癒しの時間は植物のコーディネートから
子供が寝て、家事もひと段落し、やっと一息つきたい夜の時間。ワーママを癒すとっておきの時間は、植物のコーディネートからも演出できます。
「あなたなら上の写真のお部屋の、どこに植物を置きますか?」
■おすすめは、日常の導線の中でさりげなく目に入る場所
例えばソファやベッド横のサイドテーブルなど、さりげなく視界に入る場所に柔らかで温かい印象のある植物を置いてみてください。
直線や人工的な素材で作られたインテリアの中に自然の有機的な曲線を入れてあげると、柔らかな葉陰がちょっとした風でゆれ動く自然な風景を作り出し、忙しなくすぎる1日の最後に、ぼうっとリラックスできる時間を与えてくれます。
■特におすすめなのは“自然の風合いがあるデザイン”
鉢のデザインは、心を落ち着かせるようなあたたかい木の質感など、自然を感じさせる素材がおすすめです。
石や土といった素材も、シンプルながら主張しすぎない唯一無二の風合いがあります。
■おすすめの植物はどんなものがある?
静かでゆっくりとした時間を植物でも演出するなら、柔らかくてフワフワした質感があり風で葉がゆれるような植物がおすすめ。
例えば、「エバーフレッシュ(写真左)」と「アスパラガス・スプレンゲリー(写真右)」。新芽が出やすく、毎日小さな変化を感じられる植物です。植物のそばを通る時のちょっとした風で葉がゆらぐ光景は、動きの出にくい室内に「時間」の流れを作り出してくれます。見た目も柔らかな印象なので、心を落ち着かせてくれるでしょう。
自分らしく過ごせて一番リラックスできる時間を作るために、長い時間を過ごすお部屋を植物でコーディネートしてみて、ちょっとした変化を楽しんでください。
撮影/木村雄司(木村写真事務所)、その他
監修/parkERs(パーカーズ)市野澤未和
構成・文/parkERs(パーカーズ)森美波
こちらの記事もたくさん読まれています
植物をよく枯らす【ズボラさんと世話好きさん】それぞれの原因と対策は?
寒さにグリーンが負けないよう、「秋」にやるべきことって?
parkERs(パーカーズ)
フラワーショップ「青山フラワーマーケット」を展開するパーク・コーポレーション の空間デザインブランド。「日常に公園のここちよさを。」をコンセプトに、公園の心地よさを室内に取り込むデザインを追求。都会の中では気づきにくくなった自然をデザインによって身近にし、「人の感覚を呼び起こす空間デザイン」で新しい価値を生み出している。
市野澤未和(左)
プランツコーディネーターとして、都市部の室内を中心に植物を用いた空間デザインを手がける。
森美波(右)
「公園の心地よさを表現する空間デザイン」に携わる中で得た気づき・最新情報等を発信。
HP:https://www.park-ers.com/
Instagram:https://www.instagram.com/parkers_official/