パーソナルカラーでいうイエベ・ブルベとは?
そもそもパーソナルカラー診断とは
パーソナルカラーとは、その人の肌や目の色など生まれ持った色味(ボディカラー)をもとに、それをより美しく見せることができる「似合う色」を診断する手法です。「好きな色」「キレイな色」という感覚的なものではなく、「肌をくすませない色」「痩せて見える色」など見た目の欠点をカバーしてくれる色です。パーソナルカラー診断によって自分にどんな系統の色がマッチするのかが分かり、化粧品や洋服の他、髪色選びにも応用することができます。
イエベ・ブルベの判断方法
■イエベ、ブルベとは?
肌のベース色のこと。
イエベとは「イエローベース」を略した言葉で、暖かさや黄みを感じる色(暖色系)、肌のことを指します。ブルベは「ブルーベース」。冷たさや青みを感じる色(寒色系)、肌のことを指します。
■自分はどっち?イエベブルベの判断方法とは?
血管は青色?緑色?
自分がイエローベースかブルーベースかは、腕の内側の血管の色でチェックすることができます。
イエローベースの人は血管が緑色〜青緑に見え、ブルーベースの人は青色〜青紫に見える傾向があります。わかりづらかったら、周りの人と比べて自分がどっちよりか判断してみて。
肌に馴染んで似合うと思うリップの色はどれ?
1:コーラルピンク系・オレンジピンク系→イエベ春
2:ベージュ系・オレンジブラウン系→イエベ秋
3:ローズピンク系・桜色→ブルベ夏
4:真紅、ワインレッド系・青みピンク系→ブルベ冬
白目の色は黄みより?青みより?
充血していない白目を見たときに、アイボリー系の色味の人はイエローベース、白く感じる人はブルーベースの可能性が高いです。
似合う服やアクセサリーは?
身につけてしっくりとくる色が、暖色系やゴールド系が多い人はイエローベース、寒色系やシルバー系の色が多い人はブルーベースと言えます。暖色系とは、イエローやオレンジなど暖かさや黄みを感じる色のこと。ベーシックカラーでは、ベージュ、ブラウン系がしっくりきます。逆に寒色系はブルーやパープルなど冷たさや青みを感じる色のこと。ベーシックカラーではグレーやネイビーがしっくりきます。グリーン系、パープル系は中性色系と言われ、暖色系よりなのか、寒色系よりなのかでグループが分かれます。服だけでなく、メイクも似合うカラーにするだけで、しっくりとなじみ統一感が生まれます。
イエベ・ブルベ別!化粧下地のおすすめカラー
イエベさんはベージュ、オークル系、イエロー系の下地を。イエベ春の方は艶感のあるものを、イエベ秋の方はマットなものを。ブルベさんは、ナチュラル、ピンク系、ラベンダー系の下地を。ブルベ夏の方はマット系、ブルベ冬の方は艶感のあるものが◎。ブルー系のコントロールカラーをブルベさんが使うと青白くなりすぎてしまう場合があるので注意が必要です。グリーン系は赤みを目立たなくする作用があるので、赤みが目立つのが気になる人には○。
イエローベース(春・秋)タイプの特徴
パーソナルカラー・春/イエローベースの特徴
ユニークな組み合わせやポップで明るく楽しい色合わせはぴったり!
スプリングタイプの特徴は、艶のある、明るい黄味がかった肌をしていて瞳は明るい茶色。鮮やかな色が似合い、メークもきれい色がなじみます。チークはアプリコット系がお似合い。また、オレンジやイエローといった温かく元気が出る色が得意です。合わせるアクセサリーは、イエローゴールドがおすすめ。
パーソナルカラー・秋/イエローベースの特徴
リネンなどのナチュラルテイストやワイルドシックなスタイルが似合う
オータムタイプの特徴は、落ち着いたイメージやナチュラルな印象をもつ人が多く、髪色や瞳の色はダークブラウン。肌色はオークルで、チークはテラコッタ系がなじみます。大人っぽく深みのあるマスタード、トマトレッドなどがよく似合います。合わせるアクセサリーは、マットなゴールド、ブロンズ、アンティークジュエリーなどがおすすめ。
イエベタイプにおすすめのメイク
コーラルピンクを使って、ヘルシーな甘さを引き出す。大人可愛いメイク。
【メイク方法】
1.リップのポイントは、しっかりと輪郭を取ること。ペンシルを使って気持ちオーバー気味に輪郭を描く。ぷっくりとした唇を描いたら、薬指でなじませ、ラインの内側をリップで埋めるように直塗りしていく。
2.チークはツヤのある質感が出せる、クリームタイプをチョイス。頬骨の位置を指で確認したら、頬骨上にポンと置き、クルクルと頬骨を覆うようにして薬指で広げていく。際をしっかり溶けこますように広げて。
3.続けてチークをポンポンと軽く押すイメージでなじませていく。マットな質感だとコンサバになってしまうので、ツヤを意識して今っぽさと抜け感を出して。
カーキアイシャドウはイエベ秋タイプに◎
透け感のある締め色カーキなら、大人の目元強調メイクも自然に仕上がります。
How to
1. アイホールにベージュをオン。
2. カーキを二重幅に入れる。
3. さらにカーキを目尻と下まぶたの目頭にライン状に入れる。
ソフトなカーキ色のアイシャドウを使えば、目元に自然な陰影が!アイラインはグレー、リップやチークはベージュをチョイスして、あくまで目元を主役に!
ブルーベース(夏・冬)タイプの特徴
パーソナルカラー・夏/ブルーベースの特徴
ハイゲージ黒ニットできちんと感を見せながら、得意のパステルカラーと合わせると〝サマーさん〟ならではの黒の着こなしに。
夏タイプの特徴は、髪の色や瞳の色はやや赤みがかったブラウン・もしくはソフトなブラックで、肌はピンク系。ベビーピンク系のチークがなじみます。エレガントやソフトといったイメージの人。得意な色は、ラベンダーや水色などのパステルカラーや、濁りを感じるスモーキーでマットな色。アクセサリーはパールが似合います。
パーソナルカラー・冬/ブルーベースの特徴
ツヤ黒かつ他の人が着るのに臆する位の大胆なデザインやシルエットが映える!
冬タイプの特徴は、黒目と白目のコントラストがはっきりしていて、色白もしくは褐色肌。髪色は艶のある黒。ローズ系のチークが似合います。シャープ、原色やモノトーン、ハイコントラストのものが似合います。唯一、濁りのないモノトーンが似合うタイプです。得意なアクセサリーは大ぶりのシルバーやプラチナなど。
ブルベがブラウンを使うときのメイク方法
ブルーやピンク、寒色系が似合うブルベさんは黄みが強いブラウン系のアイシャドウをするとどうしても腫れぼったく、不健康な印象に見えてしまいがち。それでも着る服によっては、目元を締め色のブラウンを合わせたいときもありますよね。
そんなときは、赤み、ピンクがかったブラウンカラーを選ぶのがオススメ。例えば、ローズブラウン、ココアブラウン、ボルドー系ブラウンなど。黄み系ブラウンが多い中、ブルベ向けブラウンカラーも少なからず販売されているので、是非見つけてみてくださいね。
また、赤み、ピンクみのあるアイシャドウをベースで塗ってから、その上にブラウン系のアイシャドウをのせると、ブルベの肌にも馴染みやすくなりますよ。
ブルベが似合うアイシャドウカラー
ブルべ肌がもつ透明感のある印象を、よりアップさせてくれるラベンダーカラー。やわらかな女っぽさをテクニック要らずでつくれるファン多きアイシャドウ。粉っぽさも気にならないし、光を受けると上品なパールがまぶたに立体感をもたせてくれます。
▲ セルヴォーク (左) インフィニトリー カラー 全17色 、(右) ヴォランタリーベイシス アイパレット 全7色
▲ 肌がより立体的に見えるよう、フェイスカラーはしっとりしたバームのようなものがおすすめです!