親への妊娠報告はいつがいい?
親に妊娠報告をする上で、真っ先に悩みがちなのがそのタイミングです。いつごろ報告すべきか、そのポイントをお伝えします。
まずはパートナーと話し合おう
妊娠報告の方法やタイミングを決める際には、まずパートナーと話し合いをしましょう。両家の親へ妊娠報告をするとき、ママとパパで共通認識がない状態だと、思わぬトラブルにつながることがあります。
例えば、自身は安定期に入って落ち着いてから妊娠報告しようと思っていたにもかかわらず、パートナーがうれしさのあまり、自分の親にだけ、先走って報告をしてしまうという事例をよく耳にします。当然、報告が遅れてしまった方の親が悲しい思いをしてしまうことも考えられるでしょう。
報告のタイミングや方法については、夫婦で事前に話し合っておき、「誰に・いつ・どのような方法で」妊娠報告するかを2人で決めるようにします。その際に、今後の生活や産前産後に親に協力してほしいことについて、併せて意見交換をしておくとベターです。
妊娠報告のタイミング
人や家庭によって、妊娠報告するタイミングには差があるもの。自分と家族にとってベストな報告タイミングを判断しましょう。
妊娠が分かったらすぐ
妊娠はおめでたいことであるため、分かり次第すぐに伝えたいという人も少なくありません。特に自分の親には、妊娠検査薬の陽性結果が出た直後や産婦人科で心拍確認が取れ次第、すぐに伝えたくなる人もいるでしょう。
早めに伝えておくことで、同じタイミングで妊娠のよろこびを分かち合えます。特に初めての妊娠で分からないことが多く不安な女性なら、早い段階で、親のサポートを得られる安心感もあり心強いでしょう。
母子手帳をもらったら
母子手帳をもらったタイミングに合わせて、親へ妊娠報告をする人も。あまり考えたくないことですが、妊娠初期にはどうしても流産などのリスクがゼロとはいえません。
心拍が確認でき妊娠と診断を受けた後も、その後の診察で胎児の心拍が確認できなくなってしまうこともあります。妊娠が分かってすぐに親へ伝えると、もしものことがあった場合、親も自分自身もつらい思いをしてしまう可能性が否定できないのです。
母子手帳が発行されてからは妊婦検診がスタートし、本格的に出産への準備を始めていく段階です。母子手帳を受け取ったタイミングと同時に報告するのも一つの選択肢でしょう。
安定期に入ったら
安定期に入った頃も、報告に適したタイミングです。一般的に、母子ともに安定状態に入る16週目あたりからが安定期とされ、初期流産のリスクが減るといわれています。安定期に入ってから報告すれば、周囲に説明する際に、女性の心の負担も軽くなるでしょう。
ただし、つわりがひどいケースなど周りの理解や助けを得たい場合には、安定期に入る前でも伝えた方がよいことがあります。早めに妊娠を報告しておくことで、周囲もスムーズに対応してくれるでしょう。
みんなはいつ妊娠報告した?
みなさんはどのタイミングで親への妊娠報告をしたのでしょうか。女性100人にリサーチしてみました。
【質問】「親への妊娠報告」は、いつしましたか?
・妊娠検査薬の陽性結果が出てから…24.4%
・産婦人科で心拍確認してから…46.2%
・母子手帳をもらってから…15.1%
・安定期に入ってから…12.6%
・その他…1.7%
※アンケートは30~45歳の日本全国のワーキングマザーを対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数119名。
最も多かったのは、「産婦人科で心拍確認してから」のタイミングで親に妊娠を報告が46.2%。次が「妊娠検査薬の陽性結果が出てから」の24.4%と、妊娠が分かってすぐのタイミングで報告している人が多い結果となりました。「母子手帳をもらってから」の報告までで全体の85%以上となります。
このタイミングで親へ妊娠報告したそれぞれの理由も教えていただきました。
妊娠検査薬の陽性結果が出てから
・不安なことが多かったので、すぐに知らせて、病院についてきてもらった。 (30代・岩手県・子ども1人)
・毎週一回は実家に行っているし、不妊治療をしていたので結果が出たらすぐ報告しようと思いました。双子だと分かった時はとてもびっくりしましたが、いい経験をしました。 (40代・千葉県・子ども3人)
・嬉しかったのでなるべく早く知らせたかった。 喜んでくれて、身体を心配してくれた。 (40代・大阪府・子ども1人)
・妊娠検査薬をして、陽性が出たと同時にデキ婚なので結婚報告も兼ねて一緒にした (30代・兵庫県・子ども1人)
産婦人科で心拍確認してから
・妊娠検査薬の段階では夫とのみ共有し、高齢出産だったので心拍確認の壁を超えてからにしようとなりました。親はとても喜んでくれ、間違いだといけないのでちゃんと専門の人に確認をとってからの方がいいと思って (40代・香川県・子ども2人)
・流産したら報告したくなかったので心拍確認できたと聞いて。安心して喜んでいた (30代・静岡県・子ども2人)
・一度流産しているので心拍が確認出来て手帳を貰ってからと思っていたので。 喜んでもらえて励ましてもらったので嬉しかった (30代・奈良県・子ども1人)
・心拍が確認できないと糠喜びさせそうだったから。 (40代・新潟県・子ども2人)
母子手帳をもらってから
・できるだけ早く、しかし確実に妊娠しているとわかってからでないとかえって心配させるから。 (40代・大阪府・子ども2人)
・心拍が確認できて、母子手帳をもらったので報告した。 (30代・愛知県・子ども2人)
・早めの方がいいと思い、母子手帳をもらってすぐに報告しました (30代・兵庫県・子ども1人)
・高齢で授かったこの為、流産を心配して。 (40代・滋賀県・子ども1人)
安定期に入ってから
・安定期までは何があるかわからないから、喜んでもらえてよかった (30代・千葉県・子ども1人)
・流産したら残念だから、安定期に入ってからの報告をした。 とても喜んでくれた。 (40代・愛媛県・子ども2人)
・高齢だったこともあり、安定期まで待って報告した。 報告して喜んでいた。 (40代・愛知県・子ども1人)
報告の方法は?
報告の仕方だけでもさまざまな方法が考えられます。自分や親の都合を考慮しながら、ぴったりの報告手段を選びましょう。