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2021.03.23

【洗濯槽の掃除方法】おすすめのクリーナーは?汚れやカビを付きにくくするには?

「洗濯槽の掃除をしたいけれど、やり方が分からない」という人も多いのではないでしょうか?そこで、洗濯槽を掃除するためのクリーナーの種類や使い方をご紹介します。洗濯槽を清潔に保ちやすくする方法もピックアップしました。

【目次】
洗濯槽の掃除は必要?
洗濯槽掃除におすすめのクリーナー3種類
酸素系、重曹を使った掃除方法
塩素系を使った掃除方法
洗濯槽内のパーツも忘れずに掃除
汚れやカビを付きにくくする方法

洗濯槽の掃除は必要?

洗濯機は毎日のように使用する家電ですが、洗濯槽の汚れは見えにくいため手入れをしていない人も多いのではないでしょうか。まずは、洗濯槽の掃除が不可欠な理由についてご紹介します。

洗濯槽 掃除

(C)Shutterstock.com

洗濯槽内は汚れやすい環境

「衣類を洗う機械だからそれほど汚れないのでは」と思われがちですが、一見きれいに見えても洗濯槽にはたくさんの汚れがたまっています。

主な原因は、衣類に付着した皮脂や汗による汚れ・ホコリ・糸くず・髪の毛など。溶け残った洗剤や柔軟剤も固まりとなって、石けんカスになります。

洗濯には大量の水を使うため、水あかもできやすいです。水あかや汚れがエサになるため、カビも発生しやすい環境といえます。洗濯槽内は風通しが悪く、多湿になりやすいこともカビが繁殖する要因です。

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洗濯槽掃除におすすめのクリーナー3種類

さまざまなクリーナーが販売されていて、どれを選べばよいのか分からない人も多いのでは。掃除には、「漂白剤」や「重曹」が適しています。漂白剤はさらに「酸素系」「塩素系」「還元系」の3つに分けられ、洗濯槽の掃除には主に「酸素系」と「塩素系」が使われています。

洗濯槽 掃除

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■汚れを落とす酸素系

過酸化ナトリウムが主な原料である酸素系は、発泡力が強く、こびりついた頑固な汚れをはがして落とす力に優れているのが特徴です。はがれた汚れが見えるため効果が実感でき、達成感を味わえるのもポイント。また、塩素系ほどの殺菌力はありませんが臭いがきつくないため、掃除中や掃除後も気にならず使いやすいです。

ただし、浮いてきた汚れを取り除かなければならず、手間が掛かるという面もあります。水が入っている状態でふたを開けられないドラム式などには使えない場合もあるため、事前に各製品のマニュアルをチェックしましょう。

■殺菌力に優れた塩素系

殺菌力や除菌力に優れているのが塩素系です。目に見えないカビもしっかり取り除いてくれるため水回りの掃除に使われることが多く、念入りに掃除をしたい人におすすめです。

一方で、ツンとした臭いがあり、しばらく臭いが残ってしまうという面もあります。小さな子どもやペットがいる家庭では、子どもやペットの不在時など、使用のタイミングが限られてしまうかもしれません。

また、注意書きに記されている通り、酸性の物質と合わさると有毒ガスが発生します。取り扱いに十分注意して安全に使用することを心掛けましょう。

■ナチュラルな重曹

アルカリ性の重曹は、酸性の汚れを落とす効果に優れています。他の2種類のクリーナーと比べると殺菌力は低いですが、食品にも使われるほど安全な点が魅力です。なるべくナチュラルな方法がよい人や、子どもやペットがいても安心して使えるものを探している人におすすめです。

ただし、はがれ落ちた汚れを取り除く必要があり、手間が掛かるという面もあります。重曹は水に溶けにくく目詰まりを引き起こすこともあるため、使用する際はしっかりと溶かすようにしましょう。

酸素系、重曹を使った掃除方法

優れた作用があっても、やり方を間違えてしまうと思うような結果が得られません。思わぬトラブルにつながることもあるため、正しい掃除方法を把握しておきましょう。

洗濯槽 掃除

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用意するもの

スーパーやドラッグストアなどで、酸素系クリーナー重曹を入手します。はがれた汚れやカビが浮いてくるため、それらをすくうネットも用意しましょう。

ネットが手に入らない場合は、針金ハンガーとストッキングで手作りもできます。針金ハンガーにストッキングを被せるだけなので簡単。針金ハンガーは手で容易に形を変えられるため、適度な大きさや形に整えると使いやすくなります。

1:お湯をため、クリーナーを投入

クリーナーによるダメージリスクを軽減するために、洗濯槽内の取り外せる付属品は取り除きましょう。次に、洗濯機に40~50℃のお湯を入れます。隅々まで掃除するため、全体が漬かるように満水にし洗濯機を5分ほど回すと、汚れが取れやすくなります。

続いて酸素系クリーナーか重曹を投入します。投入するクリーナーの量の目安は500g~1kgですが、商品により異なるためパッケージに書かれている分量に従ってください。重曹は約1カップが目安になります。ただし、少なすぎると思うような結果が得られない可能性があるので、水量に合わせて調整しましょう。

2:洗濯機を回し、しばらく放置

洗濯機を5~10分ほど回して洗剤を隅々まで行き渡らせ、そのままの状態で2~3時間放置します。ここで排水してしまわないように気を付けましょう。長い間手入れをしていない場合やより高い効果を得たい場合は、一晩放置するのがおすすめです。

浮いてきた汚れなどは、ネットですくい取りましょう。ゴミが残ったまま排水すると、排水溝が詰まってしまうことがあります。根気のいる作業ですが、トラブルを避けるためにも、しっかり取り除くことが重要なポイントです。

3:ゴミを除去後、すすぎ洗い

排水と脱水を行います。ゴミ取りネットを取り付けておくと、手では取りきれなかったゴミを受けてくれます。脱水をする理由は、遠心力でゴミなどがさらに出てくることもあるためです。

再び洗いから脱水まで繰り返します。中途半端だと取りきれなかったゴミが出てきてしまい、衣類を清潔に洗えないため、汚れが出てこなくなるまで2回ほど行いましょう。

塩素系を使った掃除方法

時間や手間を掛けずに頑固な汚れを落としたい人には、塩素系クリーナーがおすすめです。掃除方法を注意点とともにご紹介します。

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掃除手順

クリーナーを洗濯槽に入れた後、満水になるまで水を入れます。近年は「洗浄コース」が付いているタイプもありますが、ない場合は「通常コース」を使いましょう。脱水まで一通り終えれば、掃除が完了します。しばらく掃除をしていないときなどは、約3時間漬け置きするのがおすすめです。

脱水後はふたを開けて風通しをよくし、洗濯槽内を乾かすようにしましょう。独特のツンとした臭いが気になるときは、洗剤を入れずに脱水までの一連の工程をもう1度行うと臭いが軽減します。

注意すべきポイント

殺菌効果が高い分、肌や衣類への刺激になるリスクが高いのが注意点です。掃除をする際はゴム手袋をするなど、肌を保護しましょう。

また、うっかり衣類に付けてしまうと色がはげたり抜けたりしてしまうので注意してください。掃除後のすすぎがしっかりできていないと、その後の洗濯で衣類にダメージを与えるリスクもあります。お気に入りの大切な衣類が台無しにならないように、すすぎは念入りに行いましょう

パッケージの表示にある通り、酸性のものと混ぜると有毒ガスが発生します。取り扱いには十分な注意が必要です。子どもやペットがいる家庭は、保管場所も考慮しましょう。

洗濯槽内のパーツも忘れずに掃除

洗剤投入口や糸くずフィルターにも汚れがたまります。それらのパーツも定期的に掃除をして、清潔に保ちたいものです。

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洗剤投入口の掃除手順

まず洗剤投入口を取り外し、ぬるま湯ですすいで汚れをふやかしながら取り除きます。すすぐだけで取れない汚れは、歯ブラシを使ってこすり落としましょう。思うように汚れが取れないときは、風呂用クリーナーに漬け置きすると取り除きやすくなります。

本体部分も、歯ブラシで掃除をします。洗い流せないためクリーナーは使わず、ぬるま湯のみで掃除をすると安心です。キッチンペーパーなどを敷いておくと、汚れや水滴が落ちても気になりません。

歯ブラシでこする際は、しっかり落とそうと力が入ってしまいがちですが、パーツを傷付けたり壊したりしないように気を付けてください。

糸くずフィルターの掃除手順

糸くずフィルターを本体から取り外し、たまっているゴミを捨てます。フィルターが濡れていると取り除きにくいので、乾いているときに行うのがおすすめです。

フィルターはぬるま湯、または風呂用クリーナーを使って洗います。プラスチック部分はぬるま湯ですすいだ後に、風呂用クリーナーと歯ブラシを使って汚れをこすり落としましょう。なかなか落ちないときは、しばらく漬け置きすると効果的です。

汚れやカビを付きにくくする方法

続いて、洗濯槽に汚れやカビを付きにくくさせる方法をご紹介します。できることから、普段の習慣に取り入れてみてはいかがでしょうか。

洗濯槽 掃除

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定期的に掃除をする

基本的なことですが、効果的なのは定期的に掃除をしてメンテナンスすることです。どの程度使っているかにもよりますが、1カ月に1回を目安に掃除をすると、清潔な状態がキープしやすくなります。

仕事などが忙しくて時間がない人でも、時間や手間が掛からない塩素系クリーナーを使えば比較的続けやすいはず。忘れやすい人は「毎月1日に掃除する」など、あらかじめ日にちを決めておくのもおすすめです。

また、数年に1度はプロに掃除を依頼することも考えてみましょう。分解して洗浄できるため、家庭用クリーナーでは落とせない裏側の汚れなどもしっかり落とせます。

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日本版とアメリカ版の違いは!? 【オキシクリーン】の正しい使い方(まとめ)

日頃の使い方を見直す

日頃の洗濯機の使い方を見直すだけでも違いが出ます。例えば、洗剤や柔軟剤の量を守ることで、石けんカスができるのを防げます。普段目分量で入れている人は、きちんと計って入れるようにしてみてください。

カビはジメジメした場所を好むため、なるべく洗濯機のふたを開けて風通しのよい状態を保つことがカビ予防になります。また、脱いだ衣類には皮脂や汗などカビのエサになるものが付着しています。そのため、脱いだ衣類はそのまま洗濯槽にためておくのではなく、ランドリーバスケットなどに入れておいてから洗濯しましょう。

小さい子どもやスポーツをする家族がいると衣類が汚れやすいです。食べこぼしや泥汚れなどは先に手洗いして、ある程度汚れを落としてから洗うようにすると洗濯槽の汚れが軽減します。ポケットの中にテッシュや紙くずなどが入っていないかチェックしたり、ホコリを払ってから洗ったりすることも効果的です。

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