Contents
【目次】
・日焼けをしてしまったらとにかく「冷やす」を最優先!
・パーツ別・日焼け後の冷却ケア方法
・冷やした後は「保湿」を忘れないこと
・肌が落ち着いたら行いたい日焼け後のケア
・体や髪におすすめのアフターケアアイテム
・うっかり日焼けを防ぐため日焼け止めは正しく塗って
【目次】
日焼けをしてしまったらとにかく「冷やす」を最優先!
ほてりを鎮めて炎症を防止できる
美白ケアは炎症を鎮めてから
日焼けして肌がヒリヒリ痛いとき、とりあえず薬や美白系コスメを塗ればいい!と思うかもしれませんが、皮膚科医の友利新先生曰く、まず何よりもとにかく冷やすことが大事だと言います。
「うっかり焼けてしまったときは、とにかく冷やすこと。基本的には火傷の処置と同じです。冷水や冷水で濡らしたタオルを当てるだけでもやっておいて。美白ケアなどは、ほてりや赤みが引いて、肌が落ち着いてからにします。」(友利先生)
肌の熱さをスーッと抑える!冷却スプレーがあると便利
肌が真っ赤になる程日焼けしてしまったら、まずはとにかく冷やして炎症を治めることが第一優先。現場ではとりあえず手近にある冷やしタオルなどで、できるだけ長く冷やし続けるのが良いですが、いざというときのために、肌を急速に冷やすことができる冷却スプレーがあると便利。
(右)ポール&ジョー クーリング ローション 200mL
オリーブオイルにオリーブリーフエキスなどを配合した、ひんやり感が長時間持続するローション。
パーツ別・日焼け後の冷却ケア方法
【顔】日焼け後の冷やし方
顔を日焼けしてしまったときに推奨される、効果的な冷やし方には以下の3つの方法があります。
1. コットンパックで冷やす
2. 冷やしたシートマスクで冷やす
3. 保冷剤を使って冷やす
1. コットンパックで冷やす
スキンケアに使用するコットンに、化粧水またはミネラルウォーターなどを含ませ肌に貼って冷やす方法です。炎症が強い場合は化粧水が刺激になる可能性もあるため、ミネラルウォーターで冷やすのがおおすすめされています。
2. 冷やしたシートマスクで冷やす
冷蔵庫で冷やしたシートマスクを使って、顔を冷却する方法も推奨されています。シートが顔に密着し、火照った肌が素早く落ち着くと言われています。
3. 保冷剤を使って冷やす
ミネラルウォーターを含ませたコットンを顔に貼りつつ、保冷剤を上から当てて冷やすのも効果的だそう。直接当てるのではなく、タオルなどで包んで使用するのがおすすめされています。
【体】日焼け後の冷やし方
一般的に体の日焼けは「冷水」を使って冷やすことが推奨されています。
例えば洗面器などに冷水を入れ、日焼けした手や足を浸す方法があるよう。水に浸けることができないパーツの場合は、濡れタオルを当てて冷やすのも効果的だと言われています。
また、日焼け直後は入浴は避けた方が良いそう。できるだけぬるい温度のお湯で、シャワーのみにするのがおすすめされています。
冷やした後は「保湿」を忘れないこと
オールインワンジェルなどが◎
日焼けした肌は軽いやけど状態で肌のなかで炎症が起きています。ダメージを受けて弱っている肌に美白などの攻めのケアをしても、効果を発揮するだけの元気がないので「美白が効かない……」という結果に。紫外線ダメージを肌に残さないためにどんなスキンケアをすべきか、ヘア&メークの佐伯エミーさんに伺いました。
「日焼けした直後は、肌の炎症をいち早く鎮めることが肝心です。帰宅するまでの間なら冷やしたタオルなどをあてておき、帰宅後は冷やしたオールインワンジェルで鎮静させながら保湿を。赤みやヒリヒリ感が残るなら、しばらくの間は敏感肌スキンケアを使って肌を回復させることを優先しましょう。いつもの肌状態に落ち着いたら美白美容液でメラニンの集中ケアを始めます」
【冷やしたオールインワンジェル】で炎症を鎮めながら集中保湿
「オールインワンジェルは、水分と油分を同時に補給できるので紫外線ダメージで乾燥した肌のお手入れにぴったり。少し厚みをもたせて塗り、ラッピングすると肌のクールダウンも保湿もしっかりできます。夜はそのまま寝てもOK。朝などメイク前に使うときはしばらくラッピングしたあとで余分なジェルを軽く拭きとり、ハンドプレスでなじませるとベタつきません」(佐伯さん)
▲右:第一三共ヘルスケア ミノン アミノモイスト ぷるぷるリペアジェルパック 60g
乾燥肌や敏感肌にもやさしい処方でありながら、しっかりと潤い補給してハリツヤ溢れる美肌に導く。クリーミィな感触でのばしやすく、乾燥小ジワを目立たなくします。
▲左:資生堂 アクアレーベル スペシャルジェルクリームN(モイスト) 90g
最高濃度コラーゲンGLのほか、ハリと透明感のためのアミノ酸や水分をたっぷり抱え込むWヒアルロン酸を配合。潤いをたっぷり浴び続けたような、しっとりと弾力が続く肌に。
赤みやヒリヒリ感が残るなら低刺激のコスメを使う
「翌日以降も赤みやヒリつきがあるほど日焼けダメージを受けているときは、いつもの化粧品が刺激になって炎症を悪化させる場合も。そんなときは、肌への刺激が少ない敏感肌コスメを。つけるときは手のひら全体で肌をやさしく包むようにし、パッティングや塗り込むのはNG」(ヘア&メーク 佐伯エミーさん)
▲右:常盤薬品工業 ノブ Ⅲ フェイスローションR[医薬部外品] 120mL ¥4,400、同 モイスチュアクリーム[医薬部外品] 45g
バリア機能に着目した低刺激性の高保湿スキンケア。肌荒れや乾燥をしがちな肌にうるおいを閉じ込めます。
美白スキンケアできないときは【飲むブライトニング】を活用
▲右:オルビス カラーシナジー 30包(30日分)
吸収力を高めたリポソームビタミンCに加え、透明感ある美しさのためのサポート成分を贅沢に配合。水なしで飲めるパウダータイプでいつでもどこでも摂取できます。
▲富士フイルム アスタリフト サプリメント ホワイトシールド[機能性表示食品] 24粒(約12日分)
高い抗酸化作用で紫外線を浴びた肌のうるおいを守るアスタキサンチンを配合。さらにリコピンやビタミンなどの美容成分も豊富。
唇の日焼けには「集中パック」を
実は唇も日焼けをします。紫外線により唇が日焼けすると、乾燥や荒れ、くすみなどを引き起こしてしまうそう。
万が一唇が日焼けしてしまったら、保湿力の高い唇専用の美容液を使い、集中パックで保湿をしましょう。
美容液を唇に塗ったらラップをかぶせ、10分ほどおくだけでOKです。
髪の日焼けは頭皮ケアも忘れずに
髪の日焼けをしたら、紫外線ダメージをいたわるために「頭皮美容液」と「アウトバストリートメント」が有効です。
分け目部分は常に外気にさらされている部分。シャンプー後タオルドライした状態の分け目に、頭皮用の美容液をくまなく塗布していきましょう。
塗布後、指を頭皮に差し込みながら美容液を密着させるイメージでなじませていきます。
最後は熊手のようにして両手で頭を包み、やや圧をかけながら頭皮を揉みほぐしましょう。
ダメージを受けた髪には、トリートメントをしっかり入れ込みます。まずは顔まわりから。
毛先は手ぐしを何度か通した後、目の粗いコームを使いとかしてなじませます。
外側の保湿と合わせて、体の内側からも水分補給を
「飲む」だけじゃない、「食べて」水分補給も夏の習慣に
覚えておきたいのは、お茶やお水だけでなく、料理からも水分確保はできるということ。代表格は夏野菜でもある、トマト、なす、きゅうりなど。体を冷やす役目もあるので、活用しない手はありません。ラタトゥイユにしたり、そこまで手をかけなくてもオリーブオイルとレモン汁などで和えたり、多めに作り置きをして、夏の定番食に。
肌が落ち着いたら行いたい日焼け後のケア
美白美容液でメラニンケア
肌が落ち着いたら美白ケア開始!透き通るような発光美肌を育む【最新美白美容液】
▲右:シャネル ル ブラン セラム HLCS[医薬部外品] 30mL
肌の明るさを維持するカギとなるアミノ酸の代謝に着目。さらにメラニン生成の暴走を抑えることでシミや色ムラを防ぎ、ほんのりピンクがかったロージーグロウな肌へ。
▲中:ポーラ ホワイトショット CXS[医薬部外品] 25mL
メラニン、糖化に加え、肌色に影響を与える血管内の濁りにも着目。大人の肌をくすませる原因を全方位からケアすることで明るく輝く肌に導きます。
▲左:資生堂 HAKU メラノフォーカスZ[医薬部外品] 45g
シミ部位の血管密度が高いと改善されにくく、メラニンケアと同時に血管ケアの重要性にも着目。2種の美白有効成分でメラニンのもとにアプローチしつつ、健やかで潤いに満ちた肌環境に整えます。
美白ケアは日焼け後24時間内に
美容ライター木更容子さんによると、肌が落ち着いたあとは美白マスクなどで美白ケアをするのがいいと言います。
「ポーラのマスクは、日焼け後24時間以内の初動美白で大きな話題です。日焼けするとメラニンが一気に集まってピラミッドのような塊をつくってしまう現象に着目しています。こういうレスキューマスクを常備しておけば安心ですね。」(木更さん)
▲ポーラ ホワイトショット QXS 20セット
日焼け後24時間以内の初動で、メラノピラミッドにアプローチしてくれるレスキュー美白マスク。
体や髪におすすめのアフターケアアイテム
日焼け後のパックとしても◎ボディケアにもおすすめ
日焼けのアフターケア用品として人気の「アロエジェル」子供から大人まで、男女ともに使えます。
▲「NATURE REPUBLIC」スージングアンドモイスチャー アロエベラ92%
手に取ると、とろっとした質感のジェル。肌にのせてみるととにかく伸びが良く、ベタつきも感じませんでした。たっぷり取ると余ってしまうため、少量ずつ伸ばしていくのが良さそう◎ちなみにこの量で片腕しっかり保湿できました。
保管する時は冷蔵庫など冷たい場所に置くことで、塗布した時のひんやり感を楽しめるのでおすすめです。
そのまま顔にジェルパック
日焼け後や肌の火照りを感じた時などは、そのまま顔に塗布してみてください。ひんやりとしたスージングジェルが肌を沈静してくれるそう。
紫外線による髪のダメージ対策に
太陽の光を浴びた後のスキンケアには気を使っているけれど、髪については特に何もしていないという人も多いのでは? 実は、髪には肌の2倍以上の紫外線が降り注いでいると言われているんです。
紫外線によるダメージを受けた髪は、手触りが悪くなったり、パサつき・ごわつきなどの乾燥による髪トラブルを引き起こすことが。
紫外線による乾燥ケア機能で、ダメージを受けた髪を補修してくれるラボンホリックの「ヘアフレグランスミスト」。髪の毛のパサつきや指通りの悪さが気になるときはもちろん、3種のフレグランスが揃っているので、気分に合わせて香りを楽しみたいときやにおいケアにもおすすめです。カラーキープや静電気防止機能が備わっているのもうれしいポイント。
▲LavonsHolic (ラボンホリック) ヘアフレグランスミスト 150mL(左から、ラブリーシック、ウキウキウィークエンド、グッドバイブスオンリー)
うっかり日焼けを防ぐため日焼け止めは正しく塗って
日焼け止めの塗り忘れしやすいパーツ
1. 首&デコルテ
40代以降は首のシワ、デコルテのシミは表面化しやすくなるため、この部分はしっかりと日焼け対策を行いましょう。
2. 耳まわり
耳の裏やその周辺の肌も意外と紫外線を浴びやすいパーツです。デイリーシーンでも紫外線リスクは蓄積するので要注意!
3. うなじ
自分ではなかなかチェックできない部分ですが、美肌をキープするためにはここも日焼け止めをきちんと塗っておくべき場所です。
4. 髪
肌のようにシミができるわけではありませんが、髪が日焼けするとキューティクルが剥がれやすくなり、パサついたりツヤが失われたりしてしまう可能性が。切れ毛や枝毛が発生するリスクもあります。スプレータイプやオイルタイプの髪用UVアイテムを使って、日々ケアしていきましょう。
日焼け止めの正しい塗り方
日焼け止めの正しい塗り方ポイントは以下の2つ。
1. 顔全体と細部の2回に分けて塗ること
2. 指のはら全体で塗ること
「この2つを守れば顔が白浮きしませんし、メークがくずれにくくなります。指先だけを使ってパーツごとに少しずつ伸ばす人がいますが、これだと塗っている間に日焼け止めの水分が蒸発してムラづきすることに。日焼け止めがムラづきすると紫外線が入る隙間ができたり、メークの仕上がりに影響したりするので気をつけましょう。正しい塗り方をマスターして、太陽を気にせずお出かけを楽しみましょう」(ヘア&メークアップアーティスト 佐伯さん)
まずはパール粒1つ分の日焼け止めを手に取りましょう。ローションタイプの場合は、1円玉1枚分を目安に。
日焼け止めを塗るのはスピードが命。指先ではなく指のはら全体を使った「面」で塗っていきます。左右の指のはらを合わせてクルクル広げます。
両頬の内側に指のはらを置き、外側に向かってサッと塗りましょう。その後、額→あご→フェイスラインへ。
日焼け止めを少量足したら、口元・目元など細部を指先で塗りましょう。
最後は手のひらを使って顔をハンドプレス。これにより肌にしっかりと密着し、重ねるファンデーションのなじみも良くなります。