え表現もあわせて紹介

笑顔で肩を組む若い男女4人のイラスト

(c)Adobe Stock

楽観的のように、前向きな性格を表す言葉は数多く存在します。言い換えたいときに使える、似た意味を持った表現を紹介します。あわせて覚えておけば、語彙の幅をより広げていくことができます。

前向きに考える「プラス思考」

プラス思考とは、物事のよい面に目を向けてプラスの方向に考えていく姿勢のことです。悪いことがあっても、現状を明るく捉えようとする考え方が楽観的と共通しています。

「プラス思考な人」「プラス思考な性格」など、楽観的と同じような使い方ができるのがポイントです。ほかにも、「厳しい場面でこそプラス思考を心がける」のような使い方をします。

対義語としてマイナス思考があります。こちらは悪いことばかり考えてしまう「悲観的」と似た意味です。反対の意味を持つ言い換え表現として、両方セットで覚えておくと便利です。

迷いがないことを表す「屈託のない」

「屈託のない」という言葉は何の心配もなく、迷いがない様子のことです。例として「彼女は屈託のない笑顔で話しかけてきた」という一文は、相手の晴れ晴れとした笑顔を表しています。

物事を悪く捉えず前向きに考えられる人は、屈託のない表情をしていることが多いのではないでしょうか。何かに思い悩むことがないという点でも、楽観的と似た意味を持つ言葉といえます。

ただし、「屈託のない笑顔」「屈託のない態度」などの表現には「純粋な」というニュアンスが含まれています。楽観的と共通する意味を持っているものの、完全に同じとはいえないため使い方には注意が必要です。

悪い意味で使われる「能天気」も

楽観的は褒め言葉としてはもちろん、「現実が見えていない」という意味で使われることもあります。そうしたネガティブな意味を全面に出す表現の場合、「能天気」という言葉に言い換えられます。

「のんき」「悩みがない」などの意味を持ち、「何も考えていない」という否定的なニュアンスで使われる表現です。明るい性格を示す言葉でありながら、皮肉にもなるのが楽観的との共通点です。

「彼女は能天気にも明日の試験のことを忘れているようだ」という例文からは、重要な試験があるにもかかわらず、まったく準備をしていない様子が伝わってきます。楽観的よりもネガティブ・皮肉の要素が強いので、使い方には細心の注意を払いましょう。

メイン・アイキャッチ画像/(c)Adobe Stock

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