「貫禄」の意味は「人間的な重み」│類語や貫禄がある人の特徴、英語表現を解説 | Domani

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2021.07.16

「貫禄」の正しい意味とは? 貫禄がある人の特徴や「貫禄」を使うときの3つの注意点

「貫禄」は「人間的な重み」があることを意味する言葉です。相手の内面や態度だけでなく、体格を指す場合もあります。大人としては、失礼のない正しいマナーを身に付けておきたいですよね。今回は「貫禄」の意味や「貫禄がある人」の特徴を解説します。

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【目次】
 ・「貫禄」の意味と類語
 ・「貫禄がある」「貫禄がつく」を使った例文
 ・「貫禄がある」のはどんな人?3つの特徴
 ・女性にもOK?「貫禄」を使うときの3つの注意点
 ・「貫禄」の英語表現をマスター
 ・「貫禄」の意味を理解し気品ある大人を目指そう

「貫禄」の意味と類語

「貫禄」には「人間的な重みや風格」という意味合いがあります。「身に備わった威厳」を表すため、類語にも同様の表現が並びます。「貫禄」は体格を指す場合もあるため、使用時は注意しなくてはいけません。大人のマナーを身に付けるためにも、まずは「貫禄」の正しい意味を理解しましょう。

貫禄

■「貫禄」は「人間的な重みや威厳」を意味する言葉

「貫」という漢字は、かつては土地面積を表示する単位として用いられていました。租税対象であった、米の収穫高を示す表に使用されていたのです。

室町時代には、武家の所有する米の総量を表すものでもありました。また、「禄」には「官に使える者に与えられる給与」という意味があります。つまり、「貫禄」は所有地の大きさや給与の額など、武士の値打ちを表す言葉として用いられていたのです。

「貫禄のある人」は、土地や米を多く所有する武士を指す言葉でした。やがて、財力ではなく、人間的な重みや威厳がある人が「貫禄がある人」と言われるようになっていきます。体格の大きな人はどっしりとした風格を感じさせることから、「貫禄たっぷり」など、相手を揶揄する表現としても使用されるようになりました。

■「貫禄」の3つの類語

「貫禄」には「人間的な重み」に通ずる3つの類語があります。シーンに応じて言い換え表現ができるよう、例文とともにチェックしていきましょう。

1.「威厳」

「威厳」は「近寄りがたいほど堂々としておごそかなこと」を意味する言葉です。「近寄りがたい」という感情には、相手への尊敬の念が込められています。主に大きな業績を成し遂げた人や、権威のある人に対して使用する言葉です。

・いつかは社長のような威厳を身に付けたいものだ。
・上司の威厳を保つためにも、日々自己研鑽を重ねる意識が重要だ。

2.「品格」

「品格」は「気高さや上品さ」を表す言葉です。「品位」と置き換えられることもあります。礼儀作用やマナーが身に付き、内面からも上品さが現れる人に用いることが多いでしょう。「貫禄」が人間の重みを表すのであれば、「品格」は立ち振る舞いの優美さを表す言葉だといえます。

・恩師のように品格を持ち合わせた人物になりたい。
・年齢に合わせた品格を身に付けたいものです。

3.「見識」

「見識」には「物事を深く見通し、本質をとらえる」という意味合いがあります。「気位(きぐらい)」といった「自分で自分の品位を重んじる」という意味も持つ言葉です。優れた判断力を持っていたり、確かな考えや意見を有したりする人に使用します。

・彼は経験が浅いにも関わらず、見識を備えた人物だ。
・彼女はやけに見識が高いように思われる。

「貫禄がある」「貫禄がつく」を使った例文

「貫禄」という言葉は「貫禄がある」「貫禄がつく」といった表現で用いられます。

貫禄

「貫禄がある」は、堂々としている人や威厳のある人に対して使用するフレーズです。目上の人への褒め言葉にもなります。相手に「貫禄がありますね」と伝えるときには、なぜそう感じるのか合わせて表現すると良いでしょう。

・いつも落ち着いた貫禄がある仕事ぶりに憧れます。
・さすがリーダーにふさわしく、いつも貫禄がありますね。

「貫禄がつく」は、年齢や経験とともに「貫禄」が身に付いた様子を表す言葉です。主に、上司から部下へと使用します。

・お疲れ様。すばらしいプレゼンだったよ。君も貫禄がついてきたね。
・入社から3年がたち、どうやら彼も貫禄がついてきたようだ。

「貫禄がある」のはどんな人?3つの特徴

「貫禄がある」と言われる人は、自分に自信があったり堂々としていたりと、いくつかの共通点があります。態度だけでなく、体格を指して「貫禄がある」と言われるのも特徴です。

貫禄

仕事で多くの人と関わっていると、「貫禄があるな」と感じる人に出会うこともあるのではないでしょうか。また、自分自身も「貫禄がある人」に近づきたいと感じるかもしれません。ここでは、どんな人が「貫禄がある」と周囲から思われるのか3つの特徴をご紹介します。

1. 自分に自信がある人

「貫禄がある」と周囲から言われる人は、人間的な重みを感じさせる人です。多くの失敗と成功を繰り返し、培ってきた自信が現れている人ともいえるでしょう。

自分に自信がなく、思い切った意見が言えなかったり、行動に移せなかったりしている間は「貫禄がある人」とはいえません。自分に自信があるからこそ、トラブルが発生したときにも慌てることなく、冷静な判断ができると考えられます。

2. 堂々としている人

「貫禄」の類語に「威厳」という言葉があるように、「貫禄がある」人は堂々としています。トラブルにも動じることなく、落ち着いてどっしりと構える人が多いでしょう。周囲からの信頼も厚く、頼られることの多い人物です。

3. 体格の良い人

「貫禄がある」という表現は、内面や態度だけでなく、体格を指す言葉としても用いられます。そのため、がっしりとした体格の人は「貫禄がある人だ」と認識されることもあります。言われる相手によっては、皮肉に捉えられる可能性があることも覚えておきましょう。

女性にもOK?「貫禄」を使うときの3つの注意点

主に男性に使用することが多い「貫禄」という言葉は、女性に伝えるときは配慮が必要です。また、目上の人には失礼のない言い回しが求められます。「相手を褒めたつもりが失礼なことをしてしまった」ということのないように、「貫禄」を使うときの注意点もふまえておきましょう。

貫禄

1. 女性に使うときは配慮が必要

体格を意味することもある「貫禄」という言葉は、女性には皮肉と受け取られる可能性もあります。男性に使用するケースが多いため、「貫禄がある」と言われることに違和感を覚えることもあるでしょう。

「仕事ぶりが落ち着いて堂々としている」「気品がある」と意味で「貫禄がある」と伝えたいときは、具体的な内容を付け加えることが大切です。誰かに「貫禄があるね」と言われたときにも、「貫禄」の正しい意味を思い返し、褒め言葉だと素直に受け取りましょう。

2. 目上の人へ「貫禄が出てきた」と伝えるのはNG

「貫禄が出てきた」は、相手の成長を認めるときに使用する言葉です。上司から部下へ伝えるときは褒め言葉ですが、目上の人へ「貫禄が出てきましたね」と言うのは失礼にあたります。

前述したように、「貫禄」には「威厳」という相手を尊敬する意味合いも含まれます。上司に「貫禄が出てきましたね」と伝えると「今さら貫禄が出てきたとは、今までどう思っていたんだ?」と不信感を与えかねません。

目上の人には「貫禄がありますね」という言い回しをするように心がけましょう。

3. 内面を意識した言葉を添える

「貫禄」という言葉を使うときは、相手の内面を意識した言葉を添えましょう。「貫禄がある」という言葉だけでは、内面を指しているのか体格を意味するのか、不確かな面があるからです。

「トラブルにも冷静に対応できるようになったし、だいぶ貫禄がついてきたね」
「長年の経験に裏打ちされた、貫禄のあるお仕事ぶりに憧れます」

このように、内面から現れる「貫禄」について言葉を添えれば、よりていねいな表現になります。多くの人と関わるビジネスシーンこそ、正しい言葉遣いを身に付けていきたいですね。

「貫禄」の英語表現をマスター

「貫禄」は、英語で「presence」「dignity」と表します。「presence」は、他人に影響を与えるような態度や存在感を意味する言葉です。「dignity」には、尊厳や品位といった意味合いがあります。

貫禄

「貫禄がある」「貫禄がある人」と相手に伝えたいときには、以下のように表します。

・Her looks dignified though her’s young.
(彼女は若いけど貫禄があるね)
・He is a dignified person.
(彼は貫禄のある人だ)

反対に「貫禄がない」と表現したいときには、「欠けている」「持っていない」という意味を持つ「wanting in」や「do not have」を使用しましょう。

・He ie wanting in dignity.
(彼は貫禄のない人だ)
・I’m terribly sorry,but you don’t have dignity.
(申し訳ないが、君には貫禄がないね)

以下のように「貫禄がつく」と相手を褒める英語表現も、合わせて覚えておきたいですね。
・You look very dignified.
(貫禄がついたね)
・She has gained a lot of presence lately.
(最近ずいぶんと貫禄がついてきたね)

「貫禄」の意味を理解し気品ある大人を目指そう

「貫禄」という言葉は、その人に備わった威厳や態度を表します。相手に「貫禄がある」と伝えるのは褒め言葉となる一方、立場や言い回しによっては誤解を与えることもあるため、使用時は配慮が必要です。言葉の正しい意味と使用法を理解し、「貫禄がある」と言われるような気品ある大人を目指しましょう。

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