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2024.04.01

「価値観の違い」とはどういうこと? 夫婦関係においては離婚を考えたという声も

「価値観が違う」これが原因で人間関係がギクシャクする人は少なくありません。今回はそんな「価値観」についてまとめました。そもそも価値観の違いとはどういうこと?価値観の違う人との付き合い方など、価値観の違いで離婚を考えたという女性のエピソードをまじえながら紹介します。

そもそも価値観の違いとはどういうこと?

「価値観の違い」はよく耳にする言葉ですが、具体的にどういうことなのでしょうか?その意味についてご紹介します。

価値を判断するときのものの見方が違うこと

価値観とは一般的に、価値を判断するときのものの見方のことを言います。

価値観:物事を評価する際に基準とする、何にどういう価値を認めるかという判断
(小学館:デジタル大辞泉より)

育った環境や経験など、さまざまな要素によって変わるものと言われているので、人によってその価値観はさまざま。

「価値観が違う」とは、何かを判断するときに、自分が大切にしている考え方など、相手と大きく違うときに感じるようです。

価値観の違いで離婚を考えた夫婦も

価値観の違いが人間関係に与える影響は大きく、夫婦間では離婚の理由になることも。

金銭的問題や子育ての価値観の違いは根深い

既婚女性に「離婚したいと思ったとき」について聞いてみると、意見の不一致や喧嘩は、一時的な離婚願望が湧き上がるようですが、長年続く金銭問題や子育ての価値観の相違はかなり根深いようです。

金銭的問題や子育ての価値観の違いは根深い

意見の不一致

・意見が合わないとき (40代・千葉県・子ども2人)
・家事と子育てをするとき旦那に「手伝う」といわれたとき (30代・群馬県・子ども2人)
・主人の意見が腑に落ちなかったとき。 出産して私が実家に帰省している際、夫は一時的に一人暮らしになり時間的にも余裕のある生活をしていたのに、「俺だっていろいろ忙しい」と言った。子育てしてる側からしたら、すごくイラッときた。(30代・大阪府・子ども1人)

金銭的な問題

・お金のことでもめたとき(30代・北海道・子ども2人)
・ちゃんと仕事をしてくれない。お金にだらしない(30代・大分県・子ども1人)
・価値観の違いにより、経済的な困窮に陥ったとき(40代・長崎県・子ども1人)
・夫が家事育児に無関心です。ゲームをやってばかりで、子育てと家事に全く見むきをせず、生活費もくれないのがイヤになった (40代・埼玉県・子ども1人)
・家のことや子どものことを手伝ってくれればいいのに、言うまで自分からはやってくれず、スマホばかり触っていたとき (30代・愛知県・子ども2人)
・私ひとりで子育て家事を必死でやってるとき (30代・大阪府・子ども1人)

子育てに非協力的

・当たり前のように子育ては私に任せきりなこと (40代・埼玉県・子ども2人)
・仕事をしていることをいかにも偉そうにして、子育てに無関心。子どものことでうまくいかないことがあると私に責任をなすりつけるとき (40代・神奈川県・子ども2人)

教育方針が違う

・子供の教育方針が違ったり、価値観が合わないと感じたとき (30代・神奈川県・子ども2人)

離婚を考える原因は、大きく見ると「価値観の違い」が多いようですが、中でも金銭的なことや家のこと、子育てのことで大きく不満を抱えている人が多い印象です。

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仕事の同僚や友達と価値観が違うと感じたときに意識したいこと

仕事の同僚や友達に対して、価値観が違うと感じたとき、どうすれば良いのでしょうか?次に挙げる項目を意識して、対処してみましょう。

尊重する努力をする

「尊重」とは、他人を価値あるものと認めること。人はそれぞれ違った価値観や生活スタイルを持っています。価値観が違うからと言って、無理に自分に合わせさせようとしたり、やめるように圧力をかけるのは好ましくありません。

「相手と自分は対等な人間であることを意識する」ことで、互いの価値観を尊重しながら生活できるかもしれません。

先入観を捨てる

価値観は、その人が生きてきた環境に左右されると言われています。そのため、相手が自分と違う価値観であるのは当たり前。

「どうして?」と思うような価値観の人でも、一度自分の先入観を捨て、相手の価値観を受け入れてみるのも大切かもしれません。偏見を持って相手を見ず、相手がどうしてそう思うのか受け止めて理解しようとする努力が必要です。

人を変えようとしない

友人にこうなってほしい、夫にこうなってほしい、子供にこうなってほしい…このように人に変わってほしいと願っても、なかなか自分の期待通りには変わらないし、それは当然のこと。

相手には相手の世界があります。これを認めようとせずに、「普通こうするでしょう」「こうあるべき」などと、自分の価値観が正しいと思って正論を振りかざすと、衝突するのは当たり前。

「すべきこと」など本来ありません。「人は変わらないものだ」というのを前提に、まずは相手を認め、自分を変化させていくことも大切かもしれません。

一定の距離を保つ

さまざまな方法を試しても、それでも合わないときは、付き合い方を見直すのもひとつ。振り回されないように、一定の距離を保つ努力をしてみましょう。

割り切る

多種多様な考え方や価値観がある以上、どうしても合わない人がいるのはしょうがないこと。我慢するという方法もありますが、こちらも我慢ばかりしていればストレスとして蓄積され、限界を迎えることに。

価値観の違う人とどうしても付き合わなければいけないときは、必要以上に機嫌を伺ったり、プライベートな会話をしたりなどの交流をさけ、割り切った関係を意識するといいかもしれません。

趣味や運動、価値観の合う人との交流を大事にして、日頃からストレスを解消することも心がけて。

メイン・アイキャッチ画像:(C)AdobeStock

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