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6割以上が、夫婦間で価値観の違いを感じている!?
夫との「価値観の違い」を感じたことがある人は多いと思います。人は生まれ育った環境、見てきたもの、感じてきたものがそれぞれ違いますよね。それは兄弟姉妹ですら違っていますから、他人ともなると「価値観の違い」があって当然のこと。
「価値観」=物事を評価する際に基準とする、何にどういう価値を認めるかという判断。(小学館刊・大辞泉)
では、実際に夫婦間での価値観の違いを感じたことがある人はどれくらいの割合でいるにでしょうか。アンケート調査を見てみましょう。
Q.夫婦間で価値観の違いを感じたことがある?
「よくある」…36.1%
「たまにある」…28.7%
「ほとんどない」…18.9%
「ない」…16.3%
※アンケートは30~45歳の日本全国の有職既婚女性を対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)
Domaniが独自に調査したアンケート結果によると、6割以上の夫婦が「価値観の違い」を感じたことがあるようです。では実際にみなさんは、どのような部分に「価値観の違い」を感じているのでしょうか。
【体験談】夫婦で価値観の違いを感じる瞬間とは?
5位 日常生活
「コロナ禍での行動。これだけ家族内感染に注意と言われているのに、平気で飲んで帰ってくる」 (40代・長野県・子ども2人)
「電気を使っていないならこまめに消すべきだと私は思っているが、夫はつけっぱなしにしていることが多くて、注意しても別にそれくらい…と思っているらしく、直さないこと」 (40代・神奈川県・子ども2人)
4位 食事
「食事のマナーについて。お箸でご飯を集める音がうるさい。お味噌汁をズズズと音を出して飲む。お箸でお皿を寄せる。何度注意しても直らなくて、食事の度にイラッとする」 (30代・大阪府・子ども3人)
「食事を家族揃って食べるかどうか。私は小学生の間は家族揃って食べるべきだと思うのですが、夫は朝は早起きしないし、帰りも早く帰って来ようとしません」(40代・愛知県・子ども1人)
3位 衛生面
「衛生面で特に感じます。トイレ掃除をしてくれても、トイレ掃除=便器という考らしく、トイレの床や壁の汚れは無頓着」(30代・千葉県・子ども1人)
「整理整頓にはうるさいし、自分で色々とやってくれるのですが、掃除をしながらはやらない。ホコリだらけ、カビが生えていても平気で、見た目が整っていればOKという、理解し難い行動」 (30代・東京都・子ども2人)
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2位 金銭面
「夫はブランドやメーカーにこだわって高い物を買うのですが、私は節約意識が高いので価値観が違うと感じることがある」 (30代・茨城県・子ども3人)
「買い物に行った時、会計時に駐車券を車から持って降りることを忘れてたようで、取りに戻れば良いのに、○○円くらいなら良いよ!と…無料になるのに有り得ないなと思った」 (30代・神奈川県・子ども2人)
1位 育児・教育
「私は小学生の娘の成績が気になって仕方がないのですが、主人はまったく気にならないようです。勉強をもっとさせた方がいいと思うのですが、主人は自分がまったく苦労せずに、ずっと1番を取り続けたような人なので、どうにかなると思っているようなのです。私は頑張っていた方なので、娘の成績の悪さに正直焦っています」(40代・千葉県・子ども1人)
「子どもの習い事について。私は、子どもが辞めたいと言ったらもうその時点で興味がなくなってきている証拠。やる気がないのに続けても仕方がないと思うので、すぐに辞めさせて良いと思っている。 だが、夫は一度始めたからにはやり続けるべきという考え。簡単に投げ出すなという意味では一理あるが、価値観の違いだなぁと思ったことがあった」 (40代・千葉県・子ども2人)
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番外編
「親戚付き合いの濃密さ。うちはお盆や暮れなどは親族が集まりますが、夫の家ではそうゆう集まりはなく、実家に帰省すらしなくてもいいと言う」(40代・茨城県・子ども1人)
「インテリアや服、家具を選ぶ時のセンスが違う。小ダサいのに、自分はセンスがいいと思っているところが厄介!」(30代・千葉県・子ども1人)
「将来への危機感。どうにかなると疑わない夫と、もうどうにもならないよ!と焦る私」(40代・新潟県・子ども2人)
価値観の違いを乗り越えるためにしていること
「価値観の違い」はどう乗り越えているのでしょうか。1番多い回答は、やはり「話し合い」です。価値観をすり合わせて、ベストな道を選びたいですよね。
「夫にやってもらいたいことについては、自分自身の願望であるのか、必要性があることなのか考えるようにしました。必要性があれば、プレゼンを行い、ディスカッションの場を設けます。ただの願望であれば、それを捨て去ることも」(30代・千葉県・子ども1人)
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「相手をなるべく尊重し、譲れるところは譲ります。でも、まだ乗り越えられてはいません。子どものことなど、譲れない部分はやんわりと伝えるようにしています」(40代・福岡県・子ども1人)
「価値観を埋めるのを諦めました。話し合っても同じ考え方にはならないので、それはそれと受け止めるように」 (40代・愛知県・子ども1人)
「口を出したくないので自分だけマスクをしたりする」(40代・長野県・子ども2人)
「この人は違う人なんだなと思って、気にしないことにしました」 (30代・千葉県・子ども1人)
「自分が折れるところは折れて、譲れないところは夫の意見は無視して押し通す。そういう意味では、乗り越えていないかもしれません」(40代・千葉県・子ども2人)
「自分が変わった方が早い。家事などやってくれた夫に感謝しつつ、気持ちを切り替えて自分で仕上げをやる」 (30代・東京都・子ども2人)
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「価値観の違い」は夫婦にとって永遠の議題かもしれない!?
自分の今までの人生はもちろん大切ですが、新しいひとつの家族を作っている真っ最中と思い、何か事があれば新しい価値観を生むという気持ちで話し合えるとお互いラクかもしれませんね。
構成・文/福島孝代
写真/(C)Shutterstock.com
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