【目次】
・覚えておきたいワックスの種類や選び方
・ショートヘアのワックスを使った1分スタイリング
・ワックスを使った雨の日の巻き髪スタイリング
・無造作でおしゃれなパーマのワックススタイリング
・マルチに使えるおすすめヘアワックス
・アホ毛やチリ毛はスティックワックスが使える
【目次】
覚えておきたいワックスの種類や選び方
ヘアワックスの種類と特徴
ヘアワックスと一口に言っても、その種類はさまざまです。
ファイバータイプ
髪型髪質問わず使える、ファイバー(繊維)が入ったワックス。糸を引くようにのび、髪へのなじみがよい。
クリームタイプ
髪の流れを出したいときやふんわりさせたいときにおすすめ。キープ力は低いが程よくルーズな仕上がりに。
ジェルタイプ
髪のクセやパーマを生かしたい人に。髪を固めてツヤを与える。
ドライタイプ
キープ力が高く、ツヤが出にくいマットで硬めのワックス。
スプレータイプ
スタイリング簡単でキープ力も◎。
ムースタイプ
髪へのなじみがいいのでクセ毛やパーマスタイルにおすすめ。ツヤも出やすい。
パウダータイプ
粉状のワックス。ボリュームを出したい人に。髪のベタつきが苦手な人にもおすすめ。
グリースタイプ
ツヤやウエット感の出やすい硬めのワックス。質感の異なるワックスと合わせて使うのがGOOD。
ウォータータイプ
ミストタイプのワックス。髪を固めずにセットできる。固形ワックスのようなベタつきも気にならない。
カラータイプ
髪に色をつけられるワックス。メッシュなどのポイント使いにも!
ヘアワックスを選ぶときのポイント
ワックスは理想の仕上がりによって選ぶ種類を変えるようにしましょう。それぞれの仕上がりにおすすめなワックスのタイプはこれ!
ふんわり感をつくる:水分や油分の少ないドライタイプのワックス。
ツヤ感を出す:ジェルタイプやクリームタイプのワックス。
ウエット感を出す:ジェルやバター、天然由来成分のワックス。
ボリュームアップさせる:油分の少ないクリームタイプ。
ボリュームをおさえたい:ホールド力がソフトなタイプのワックス。
動きがほしい:ファイバータイプ。
ショートヘアのワックスを使った1分スタイリング
ウエットなハネ感は、ナチュラルバームが最適!
HOW TO
バームを10円玉大とって手のひらにしっかり広げ、まずは髪の内側からなじませる。そのあと根元から手グシを通し、毛先は握りながら外ハネに。
▲ミルボン ジェミールフラン メルティバターバーム 40g(サロン専売品)
手のひらで溶けるバーム状のオイルワックスで、濡れ感を演出。
ワックスを使った雨の日の巻き髪スタイリング
湿気の重みで髪がつぶれ、カールも崩れるから、雨の日は巻き髪を避ける人が多いのではないでしょうか。
崩したくなくて強くぐりんぐりんに巻くと、すごく古臭くなるのも問題あり。今回は、今っぽいゆるカールが1日中いい感じに見えるスタイリング方法を紹介します。
HOW TO
乾いた髪をいきなり巻くのではなく、熱を味方につけて髪のカールがつきやすくなり長持ちもできるカールキープ剤を全体になじませる。少し湿りを感じる程度につけてから、自然乾燥するかドライヤーを使ってまた完全に乾かす。
髪が濡れている状態で高温のアイロンを通すとダメージの原因になるため、必ずキープ剤の水分を飛ばすこと。
おすすめアイテム
▲黒ばら本舗 速乾巻き髪ローション 200ml
カールアイロンの熱で、ケラチン由来の補修成分が毛髪強度を高めてカールをキープ。巻いた後、髪が温かいうちにほぐすと無造作カール、冷めてからほぐすとしっかりカールに。最後にもうワンプッシュスプレーすると、より長持ち。
髪の長さにより、使うカールアイロンの太さを変える。ロングの場合は32mmなど中太のもの、ミディアムやボブの場合は26mmくらいのやや細めのものがおすすめ。表面の髪を分け取っておいて、まずは毛先を外巻きワンカール。
巻いたら2〜3秒おいてクセをつけ、そのまま毛先まですべらせて、外す。前髪以外の全部の毛先を巻いておく。この外巻きをしておくと、表面のミックスカールがダレてしまった場合でも全部が崩れることなく、だらしなく見えない。
中間はリバース&フォワードのミックス巻きに
分け取っておいた表面の髪は、顔のすぐ横の毛束は髪の中間部分からアイロンを挟んで後ろ向きに巻くリバース巻きにする。ゆっくりと巻きながらクセをつけて、アイロンを引き抜いて。その後ろの毛束は前向きに巻くフォワード巻きに。
これを繰り返してミックス巻きにする。注意点として、顔の両側の横の毛束は必ずリバース巻きにすること。また、髪の中間部分に一番クセがつくように意識すること。そうすると抜け感が出て、古くならない。
頭のてっぺんの髪をひとまとめに取り、根元を立ち上げながら後ろ向きに巻いてすぐにアイロンをスルーさせる。トップをふんわりさせて、後頭部にも丸みを出すため。このカールが強いとわざとらしい盛り髪みたいになってしまうので、あくまでもやりすぎないように。
髪は熱が冷める時にクセづくため、しっかりクセをつけたい場合は巻いた後の熱をそのまま冷ましてからほぐすのがおすすめ。カールは水分や油分でダレるので、スタイリング剤はクレイ系などのマットなワックスを。一気にたっぷりつけるのではなく、小指の先ほどの量を指の間にまでしっかり広げ、毛先の内側→中間の内側→髪の表面の順で下からクシャッと握るようにつけていく。
ワックスの量が足りないなと思ったら、ほんの少しずつ足すように。最後はワックスを足さず、その手のまま前髪の毛束をつまむようにつけて完成。もっとしっかりキープしたいときは、髪をほぐしながらキープスプレーを下から吹きつける。1か所につけすぎるとバリバリになるので、つけ方に注意を。
おすすめアイテム
▲アリミノ ダンスデザインチューナー ハウスエアリー 50g
柔らかい髪も根元からふんわり立ち上げて、カールヘアをエアリーにキープするクレイワックス。マットな質感なのでつけすぎてバサバサにならないよう、少量をしっかり手に広げてラフにつけるといい感じに。
髪にさりげないカールがついていると、女っぽくてこなれた感じですよね。洒落っ気のあるニュアンス巻きで、憂鬱になりがちな雨の日を乗り切りましょう!
無造作でおしゃれなパーマのワックススタイリング
パーマがかかっているので、ウエット時にオイルやバームなど保湿できるアウトバストリートメントを少しなじませてから、手でもみ込むようにドライヤーで乾かす。
ベタつかないタイプのワックスをほんの少し、よーく手に広げてから、毛先から髪を持ち上げるようにクシャッと揉み込んで束感と空気感を出し、指先で形を整える。
Side
マルチに使えるおすすめヘアワックス
ナプラ N. ナチュラルバーム
天然由来成分のみでできたバームだから、髪だけでなく全身に使えるマルチユースタイプ。毛髪補修成分や毛髪保湿成分が配合されており、髪に潤いとツヤを与えながら繊細なニュアンスを作ることができる。
アラミック OWAY シャビィ・マッド
髪に栄養を与えながらニュアンスを出す、天然由来のクレイワックス。軽い束感を出し、空気感のあるランダムなスタイルに仕上げる。髪質や髪の長さを選ばず、マルチに使えるのもうれしい。プロにも愛用者多数。
ジョンマスターオーガニック ナチュラルバームヘアワックス
ストレートアイロンを通さず、自毛のうねりを生かしつつバームで髪にまとまり感をプラスするだけでいい感じに。『ヘアワックス』という名前なので髪の形を作るというイメージがあると思いますが、これはケア効果があってツヤを出してくれるもの。油分が多めなので髪がしっとり仕上がります。テクスチャーは固めで、ミディアムヘアなら小指の先くらい、ロングならもう少し多めに取って、手のひらの根元でこすりながら柔らかく溶かします。それを指の間にまで広げ、髪の下から手を入れて内側につけてから、表面は手ぐしでとかすようにしてなじませます。顔周りにもきちんとつくように。ここにツヤと毛束感があるだけで完成度が見違えます。このバームはハンドクリームにもなるので、髪につけ終わったらそのまま手になじませてOK。柑橘系のナチュラルな香りです(スタイリングアーティスト・和田明日香さん)
ダイアンボヌール オーガニックヘアワックス(バーム)
おすすめの使用方法
ヘアスタイリング
ツヤ感の演出に。たっぷり使ってウェットヘアにも。少量を手のひらに伸ばし、手の熱でオイル状にしてか らニュアンススタイリングがおすすめ。髪にツヤが欲しい時、乾燥していると感じた時は、スタイリングの最後に。シグネチャーオイルと混ぜ、たっぷりつけてウェットヘアの演出にも最適。
ハンド&ネイルマッサージ
手のひらを合わせて少し温めてから使用します。保湿効果で肌を柔らかく整えてくれます。
ひじ&ひざ&かかとのケア
ひじ、ひざ、かかとなど乾燥しやすい部分を中心に、やさしくマッサージするようになじませます。
リップトリートメント
かさつきやすい唇の乾燥や荒れから守り、うるおいのある唇に導きます。また、ナチュラルなツヤ感を演出するのにもおすすめです。
フレグランス
フタをはずしてお部屋に置き、お部屋の中をほんのりゼラニウム&ラベンダーの香りで演出。また、首元、手首、足首などにひと塗りしてフレグランスとして楽しむこともできます。
こんなに使える便利なバーム、メイクポーチの必需品にしない理由が見つからない!
ルベル/タカラベルモント モイ バーム アースピース
ヴィジュアルアーティストのTakako Noelとコラボした限定バーム。湿気に負けない特徴成分が髪を保湿・保護して、ほどよいウエット感で旬の雰囲気に。スタイルの崩れを防いで、クセによる広がりも抑制。
アホ毛やチリ毛はスティックワックスが使える
朝にしっかりスタイリングやアレンジをして「これで大丈夫!」と思っても、時間が経つと分け目にアホ毛が立ってきたり、表面に細かなチリ毛が出てきたりしますよね。特に湿気が気になる時期はそれが顕著。
アホ毛やチリ毛があると、なんとなーくだらしないように見えて気になってしまいます。そんな髪を直すときにひとつあると便利なアイテムを紹介します。
表面の細かいチリ毛にはスティックワックス
手を汚さず広い範囲に塗れるスティックワックスを髪の表面をなでつけ、ブラシを通せばたちまちキレイに。細かな毛を整えるのはもちろん、アップアレンジをする際に直塗りして表面を整えたり、落ちてくる襟足の髪を押さえたりといろいろな使い方ができる。
1.マンダム ルシードエル #マルチアレンジスティック
髪のベタつきを抑える2種のパウダー配合により、高いセット力と自然な仕上がりを両立。湿気や汗からヘアスタイルを守る湿気シールド処方や、髪に潤いを与えるシアバター処方もうれしい。握りやすい楕円型。
2.クラシエホームプロダクツ いち髪 ヘアキープ和草スティック (ナチュラル)
スタイルアレンジ&キープ成分の米ぬかロウや、補修&予防成分の純・和草プレミアムオイルを配合した処方で、髪をケアしながらスタイルを守り抜く。アホ毛・前髪・まとめ髪に直塗りするだけでスタイリング完了。
3.コーセーコスメポート ビオリス ボタニカル スティックワックス
エッセンシャルオイルを贅沢に使用した香りに癒される。サッとなでつけるだけで、傷んだ髪を補修しながら紫外線や乾燥などのダメージから髪を守る。スタイルキープができるのに、白くならないのもGOOD!