たちが悪いとは?
そもそも「たちが悪い人」というのは、どのような人のことをいうのでしょうか?言葉の意味を知ることで、性質を理解するのに役立てましょう。
「性格が悪い」という意味で使われる
たちが悪いという言葉の多くは「性格が悪い」という意味で使われています。もともとの言葉の意味は、「物事の性質が悪いこと」を表す表現で、悪質なことを意味します。ただし、実際に使われるのは、性格や人格といった人の内面についての表現がほとんどです。
【質問】周囲に「たちが悪い」と思う人はいますか?
「たちが悪い人」と聞いて、思い浮かぶ人が周囲にいますか?女性約100人にリサーチしてみました。
・いる…20.8%
・いない…79.2%
※アンケートは30~49歳の日本全国のワーキングマザーを対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数120名。
職場やプライベートなどの人間関係において、たちが悪いと思う人が「いる」と答えた人は20.8%でした。どんな理由からそう思ってしまったのでしょうか。体験談も覗いてみましょう。
【体験談】その人を「たちが悪い」と思ってしまった理由は?
・上にはゴマすりし、 自分より下だと思った人には馬鹿にする(40代・愛知県)
・人の悪口を聞き出してうまく立ち回ろうとする(30代・青森県)
・人がやった仕事を自分がやったかのように話す(40代・青森県)
・八方美人で皆に良い顔をしつつ、内緒だと言われた事についてもベラベラと話してしまい、険悪なムードを作ってしまう(40代・千葉県)
たちが悪い人に共通する特徴
では、たちが悪い人には、どのような特徴があるのでしょうか?共通する特徴をチェックして、振り回されないように備えて。
自己中心的でわがまま
たちが悪い人の特徴としてまず挙げられるのは、自己中心的な考え方です。自分のことが1番大切で、周りの人よりも優先されるべきだと考えている傾向があります。そのため、気分によって言うことややることをコロコロ変えてしまうことも。
例えば、ランチや飲み会の約束を、特別な理由もなくドタキャンしてしまう人。当然、周りの人は困りますし、迷惑だと感じることが多いはず。何度も繰り返されると、あからさまに「嫌な人だな」と表情に出す人もいるかもしれません。それでも動じないのは、自分さえ良ければOKという気持ちが根底にあるからかもしれません。
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自分の非を素直に認めない
素直に「ごめんなさい」と謝れないのも、たちが悪い人の特徴です。「自分のせいじゃない」「失敗したのはタイミングが悪かったから」「〇〇さんのアドバイスが余計だった」など、自分以外の人や物のせいにしてしまうことがありえます。
自分に悪い部分があるとは少しも考えていないか、非があると分かってはいても責められたくない一心でほかの人に責任を押し付けてしまうと考えられます。そのため、失敗や誤りの原因をいつまでも解消できず、何度も同じ失敗を繰り返してしまうことも。謝れないことが原因で、周りの人に何度も迷惑をかけてしまうこともありえるのです。
人の欠点を探すのが好き
自分の非は全く認めない「たちが悪い人」ですが、周りの人の欠点はよく目につきます。いつも人の悪いところばかり、あら探しをしているのです。どんなに長所が多い人であっても、たった一つの短所を見つけ出し、そこをずっと責め続ける傾向も。「あの人もダメ、この人もダメ」とダメ出しばかりしているため、周りにはダメな人しかいないように感じてしまい、ストレスとイライラを抱えがちでもあります。
このような人の欠点探しをするたちの悪さは、コンプレックスや自信のなさが原因です。自分に自信が持てないため、周りの人を下げることで安心しようという心理が働いている可能性があります。
人を馬鹿にした態度や発言をする
常に自分が1番だと考えているため、周りの人に対してつい馬鹿にしたような態度や発言をとってしまうことも。相手が傷つくことを考えずに見下したり、軽蔑する発言をしたり、コンプレックスを冗談めかして指摘したり…。
自分が相手より勝っている部分で比較をして、あからさまに見下す発言をすることもあるかもしれません。自分が高学歴であることや、高収入であることを盾にして、上から目線で比較するなんて人、いませんか?学歴や収入だけでなく、自分の肩書などを盾に相手の批判ばかり行う行動は、それ以外に自分の誇れる部分がないという自信のなさの裏返しであるといえます。
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