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2021.10.03

「おいでください」の意味や使い方とは?【間違いやすい敬語表現】

相手に来てもらうよう依頼したいときは、「おいでください」を使うのが適切です。敬意を含むため、目上の人にも使えます。ただし、間違いやすい敬語表現でもあるため、使い方を正しく理解しておきましょう。今回はおいでくださいの意味や例文について解説します。

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「おいでください」の意味や使い方をご紹介

「おいでください」は、相手に来てほしいとお誘いする際に使う言葉です。プライベートはもちろん、ビジネスシーンでも多用されます。相手への敬意が込められており、目上の人に使うことも可能です。ただし、少しの違いで誤った敬語になることがあるため、使い方には注意しましょう。ここでは、正しい意味や使い方について解説します。

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「おいでください」は相手に来てもらうときに使う尊敬語

おいでくださいは、「来てください」の丁寧な言い方です。敬意が伝わる表現であるため、場面を問わず目上の人に対して使えます。なお、来てもらったことを報告する場面では「おいでくださいました」と言うこともあります。漢字表記は「御出でください」で、「おいで」は「行く・来る」、「ください」は「する」の尊敬語です。尊敬語が連続しますが、二重敬語ではなく正しい敬語として扱われています。

「おいでください」を使う際の注意点

「おいでください」には似ている言葉がいくつかありますが、誤った敬語であることが多いため、注意しましょう。例えば、「おいでになる」に「れる・られる」をくっつけた「おいでになられる」は、二重敬語となるため誤用です。二重敬語とは、一つの単語に同じ種類の敬語をつなげた言葉のこと。同様に、おいでくださいに「なって」をくっつけた「おいでになってください」も、二重敬語のため誤りです。ビジネスシーンで間違った言葉遣いをすると、評価を下げることにつながります。相手に来てもらうようお願いする際は、敬語が間違っていないかをきちんと確認しましょう。

【シーン別】おいでくださいの例文3つ

おいでくださいの例文を3つ、ご紹介します。()内はそれぞれの例文を使う場面です。

・ぜひおいでください。(歓迎を表す)
・〇時までにおいでください。(日時を指定する)
・〇〇までおいでください。(場所を指定する)

 

おいでくださいはプライベートでもビジネスでも便利に使えるため、例文を覚えて丁寧な誘い方をマスターしましょう。

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1.歓迎を表すときは「ぜひおいでください」

「ぜひおいでください」は、お誘いするとともに歓迎の意思を伝えたい場面で使用します。「ぜひ」は「何卒」と同義で、心から強く願うことを意味する言葉です。おいでくださいの前につけることで、心から来てほしいという思いを込められます。「ぜひおいでください」は、文章の締めや別れのあいさつとして述べることが多い表現です。なお、一度来てもらって再びお誘いする際は、直前に「また」をつけるいいでしょう。

以下は、ぜひおいでくださいを使った例文です。

弊社主催でパーティーを行いますので、ぜひおいでください。

2.日時を指定するときは「◯時までにおいでください」

特定の日時に来てほしい場合は、「◯時までにおいでください」を使います。例えば、面接の詳細を連絡する場面です。もし時間厳守の予定ではないなら、思いやりのある言葉を添えるようにしましょう。「よろしければ」「差し支えなければ」を使い、相手への配慮を盛り込みます。ただし、「なるべく」や「可能な限り」は敬意を含んだ言い方ではないため、目上の人に使うのは避けましょう。

以下は日時を指定してお誘いする際の例文です。

当日は〇時までにおいでください。

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