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デジタルノートって使いこなすのが難しそうだけど、実際どうなの?
ノートは紙派という人がデジタルノートに移行するのはなかなか勇気がいりますよね。興味はあるけど今のままでいいや! そう感じる人も少なくないのでは? それなら、少しでもデジタルノートの良さが分かれば見方が変わるかも!?
ということで今回は生後6か月の娘さんを育てるため、現在育休を取得しながら「心理カウンセラー」の勉強をしている@satsuki_study_さん(Instagram)に、デジタルノートでの勉強法やメリットについて伺いました。
デジタルノートのツールをフル活用した最強の勉強ノートの作り方
ノートアプリ「GoodNotes 5」は初心者でも使いやすいシンプルさが◎
「ノートアプリは勉強用や読書記録用などいくつかリリースされているので、さまざまな用途や好みに合わせて選ぶことができます。どのノートにするか悩むところですが、私はまんべんなく色んな機能を併せ持ち、iPad初心者でも使いやすいGoodNotes 5に。このアプリは紙のノートでできることはほぼすべてできるのではないでしょうか? ノートの表紙も自分の好きな画像を貼り付けられるので、勉強のモチベーションも上がります。ところで最初にどのノートアプリにするかは意外と重要で、途中からノートを変更することになると、アプリ間でのノートの移行がとにかく大変なので慎重に調べてから決めることをおすすめします」
▲ 「ノートの紙の色は『白』と『イエロー』から選ぶことができるのですが、もともと使用していたルーズリーフの色に近い『イエロー』にしています(その方が違和感なくiPadに移行できます)」
勉強ノートのこだわりは4つ!
(1)見出しやタイトルは自分の好きな色でラインを引く
「勉強のモチベーションを上げるため、タイトルなどに引く罫線は自分の好きな色(ベージュやブルーなど北欧系カラー)を使用しています。線を引くことでページ全体が締まって見えます」
(2)文字は記憶力を高める青文字に
「学生時代から実践していましたが、文字色は記憶力を高める青色がマスト。特に紺色は学生っぽくなく、大人の印象になるのでおすすめです。覚えたい単語や重要な内容に引くマーカーは落ち着いたトーンの黄色(花の蜜のような色)に。蛍光色のように発色のいい色は使わず、リラックスできるような色を選んでいます」
(3)ノートの端は後から追記できるように3㎝幅のスペースを確保する
「ノートの右3㎝ほどをメモ欄として確保しています。メモ欄にはわからない単語や感じたことをメモし、インプット→アウトプットの作業を勉強中にもおこなっています。その方がより記憶定着に繋がる気がします。ちなみにこのレイアウトはテンプレートとして登録しているので、毎回つくり直す必要もありません。イラスト入りの可愛いテンプレートをつくるのもいいですよね」
(4)インターネットで検索して資料をコピペ。これが簡単にできるのはデジタルノートだから!
わからないことはネットで調べ、その場でノートにコピー&ペーストしています。ネットの方が噛み砕いて書かれていることが多く、具体例も多いので理解しやすいです」
学生時代にやっていた「単語を赤シートで隠して暗記する」あの勉強法をデジタルでも!
「学生時代に単語を赤シートで隠して暗記していませんでしたか? デジタルでも同じような方法で暗記します。まず『勉強ノート』をつくり、そのノートを複製したら覚えたい用語だけを色マーカーで消して『暗記ノート』を作成。暗記ノートを見ながらどんどん回答していき、勉強ノートを開いて答え合わせ。2冊のノートを交互に確認しながら暗記をしていきます」
『やってはいけない勉強法』の内容を実践。暗記の度合いをマーカーで色分け!
「大切な用語を色マーカーで消すとき、青は”わからなかったもの”、緑は”よく考えれば思い出せるもの”、ピンクは”暗記できたもの”と色分けし、すべてのマーカーがピンク色になるまで何度も解き直します。この方法は『やってはいけない勉強法』(石井貴士さん著)で紹介されていたものを実践しているので、気になる方はぜひ読んでみてください」
「この秋から通う大学での講義は、iPad一台で済ませるつもり」
「実はこの秋から大学に通い直す予定ですが、教科書もたくさん増えてくるので、今後はスマートスキャナーで中身を取り込み、荷物はiPad一台だけで済むようにしたいと思っています」
iPadさえあれば、ペンも付箋も何もいらない!
「こんな私ですが、昔からおしゃれな文房具を探すことが大好きで、かなり投資していました。ノートを書いては、集めたシールや付箋を貼って自己満足していましたが、次第に、書けば書くほど厚く重くなっていくノートの収納場所に困ってしまい…。さらに育児で物がどんどん溢れてしまい、ふと”この時代に紙のノートにこだわる意味があるのかな?”という疑問が湧きました。
それがきっかけでデジタルノートに移行。インターネットでフリー素材を探す知識さえ身についてしまえば、文房具店で自分に合ったノートを探すより簡単に好みの一冊が手に入ります。またApple Pencilが1本あれば、ボールペン、万年筆、マーカーなど、さまざまな種類のペンを好きな色で楽むことができます。
その結果、お気に入りの文房具を探していた時間をゼロ化して、勉強時間に回すことができました。生活に育児が加わると自分の時間を確保するのは大変なので、時間の有効活用になり大分助かっています。iPadを手にする前は『本当に使いこなせるの? 』と購入するかどうか悩みましたが、思い切って購入してよかったです。使い始めて一か月が経過した頃にはなくてはならないものになっていました」
デジタル時代の新・勉強ノートはいかがですか?
大人になってからも資格試験やキャリアアップのために勉強をしている人って多いですよね(スタバとかでよく見かける)。参考書、ノート、ペン各種に付箋…机の上で拡げるとかなり幅をとりますが、iPadがあればすべて集約できるので本当に便利。はじめは慣れるまで大変かもしれませんが、現在勉強中という方は@satsuki_study_さんの勉強法をぜひ参考にしてみてください!