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優しすぎる人の定義と3つの特徴
「優しすぎる人」の定義は、優しさが度を越しており他人の利についてばかり考えて行動してしまう人物のことです。そうなった理由は人によってさまざまであるものの、行きすぎた優しさを発揮してしまう人には共通する特徴がみられます。
穏やかで落ち着いた印象であること、自分よりも他人に気を使いすぎること、嫌われるのを過剰に怖がり生きづらさを感じることなどがその特徴です。これらの「優しすぎる人」の特徴を詳しくチェックしていきましょう。
1. 穏やかで落ち着いている
「優しすぎる人」の1つ目の特徴は穏やかな気質でいつも落ち着いていることです。周りの人に常に優しく接するため人あたりが柔らかく、激昂するなど感情の起伏が激しくなることはあまりありません。人を裏切るようなことはせず、いつも温かく迎え入れてくれるため、周りに安心感を持たれます。
ただし、相手によっては「この人なら気を使わなくても大丈夫だ」と思われてしまうことも。周りの人からの扱いが自分に対してだけ雑だと思ったり、高圧的だと思ったりした場合には、自分が「優しすぎる人」になってしまっているかもしれません。
2. 自分よりも他人に気を使いすぎる
「優しすぎる人」の2つ目の特徴は他人に気を使いすぎて自分の気持ちを出せないことです。他人のことを思いやるあまり自分のことをおろそかにしてしまいがちで、誰かから頼まれごとをされた場合などには「嫌だな」と思ったとしても自分の気持ちを伝えずについつい引き受けてしまうという特徴があります。
話し合いの場でも周りの意見ばかり聞いて自分の意見をなかなか伝えられないため、自分の考えを持っていない人のように思われてしまうこともあるのです。
3. 嫌われるのが怖く、生きづらい
「優しすぎる人」の3つ目の特徴は、他人から悪感情を持たれることを必要以上に怖がることです。「こんなことを言ったら嫌われてしまうのではないか」「優しくしなければ悪く言われてしまうのではないか」と考えるためストレスを抱えやすく、生きづらさを感じやすくなります。
そう感じる根底には、過去のトラウマが関わっていることも多いです。または、人への優しさについて「そうしなければいけないものだ」とプレッシャーを感じていることも。ただ優しいのではなく過剰だと感じるくらいの人が周りにいるのであれば、これらの理由で生きづらさを感じているかもしれません。
優しすぎる人に対して周囲が持つ印象を3つご紹介
「優しすぎる人」を周囲から見ると、優しさが八方美人に見えたり、その人の本音が理解できなかったり、なぜこんなに優しくするのだろうと裏がないか疑ってしまったりすることもあるものです。人あたりが柔らかく親切な対応をするため、周りに安心感を与えますが、あまりに行きすぎた優しさは逆に周囲に悪い印象を抱かせてしまいます。そんな「優しすぎる人」に対する周りからの印象を3つチェックしていきましょう。
1. 優しさが八方美人に見える
周囲の人から見た「優しすぎる人」に対する印象の1つ目は「優しさが八方美人に見える」というものです。「優しすぎる人」は自分の考えよりも他者を重視するため、基本的には周囲からいい印象を持たれやすいでしょう。
ただし、他人の意見に共感した話し方を誰に対してもするため、周囲の意見が対立したときにはどっちつかずで中途半端な状態になるのです。誰からも好かれるように対応をした結果、周囲の人からは八方美人だとして敬遠される場合があります。
2. 本音がわからず考えていることがわからない
周囲の人から見た「優しすぎる人」に対する印象の2つ目は「本音がわからず考えていることがわからない」というものです。「優しすぎる人」は他者の気持ちに寄り添おうとするあまり、自分の本当の気持ちや自分がしたいこと・したくないことを周囲の人に話せず、本音を吞み込んでしまう場合が多くなります。
その結果として、周りの人がその「優しすぎる人」のことを理解したいと思っても、相手が本当に考えていることを理解するのが難しくなってしまうのです。本音がわからない相手とは仲を深めにくいため、「優しすぎる人」はある程度親しげに話せる相手が多いものの、より親密な関係を築くことは難しくなります。
3. どうして優しいのかわからず、怖い・うざい
周囲から見た「優しすぎる人」に対する印象の3つ目は「どうしてどうして優しいのかわからず、怖い・うざいと感じてしまう」というものです。「優しすぎる人」は基本的に、人に優しく接するのは当然のことであると考えて、親切にしていることにとくに理由はない場合が多くあります。
人は優しくしてもらうと「自分も相手に何かしてあげなければ」と感じるため、周りの人は恩を返そうと考えるものです。しかし、「優しすぎる」ことをされた場合にはどう恩を返せばいいのかわからず、逆にプレッシャーになってしまうこともあります。
人によっては、優しくされたときに「恩を売っておくのは、なにか企んでいるのでは?」と感じる場合もあるものです。そのため、「優しすぎる人」の優しさが純粋なものではなく、裏があるのではないかと考えすぎてしまう人もいます。
また、他人とのかかわりを求めていない相手の場合には、過剰に優しくされることを「うざい」と感じられてしまうことも。優しさは美徳ではあるものの、相手にあわせないと反対に悪感情を持たれてしまうことがあるため、注意しましょう。
優しすぎる人の恋愛の特徴3つ
「優しすぎる人」は、交際相手に不満やストレスを上手に伝えられないなど、恋愛においてもうまくいきにくい特徴があります。そのほか、甘えるのが下手なことや相手に尽くし過ぎてしまうことも恋愛の特徴です。
「優しすぎる人」の傾向として、相手を思いやるあまりに自分を出せなくなってしまうため、親密な関係になりにくいことがあげられます。次のデートではどこに行こうかと話題になったときにも、「どこでもいいよ」「あなたの行きたいところに行こう」と自分の意見を言わないことも多く、相手には逆にプレッシャーになったりつまらない人だと思われたりすることも。
また、誰に対しても優しいため好きだと思う相手に対する特別な好意が伝わりにくく、そもそも恋愛が始まりにくい傾向にあります。そんな「優しすぎる人」の恋愛における特徴を3つ確認していきましょう。
1. 不満やストレスを相手に伝えられない
「優しすぎる人」の恋愛における特徴の1つ目は「不満やストレスを相手に伝えられないこと」です。何か嫌なことがあっても、「優しすぎる人」は相手を思いやるあまり「自分が少し我慢すればいいか」と考えてだんまりになってしまいがち。その結果として、相手はその「優しすぎる人」がなにを嫌だと思うのかがわからず、やめてほしいと感じられていることを繰り返してしまうのです。
相手に嫌われてしまうことを恐れるあまり、ケンカになった場合にも何も言えずに相手の言い分を聞くだけになってしまう傾向にあります。自分の気持ちが伝わらず、また相手にとっても「話し合いを拒否されている」「話にならない」として不満がたまることになってしまうのです。
2. 甘えるのが下手
「優しすぎる人」の恋愛における特徴の2つ目は「甘えるのが下手なこと」です。恋愛において、相手に適度に甘えられると「自分は頼りにされているな」と感じて嬉しくなるものでしょう。「自分を頼ってくれるほど心を許しているんだ」と思え、また相手の望みを叶えられたという達成感と満足を得られるので、上手に甘えられることは仲を深めるためのいい刺激になります。
しかし、「優しすぎる人」は人に頼ることが苦手です。少しだけ人に甘えればいい場面でも、「こんなことを言ったら相手が面倒に思ってしまうかもしれない」「相手に負担をかけてしまうから自分がなんとかしないと」と考えがち。甘えられないことで、相手は見せ場も作れず、「望み通りやってあげられた」という達成感も持てないため、仲を深めにくくなってしまいます。