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2020.08.12

【医師監修】白湯が健康・美容のためにおすすめな5つの理由|はじめよう!お家で簡単にできるお肌ツルツル習慣

女優さんやモデルさんの中にも「白湯は健康にいいからずっと飲んでいます」という方がたくさんいらっしゃいますが、どのような効果があるのでしょうか?白湯による健康・美容法をご紹介します。

【目次】
白湯をおすすめしたい理由
白湯の作り方
飲む量は?タイミングは?

白湯をおすすめしたい理由

白湯にはうれしい効果がたくさんあります。その歴史は古く、古代インドの伝承医学「アーユルヴェーダ」では「白湯こそがバランスのとれた魔法の飲みもの」と言われていたほどです。

白湯

1:腸の働きを促し便秘改善

腸の働きが活発になるのは37.2℃前後と言われています。白湯を飲むことで内臓が温められ、腸の動きが良くなり、便秘解消にとても効果的です。

2:基礎代謝が上がりダイエット効果を期待

白湯を飲むと食道や胃、腸などの内臓が温められ、全身の血の巡りを良くしてくれます。内臓温度が1℃あがると基礎代謝も約10~12%上昇します。これにより、脂肪燃焼率がよくなり、痩せやすい体質に導いてくれます。

ちなみに、冷たいものばかり飲んでいると、内臓が冷え、その周囲には脂肪が蓄積され、ポッコリお腹やメタボの原因になるため注意が必要です。

3:美白&美肌

白湯には血液を温めて、血管を広げ、血液の流れをよくする効果があります。血流が良くなることで、デトックス効果が高まります。体内の老廃物が排出されやすくなることで、肌のターンオーバーが整い、肌トラブルの解消にもつながります。腸美人は肌美人でもあるのです。

4:二日酔いの解消

脱水症状を改善するためにはまず水を摂らなくてはなりません。そして、二日酔いの原因物質であるアセトアルデヒドは、血液に乗って全身を巡り、二日酔いの状態を作り出しています。血中のアセトアルデヒド濃度を薄めて短時間で体外へ排出させるためには、デトックス作用のある白湯がおすすめです。

5:免疫力アップ

ウイルスなどの感染症予防にも! 国内外での拡大が止まらない新型コロナウイルスなどのウイルス感染症予防にも白湯は一役買ってくれるかもしれません。3つのポイントをご紹介します。

異物の侵入を防ぐ

私達には身体に侵入しようとするウイルスを、咳やたんにより外に排出する働きを持つ「線毛」という防御機能が備わっています。線毛は、水分不足などで乾燥してしまうと働きが悪くなり、ウイルスが侵入しやすくなってしまうため、水分で湿潤状態に保つことはとても大切です。

腸内環境を整える

免疫細胞の約6割は腸に存在すると言われています。腸内の善玉菌を増やし、増殖させることによって、免疫細胞を活性化して、体の免疫力や解毒力を高める効果があるのです。

体温を上げる

免疫細胞は血液の流れに乗って目的の場所へ移動します。体温が下がり血行が悪くなると、体内に異物が侵入しても素早く移動して攻撃できません。免疫力が正常に保たれる体温は36.5℃程度と言われています。免疫力は、体温が1℃下がると30%低下し、逆に1℃上がると最大5~6倍上昇するとも言われています。

白湯の作り方

電子レンジで白湯を作る場合

マグカップに水を入れて電子レンジで温めるだけです。500Wの電子レンジなら1分~1分半くらい温めるだけで完成です。

ヤカン or 鍋で白湯を作る場合

しっかり沸騰させることがポイントです。水道水を使う場合は約15分ほど沸騰させるのを目安にしてみてください。

白湯

(C)Shutterstock.com

飲む量は?タイミングは?

飲む量

1日に800mlが目安です。白湯は体への水分吸収が良いので、飲みすぎるとむくみの原因になったり体に必要な栄養素まで出て行ってしまう恐れがあります。また、一気に飲むと消化の妨げになってしまい、逆効果ですので注意してください。飲む時の適正温度は50℃くらいです。熱すぎると身体の負担になるので無理のない温度になるまで待つと良いです。

飲み方

一番いいタイミングは朝起きてすぐ。10~20分ぐらいかけてゆっくり飲むと消化機能が活発になり、朝食は白湯を飲んでから30分くらいおいてからが理想です。そして夜は寝る前に、湯冷ましとしてもおすすめです。身体も気持ちもリラックスできて寝つきがよくなります。寝ている間の水分不足を防いだり、代謝アップにもつながります。

注意:食後すぐはNG。食後は消化の妨げになってしまうので避けましょう。食後に飲むなら最低でも30分はあけることをおすすめします。

女性にうれしい美肌効果や便秘改善だけでなく、免疫力アップにもなる白湯。新しい日常に新しい生活習慣を取り入れてみませんか?

皮膚科医

泉 さくら

琉球大学医学部卒業/東京大学医学部附属病院皮膚科・都内美容皮膚科・形成外科勤務後、ココメディカルクリニックを開業。一般皮膚科、美容皮膚科、アレルギー外来、女性外来を行い、漢方薬などを用いた近代西洋医療と補完代替医療、伝統医学等を組み合わせて行う統合医療を積極的に取り入れている。プライベートでは一児の母。
▶︎ココメディカルクリニック 
▶︎インスタグラム

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