【目次】
・マニキュアをする前の下準備
・長持ちするマニキュアの塗り方
・マニキュアを早く乾かす方法
・マニキュアの落とし方
マニキュアをする前の下準備
まずは自爪を整える
uka代表/トップネイリストの渡邉季穂さんに教えてもらいました!
季穂さんいわく、爪をキレイに整えるために大切なのはこの3つ。
1. 切る前に爪を柔らかくしておくこと
2. 切れ味のいい爪切りを使うこと
3. ヤスリは一直線にかけること
1. 切る前に爪を柔らかくしておくこと
「爪を切るときは、お風呂上がりの柔らかくふやけたような状態で切るのがベスト。お風呂の中で爪を切ってもいいと思いますよ。爪は3層構造になっていて、カーブのついた形をしています。乾燥して固くなっている爪を切ると、カーブしている部分に大きな力がかかり、パチーンと弾けて2枚爪になったり裂けてしまったりするんです。爪が水分を含んでいると弾力が出るため、爪切りで負荷をかけても裂けることがありません」(季穂さん)
2. 切れ味のいい爪切りを使うこと
「スパッと切れる爪切りを使えば、2枚爪にはなりにくいです。切れない爪切りを使うと、引っかかって無理に引っ張るため爪が裂けてしまうことも。おすすめはKOBAKOのダイヤルネイルクリッパー。ストッパーがついていてミリ単位の長さ調節をすることができ、切りすぎることがないんです。爪切りとしては高価に感じるかもしれませんが、いくつも買うものではないので、刃先にこだわりのあるものを買うようにしましょう」(季穂さん)
貝印 KOBAKO ダイヤルネイルクリッパー ¥2,800
3. ヤスリは一直線にかけること
「自爪に使うヤスリは180グリッド以上のものにしましょう。数字が小さい方が粗くて、大きい方が細かいです。ジェルネイルの場合は、固くて厚みがあるので100グリッドが適切。自爪に100グリッドを使うと爪に負荷がかかるので×です。素材は、紙でもステンレスでもプラスチックでもなんでもOK。ヤスリをかけるときは、指を曲げたら親指の付け根でヤスリを押さえるようにして起点をつくり、爪先があっちこっちいかないようにすることが大事です」(季穂さん)
ヤスリは固定して使用。ヤスリをおさえずにかけると、2枚爪になることも…。
これはNG!
「こすったあとの線が、一直線になっていればOK、線がガタガタになっていると爪先があっちこっちにいっている証拠です」(季穂さん)
「爪はギュッと押しつけず、ヤスリでバイオリンを弾くかのように滑らかに動かしてください。削ろうと思うと力が入るので、心穏やかに、優しく。一定方向に削ろうとすると力が入るので、左右に動かしても大丈夫です。最後に一定方向に削って整えてください。利き手じゃない方で削る場合は、ヤスリではなく指を動かすこと。押しつけちゃダメですよ。」(季穂さん)
爪切りで爪を切る前に聞いて!「uka」渡邉季穂さんに聞く【正しい自爪の整え方】
足の爪は端を残してカット
希穂さん曰く、足の爪を端から切るのは巻き爪などのトラブルの元になるのでNGだそう。
「足の爪を端から切ると、切れているようで切れていないため、引っかかったり、食い込んだりトラブルのもとに。乾燥した爪を力まかせにカットするのも避けてください」(希穂さん)
1. 先端をまっすぐに切る
お風呂上がりの柔らかい状態でカット。先端を水平にカットし、端は残しておいて。
2. 両端の角をやすりで整える
両端はヤスリでなめらかに整えて。
貝印 KOBAKO ネイルファイル ショート ¥1,600
足の爪専用に開発された爪ヤスリ。細かな部分のお手入れが簡単に可能。
端から切るのはNG!巻き爪などのトラブル回避のために知っておきたい足の爪の整え方
甘皮やささくれをオフ
マニキュアをキレイに仕上げるためには、甘皮やささくれをオフする前準備が必要。そのやり方を、季穂さんにレクチャーしてもらいます。
1. プッシャーで甘皮を押し上げる
キューティクルリムーバーを爪の根元中心に垂らしたら、プッシャーを使って余分な角質や甘皮を押し上げる。プッシャーは先端から根元に向けて動かして。
2. クロスで余計な甘皮をオフ
マルチリムーバークロスを四つ折りにし、プッシャーで押し上げて浮かせた角質と甘皮をオフしていく。
3. ささくれを根元からカット
角質やささくれはニッパーを使ってオフする。ささくれは根元から除去。ただし過剰な甘皮処理は甘皮を硬化させる原因になるので注意して。
ベースコートを塗る
自爪や手先を整えたら、マニキュアを塗る前にベースコートを塗りましょう。自爪に優しいので、爪が弱っている人はとくにこのステップは外さないで。
ボトルの縁でブラシをしごき、根元から先端に向け、中央→左→右の順番で塗布。
これでマニキュア前のベースが完成!
長持ちするマニキュアの塗り方
ネイルカラーを塗る
クチュリエール代表、山本美樹さんに教えてもらいました!
1. 筆をしごいて液量を調節
マニキュアがヨレてしまったり、剥がれてしまったりするのは厚塗りが原因。まずは筆をボトルネックでしごいて、筆裏の液を落とす。
2. 爪の先端を塗る
いきなり全体に塗る前に、まずは爪先端のエッジから塗っていく。爪の裏側にも色がのるように、筆で爪の先端を挟むように塗って。
3. 爪の表面を塗る
表面は中央→横→横の順で塗っていく。筆を動かすのではなく、爪を動かすイメージで塗るとスムーズ。
トップコートを塗る
ネイルカラーを塗ったら、爪を保護しつつカラーをキープするため、仕上げにトップコートをオン。速乾タイプが便利。
仕上がりと〝もち〟が格段に変わる!セルフネイルの上手な塗り方
マニキュアを早く乾かす方法
一度にたくさん塗らない
マニキュアは一度に多くの量をつけると、それだけ乾くのに時間がかかってしまうと言われています。ひと塗りで理想の色味を出そうと思わずに、何度か薄く重ね塗りをすれば、早く乾くことに加え好みの発色に調整もできるでしょう。
冷風を当てる
マニキュアを塗った後に、ドライヤーの冷風で10分ほどを目安に風を当てることも有効だと言われています。
ただしあまり強風だと風圧でマニキュアがヨレてしまう可能性もあるので、風圧やドライヤーと手の距離を調整して行いましょう。
マニキュアを冷やす
マニキュアを事前に冷蔵庫などで冷やしてから使うことも、早く乾かすのに有効だと言われています。
冷やすことでマニキュアの温度が一定に保たれ、伸びが良くなって厚塗りを防ぐことができるのだそう。塗る30分から1時間前くらいに冷蔵庫に入れると良いと言われているそうです。
速乾性のあるマニキュアを使う
ジーニッシュマニキュア 8mL ¥1,100
例えばこのマニキュアは「ワンコート60秒速乾」という圧倒的な速乾性。塗った後にすぐ作業をしなきゃいけなかったり、出かけなきゃいけなかったりするときでも、サッと塗れる!直後にうっかり爪を触ってヨレてしまった…なんてことも減りそうです。
まるでジェル?60秒で乾くのにサロン級の仕上がり♡ ”買い!”なマニキュア見つけました
マニキュアの落とし方
ノンアセトン除光液でオフする
(C)shutterstock
uka代表、渡邉季穂さんによれば、セルフネイルを落とすならノンアセトン除光液がベストだと言います。
「アセトンは油脂を溶かしてしまうため、爪が白くなって乾燥してしまいます。ネイルカラーを使ったセルフネイルの場合は、ノンアセトンの除光液がおすすめ。もし爪が白くなったり乾いてしまったら、そのあとに美容液できちんと保湿してくださいね。とにかく乾燥させないことが大事です」(季穂さん)
uka ネイルカラー リムーバー 24:40 80ml ¥2,500
視聴者の爪にまつわる質問に「uka」渡邉季穂さんの回答は?【インスタライブ 実況中継】
爪を保湿する
爪は「有機ケイ素」や「有機硫黄」を補うことで傷みを補修できます。マニキュアをオフしたら、それらを含む「スギナエキス」などを配合した美容液で自爪を強化して、オイルでコーティングするのがベスト。
(右)uka ベターネイルセラム 10ml ¥3,000
素に戻した爪を強化する美容液。乾燥して割れやすくなった爪にもGOOD。
(中央)興和 Dr.Nail ディープセラム 3.3ml ¥2,600
薄い爪や二枚爪、割れやすい爪に浸透し、補修。就寝前に使用して。
(左)資生堂薬品 フェルゼア モイスチャーミスト 30ml ¥900
爪に一瞬でうるおいを補給できるローションミスト。たっぷりとスプレーするだけでつややかな爪に。